FC2ブログ

新宿 三平酒寮西口店

居酒屋探偵DAITENの生活 第224回  2009年6月7日(日)   【地域別】  【時間順】



新宿 三平酒寮西口店

  新宿三平酒寮外観

    ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


 「美しきものの伝説」

 不思議なことではあるが、2005年4月に新国立劇場演劇研修所(NNTドラマ・スタジオ)が出来るまで、プロフェッショナルの俳優を養成する国立の演劇学校が日本にはなかった。
 新国立劇場のサイトによると、研修期間は3年間であり、1、2年次は基礎的訓練とともに、第一線の演出家や俳優指導の専門家を軸とする講師陣によるシーンスタディを展開、3年次には修了公演に向けて数本の舞台実習公演を行っているという。

 NNTドラマ・スタジオの3期生の中に、S.A.P出身の俳優がいる。彼も出演する3年次の最初の実習公演を見る為、日曜日の午後1時、sakura創間元哉君と3人揃い、初台の新国立劇場小劇場へ行った。小劇場といっても最大468席という規模である。これだけの劇場で「演劇研修所」の生徒たちの実習公演を入場無料で上演できるということが凄いと思う。さすがは「国立」である。
 演目は宮本研作「美しきものの伝説」。上演時間三時間以上の大作である。通常は、俳優養成所の発表会の場合、高いレベルの芝居を期待しても始まらない。しかし、今回の場合は違った。そのレベルの高さに驚かされたのである。俳優それぞれがすでにある程度の「力」を持っている。2名ほど外部から客演の俳優も参加していたが、研修生の中には、同じ二十歳代でこれだけの力を持った者が既存の大劇団にどれだけいるだろうかと思わせる者もいた。



   西新宿  西新宿の風景

  旧稽古場を見てから「酒」

 芝居を見た後、こんなに3人とも機嫌が良いというのは珍しい。新国立劇場のすぐ下にある京王新線の初台駅から電車に乗らず、新宿まで歩くことにした。
 西新宿のヨドバシカメラなどがある繁華街に足を踏み入れた。昔、稽古場がこのあたりにあった。創間君はその時代のことを知らないので、その稽古場が入っていた雑居ビルの前まで3人で行ってみた。ビルはまだ残っている。今はその部屋にはバーが入っているようであった。因みに上記の写真中央のビルはその雑居ビルではない。当たり前である。

 しばらく、周辺を歩いてから日曜日の午後でもやっている大衆酒場「三平酒寮西口店」に入った。
 一階はゲームセンターになっている。凄い騒音の中、エレベーターに乗って三階で降りた。店内はとても広い。席数は150席という。午後3時まではランチタイムであり食事中心である。年中無休であり、昼間から酒が飲める貴重な店でもある。窓際の外が見える席に座った。

 ますば、創間君は生ビール中(520円)、私とsakuraはレモンサワー(320円)を頼み、乾杯である。
 焼きうどん(400円)、たこ刺身(480円)、魚のあら煮(400円)、ニラ玉子とじ(380円)を頼む。全部ボリュームがある。

 当然、話は芝居のこと。私としては正当な群像劇を見たという感想だった。本当に二十代の若い役者たちが素晴らしい演技をしていたと思った。NNTドラマ・スタジオ三期生はすごい。第一期、第二期のすでに修了した俳優達もいろいろなプロデュース公演で活躍をしているようである。S.A.Pのメンバーである彼にも頑張ってもらいたいと思う。

 二杯目は、私はライムサワー(320円)、創間君はレモンサワー(320円)。
 あら煮は創間君、うどんはsakura、ニラ玉は私、それぞれ発案したものが全部「正解」であった。
 座敷席で大学の体育会系のグループ、奥のテーブルで若い社会人らしきグループの宴会がそれぞれ始まった。ちょっとうるさいが席の選択が正しかった為、離れた場所なので、それほど気にはならない。ましてや、誠実な出来の良い芝居を見た後の私は機嫌が良いのである。逆に不誠実な芝居を見た後はついつい荒れてしまう。

 最後にsakuraは梅酒ロック(370円)、私は芋焼酎お湯割(300円)、創間君はやはりレモンサワー(320円)であった。日曜日の夕暮れ時、良い芝居を見て、新たな決意をもった3人であった。

 16時45分から18時15分まで約1時間半ほどの滞在。お勘定は4,980円であった。


  新宿三平酒寮看板

新宿 居酒屋「三平酒寮 西口店」
住所 東京都新宿区西新宿1-12-5 西口三平ビル3F
電話 03-3348-2198
定休日 年中無休
営業時間 11:30~23:00
交通 JR新宿駅南口下車徒歩4分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
新宿

Comments 0