川崎 立呑亭「帆立屋」川崎店
居酒屋探偵DAITENの生活 第222回 2009年6月1日(月) 【地域別】 【時間順】
川崎 立呑亭「帆立屋」川崎店
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「居酒屋探偵DAITENの生活」第10回のやきとり・炭火焼「味よし」第1回に書いた通り、私は川崎駅西口駅前で生まれた。ミューザ川崎というシンフォニー・ホールを持つ高層ビルの一角、エスカレーターを降りた辺りに私の生まれた家は建っていた。
最近はショッピングセンター「ラゾーナ川崎プラザ」が近いので、買い物の為に来ることが多い。そんな帰り、ミューザ川崎の一階にある小さな大衆酒場に入る時がある。今まで紹介したことがないその店は立呑亭「帆立屋 川崎店」という。ちょうど、ミューザ川崎の一階の裏側部分に、まるで路地のように思える飲食街があり、出入口の高いところに「40番地」という看板が出ている。立呑亭「帆立屋」は「40番地」の一部ではないが、その入口近くにある。
1972年4月1日、川崎市が政令指定都市となり幸区が出来るまで、この辺りは「川崎市大宮町40番地」であり、そこに飲屋街があった。その名残りで「40番地」という名前になったようである。現在は品の良い居酒屋、そば屋、沖縄料理店などが並んでいるが、当時は闇市起源の危うい飲屋街であった。
ひとりで買い物を済ませた後など、立呑亭「帆立屋」はちょうどいい。立呑亭となっているが、実際には立呑みではなく、高い丸椅子がある。
店に入ると、左側の壁際カウンターの左端に座った。いつもの場所である。その左側カウンターに8人程度、奥の壁に四人テーブルと六人テーブル、店の中央に10人程度が座れる巨大テーブルがある。元々、「立呑亭」という名前が示す通り、ちゃんとした立ち飲み店であった。しかし、いつの日か丸いテーブルが入り、座り飲みの店になってしまった。立ち飲みから座り飲みになってしまう店は最近多い。繁盛店は立ち呑みとして生き残るけれど、それほどではない店は椅子を入れてしまう。そうすると、今度は立ち呑み好きの客が去ってゆく。こういう話は多いのである。「帆立屋」の場合、日本酒の一杯売りと「活ホタテ焼(380円)」など一部のつまみを除いて、基本的に酒、つまみ共に315円均一となっている。毎日飲む方にとっては、その日の予算を立てやすいので良い。この辺りが繁盛店としてちゃんと生き残っている理由かもしれない。
まずは、レモンサワー(315円)と、鳥皮ポン酢(315円)、ねぎま串(315円)をもらった。私は鳥が好きである。なんこつ、ねぎま、レバーの3種各1本がそれぞれ315円、三種各1本の串セットが315円である。
この場所に座り、独り酒を楽しむのはいつもとても和む、何しろ生まれ故郷である。病院ではなくお産婆さんの手で自宅で生まれた人間の場合、本当にこの世に生を受けた場所の座標軸をほぼ正確に知ることが出来る。これは大病院で生まれた人とはちょっと違う不思議な感覚かもしれない。
気がつけば、かなりのお客さんになっていた。見ると、全員が黒い背広やジャケットに白っぽいシャツを来ている。まるで通夜の席にいるような不思議な気分になった。
2杯目は、純米酒黒松(350円)。
今回は私が「居酒屋探偵DAITENの生活」全222回で紹介した199軒目の店であった。次は200軒目である。3年間でこの数になった。居酒屋以外の業態は滅多に載せず、掲載店を選んでいるので、実際に行った店はずっと多いと思う。生まれた場所で酒を飲みながら、「どうしてこんな道に入ってしまったのか」等と考えた。
立呑亭「帆立屋 川崎店」の本店は、池袋にある24時間営業の立ち呑み店である。24時間営業の立ち呑み店に朝の7時に入ってみると、どんな感じであろうか。一度やってみたいと思う。
今回は二杯二品を守ることが出来た。午後7時25分から55分まで30分の滞在、お勘定は1,295円であった。

川崎 立呑亭「帆立屋 川崎店」
住所 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎1F
電話 044-555-8146
定休日 元日以外ほぼ無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR川崎駅西口下車徒歩2分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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川崎 立呑亭「帆立屋」川崎店




「居酒屋探偵DAITENの生活」第10回のやきとり・炭火焼「味よし」第1回に書いた通り、私は川崎駅西口駅前で生まれた。ミューザ川崎というシンフォニー・ホールを持つ高層ビルの一角、エスカレーターを降りた辺りに私の生まれた家は建っていた。
最近はショッピングセンター「ラゾーナ川崎プラザ」が近いので、買い物の為に来ることが多い。そんな帰り、ミューザ川崎の一階にある小さな大衆酒場に入る時がある。今まで紹介したことがないその店は立呑亭「帆立屋 川崎店」という。ちょうど、ミューザ川崎の一階の裏側部分に、まるで路地のように思える飲食街があり、出入口の高いところに「40番地」という看板が出ている。立呑亭「帆立屋」は「40番地」の一部ではないが、その入口近くにある。
1972年4月1日、川崎市が政令指定都市となり幸区が出来るまで、この辺りは「川崎市大宮町40番地」であり、そこに飲屋街があった。その名残りで「40番地」という名前になったようである。現在は品の良い居酒屋、そば屋、沖縄料理店などが並んでいるが、当時は闇市起源の危うい飲屋街であった。
ひとりで買い物を済ませた後など、立呑亭「帆立屋」はちょうどいい。立呑亭となっているが、実際には立呑みではなく、高い丸椅子がある。
店に入ると、左側の壁際カウンターの左端に座った。いつもの場所である。その左側カウンターに8人程度、奥の壁に四人テーブルと六人テーブル、店の中央に10人程度が座れる巨大テーブルがある。元々、「立呑亭」という名前が示す通り、ちゃんとした立ち飲み店であった。しかし、いつの日か丸いテーブルが入り、座り飲みの店になってしまった。立ち飲みから座り飲みになってしまう店は最近多い。繁盛店は立ち呑みとして生き残るけれど、それほどではない店は椅子を入れてしまう。そうすると、今度は立ち呑み好きの客が去ってゆく。こういう話は多いのである。「帆立屋」の場合、日本酒の一杯売りと「活ホタテ焼(380円)」など一部のつまみを除いて、基本的に酒、つまみ共に315円均一となっている。毎日飲む方にとっては、その日の予算を立てやすいので良い。この辺りが繁盛店としてちゃんと生き残っている理由かもしれない。
まずは、レモンサワー(315円)と、鳥皮ポン酢(315円)、ねぎま串(315円)をもらった。私は鳥が好きである。なんこつ、ねぎま、レバーの3種各1本がそれぞれ315円、三種各1本の串セットが315円である。
この場所に座り、独り酒を楽しむのはいつもとても和む、何しろ生まれ故郷である。病院ではなくお産婆さんの手で自宅で生まれた人間の場合、本当にこの世に生を受けた場所の座標軸をほぼ正確に知ることが出来る。これは大病院で生まれた人とはちょっと違う不思議な感覚かもしれない。
気がつけば、かなりのお客さんになっていた。見ると、全員が黒い背広やジャケットに白っぽいシャツを来ている。まるで通夜の席にいるような不思議な気分になった。
2杯目は、純米酒黒松(350円)。
今回は私が「居酒屋探偵DAITENの生活」全222回で紹介した199軒目の店であった。次は200軒目である。3年間でこの数になった。居酒屋以外の業態は滅多に載せず、掲載店を選んでいるので、実際に行った店はずっと多いと思う。生まれた場所で酒を飲みながら、「どうしてこんな道に入ってしまったのか」等と考えた。
立呑亭「帆立屋 川崎店」の本店は、池袋にある24時間営業の立ち呑み店である。24時間営業の立ち呑み店に朝の7時に入ってみると、どんな感じであろうか。一度やってみたいと思う。
今回は二杯二品を守ることが出来た。午後7時25分から55分まで30分の滞在、お勘定は1,295円であった。

川崎 立呑亭「帆立屋 川崎店」
住所 神奈川県川崎市幸区大宮町1310 ミューザ川崎1F
電話 044-555-8146
定休日 元日以外ほぼ無休
営業時間 17:00~23:00
交通 JR川崎駅西口下車徒歩2分
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三平さんですね