大井町「大山酒場」
居酒屋探偵DAITENの生活 第19回 2007年4月19日(木) 【地域別】 【時間順】
※2009年3月27日 惜しまれつつ閉店。
大井町「大山酒場」
いつも忙しいRAM元帥がある仕事がらみの飲み会の帰り、時間を特別に作ってくれたので、ASIMO君と3人で向かったのは大井町であった。今ブログ初登場のRAM元帥は終電近くまで働く超多忙な管理職。仕事がらみの飲み会ばかりで、楽しく居酒屋タイムを満喫する時間がないとのこと。昨年、RAM元帥と二人で品川駅港南口の有名居酒屋に行って、あまりの混雑の為入れず、仕方なく品川駅構内の居酒屋で済ましたことがあった。
その有名店には、ASIMO君と二人で行った時にも入れなかった経験があった。過去にこの店に入れたのはOZAKI先生と二人、賄い食を店の人たちが食べる少し前のような閉店間際の遅い時間だけであった。因みに店名は「あかねや」である。美人で恐い有名ママがいる魚のうまい店である。
JR大井町駅東口改札を出て、左脇の道に入ると、すぐ目の前に2本の路地へと続く入口が並んでいる。中は「東小路」と呼ばれる飲み屋街である。この「東小路」は、今はもう様変わりしてしまった生まれ故郷の川崎駅西口の路地の風景に似ている。ゆえに、ここに来るたび「故郷」に戻ってきたような気持ちにさせられるのだ。
この「東小路」の2本の路地の北側に、一人がやっと通ることの出来るような細い3本目の路地がある。路地の入口上に看板が出ているが、そこに入口はない。暗いその路地を5メートルほど進んだ左手に、古い理髪店のような扉がある。それが今日の店「大山酒場」の入口である。前回、品川の「あかねや」に入れなかった時、ASIMO君と来たのもこの「大山酒場」であった。「あかねや」にふられた同志であるRAM元帥とASIMO君が「大山酒場」で、今回飲むわけである。
3人で店に入る。店に入って、左右を見ると、左手にカウンターが続き、右手にもカウンターが連なる。右手カウンターの背後には、4人掛けの小さなテーブルが並んでいる。その先に二階席への階段が見える。その階段の前には、前回は無かった大画面テレビを発見。昔はここに15インチ程度の小さなテレビがあった。レトロな雰囲気の店にちょっと不似合いな新参者ではあるが、野球などを見ながら酒を呑む常連の皆さんには評判が良いに違いない。
3人で座った席は、木製の座面の小さな丸椅子になっていて、長居するようには出来ていない。しかし、居心地が悪い筈のこの椅子に、今日はなんと2時間あまりも落ち着いてしまうことになった。
まずはレモンサワー(300円)を3つもらい乾杯をする。この店はオムレツやハムエッグスなど卵料理が有名であるが、その中から、しらすオムレツ(550円)を選び、まぐろぶつ(550円)をとる。
そこから3人共ずいぶん呑んだ。会話はRAM元帥のリードでまじめな話題、仕事に関わるシビアな話で終始した。しかし、有意義な一時ではあった。
ASIMO君はレモンサワーダブル(520円)を繰り返し飲んでいた。RAM元帥と私は途中からウイスキーオールド(380円)の水割りをいただいた。ウインナー(400円)、トマト(300円)、味たまメンマ(300円)、煮込み(400円)、焼肉キムチ炒め(550円)、塩から(280円)などのつまみを食べた。
店内では、白衣を着て三角巾を頭につけた女性たちが一生懸命働いている。その姿は、私が子供の頃、川崎駅西口で店を開いていた頃の母の姿と重なる。酔いも手伝って、時が40年前に戻ってしまったような懐かしさがこみ上げた。
いつの間にか閉店時間をかなり過ぎていた。2時間ほどの滞在時間。「大山酒場」は、つまみも酒も、どれも単価は安い。しかし、3人で9000円を越えるお勘定となってしまった。ずいぶん飲んだものである。
あの木製丸椅子よりも私の尻は遙かに面積がある。長居の為に尻に残った痛みは、翌日もしばらく続いた。次回は、一度も上がったことのない2階席に行ってみたいと思う。懐かしい「昭和の酒場」であった。
大井町 「大山酒場」
住 所 品川区東大井5-2-13 電話03-3474-4749
定休日 土曜・日曜・祝日 営業時間17:00~22:30
実力派俳優になりたい人は→ 咲良舎/櫻塾
※2009年3月27日 惜しまれつつ閉店。
大井町「大山酒場」
いつも忙しいRAM元帥がある仕事がらみの飲み会の帰り、時間を特別に作ってくれたので、ASIMO君と3人で向かったのは大井町であった。今ブログ初登場のRAM元帥は終電近くまで働く超多忙な管理職。仕事がらみの飲み会ばかりで、楽しく居酒屋タイムを満喫する時間がないとのこと。昨年、RAM元帥と二人で品川駅港南口の有名居酒屋に行って、あまりの混雑の為入れず、仕方なく品川駅構内の居酒屋で済ましたことがあった。
その有名店には、ASIMO君と二人で行った時にも入れなかった経験があった。過去にこの店に入れたのはOZAKI先生と二人、賄い食を店の人たちが食べる少し前のような閉店間際の遅い時間だけであった。因みに店名は「あかねや」である。美人で恐い有名ママがいる魚のうまい店である。
JR大井町駅東口改札を出て、左脇の道に入ると、すぐ目の前に2本の路地へと続く入口が並んでいる。中は「東小路」と呼ばれる飲み屋街である。この「東小路」は、今はもう様変わりしてしまった生まれ故郷の川崎駅西口の路地の風景に似ている。ゆえに、ここに来るたび「故郷」に戻ってきたような気持ちにさせられるのだ。
この「東小路」の2本の路地の北側に、一人がやっと通ることの出来るような細い3本目の路地がある。路地の入口上に看板が出ているが、そこに入口はない。暗いその路地を5メートルほど進んだ左手に、古い理髪店のような扉がある。それが今日の店「大山酒場」の入口である。前回、品川の「あかねや」に入れなかった時、ASIMO君と来たのもこの「大山酒場」であった。「あかねや」にふられた同志であるRAM元帥とASIMO君が「大山酒場」で、今回飲むわけである。
3人で店に入る。店に入って、左右を見ると、左手にカウンターが続き、右手にもカウンターが連なる。右手カウンターの背後には、4人掛けの小さなテーブルが並んでいる。その先に二階席への階段が見える。その階段の前には、前回は無かった大画面テレビを発見。昔はここに15インチ程度の小さなテレビがあった。レトロな雰囲気の店にちょっと不似合いな新参者ではあるが、野球などを見ながら酒を呑む常連の皆さんには評判が良いに違いない。
3人で座った席は、木製の座面の小さな丸椅子になっていて、長居するようには出来ていない。しかし、居心地が悪い筈のこの椅子に、今日はなんと2時間あまりも落ち着いてしまうことになった。
まずはレモンサワー(300円)を3つもらい乾杯をする。この店はオムレツやハムエッグスなど卵料理が有名であるが、その中から、しらすオムレツ(550円)を選び、まぐろぶつ(550円)をとる。
そこから3人共ずいぶん呑んだ。会話はRAM元帥のリードでまじめな話題、仕事に関わるシビアな話で終始した。しかし、有意義な一時ではあった。
ASIMO君はレモンサワーダブル(520円)を繰り返し飲んでいた。RAM元帥と私は途中からウイスキーオールド(380円)の水割りをいただいた。ウインナー(400円)、トマト(300円)、味たまメンマ(300円)、煮込み(400円)、焼肉キムチ炒め(550円)、塩から(280円)などのつまみを食べた。
店内では、白衣を着て三角巾を頭につけた女性たちが一生懸命働いている。その姿は、私が子供の頃、川崎駅西口で店を開いていた頃の母の姿と重なる。酔いも手伝って、時が40年前に戻ってしまったような懐かしさがこみ上げた。
いつの間にか閉店時間をかなり過ぎていた。2時間ほどの滞在時間。「大山酒場」は、つまみも酒も、どれも単価は安い。しかし、3人で9000円を越えるお勘定となってしまった。ずいぶん飲んだものである。
あの木製丸椅子よりも私の尻は遙かに面積がある。長居の為に尻に残った痛みは、翌日もしばらく続いた。次回は、一度も上がったことのない2階席に行ってみたいと思う。懐かしい「昭和の酒場」であった。
大井町 「大山酒場」
住 所 品川区東大井5-2-13 電話03-3474-4749
定休日 土曜・日曜・祝日 営業時間17:00~22:30
実力派俳優になりたい人は→ 咲良舎/櫻塾
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