渋谷 居酒屋「がんこ爺」本店
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第229回 2009年6月28日(日) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
渋谷 居酒屋「がんこ爺」本店
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一人芝居 コメディ・フランセーズ『神の曲芸師』 観劇
6月の最後の日曜日、東京は雨模様だった。コメディ・フランセーズの俳優ギヨーム・ガリエンヌの一人芝居が表参道の「銕仙会能楽研修所」であるというので、急遽、sakuraと行くことになった。
東京はあいにくの雨模様。電車も混んでいた。開演の十分前にようやく開場に到着。「研修所」といっても、「銕仙会能楽研修所」はきちんとした能舞台を持つ劇場である。
表参道から表参道四丁目の交差点の方へ歩いて行く。プラダの特徴的な建物(写真)の斜め先の交差点の向こう角に「銕仙会能楽研修所」があった。
小さな入口から中に入る。靴を脱ぎ、下駄箱に靴を入れて素足になり、二階の会場に階段で上がると、能舞台があった。木製の床が階段状になっていて、座布団を敷いて座るようになっている。足を前に出して座ることが出来、隣の人との間も十分にとられているので、椅子席よりもかえって楽であった。
会場には、SAPメンバーも数名来ていた。みんな勉強熱心である。
1998年にコメディ=フランセーズの一員となったギヨーム・ガリエンヌは、2008年からフランスのテレビ「Canal +」にて毎日放送の5分番組を担当、フランス国内で注目を浴びる存在とのこと。内容は下記の通り。
コメディ・フランセーズ『神の曲芸師』
劇場/銕仙会能楽研修所 作/ダリオ・フォー 演出/クロード・マチュー 出演/ギヨーム・ガリエンヌ
「無礼な言動はすぐさま火刑ゆき。そんな13世紀イタリアにおいて、自由で、信念の男フランチェスコは、みすぼらしい仲間たちと一緒にウンブリア州を巡る。道中にて、彼は数々の教会を再生させ、オオカミと交渉し、鳥たちに話しかけ、下品な言語で福音書を語ってみせる。陽気さとからかいでもって、アッシジのフランチェスコは野次馬たちを惹き付け、楽しませ、感動させながら、金銭や権力、人心操作、苦悩、そして戦争を告発してゆくのだ。」(パンフレットより引用)
会場はフランス人の姿も多かった。始まる前、フランス語があちらこちらから聞こえてくる。もちろん、ギヨーム・ガリエンヌ氏はフランス人であるから全てフランス語で演じられる。ただし、字幕が能舞台の上の部分に取り付けてあり、客席の一番後ろにいるオペレーターの方が舞台進行に会わせて、次々に表示してゆくので内容は解る。
しかし、字幕と舞台上の役者とを交互に見なければならず、かなり首が疲れた。
でも、ギヨーム・ガリエンヌ氏の演技は、不自由さを越え、言語の壁を越えて、素晴らしいものであった。台詞を言いながら去ってゆくラストシーンでは涙があふれてきた。
渋谷で呑む 居酒屋「がんこ爺」
「銕仙会能楽研修所」を出てから表参道の交差点に戻り、青山通りを歩いて渋谷駅方面に向かうことにした。
やがて、青山劇場と青山円形劇場のある「こどもの城」の前を通った。1996年に青山円形劇場でマリヴォーの「愛と偶然の戯れ」を上演した。その時の話をしながら向かったのは、青山劇場、青山円形劇場での仕事帰りにスタッフや役者が必ず行く店、居酒屋「がんこ爺」本店である。渋谷駅から行くとすれば、宮益坂下交差点から宮益坂を登り、最初の角を左に入った左手である。
sakura、SAPメンバー、計5名で入店。店内は奥に長く、入口右手に四人テーブル2卓。その次に広くなったスペースにテーブルが十数卓ある。さらに奥に入ると左手の調理場の前にカウンター。さらに奥に座敷が続いている。ぐるなびの情報によれば160名入れるという。大規模チェーンではなく、ある程度の人数の宴会に対応してもらえるのは便利である。チェーン居酒屋嫌いのスタッフは多い。ゆえに、渋谷での舞台関連のスタッフの打ち上げによく使われる。この店で何度、色々なスタッフと飲んだであろうか。
スーパードライ中生ビールを五杯頼んだ。この日は特別サービスで20パーセントオフ。なんと中ジョッキ一杯280円(税込294円)であった。毎日午後7時までに入れば、さらに中生一杯168円、サワー類157円である。
若いメンバーと一緒なので、まずは空腹を満たしたいということで、がんこのギョウザニア(451円)、高菜チャーハン(525円)を二つ、でっかい焼きおにぎり(399円)、ハンペンの明太子チーズ(420円)、海藻サラダ(525円)、チリポテト(367円)と一期に頼む。
まず、チリポテトがやってくる。ポテトフライにスパイスがまぶしてあり辛い。がんこのギョウザニアとは、餃子の上にチーズを乗せたラザニア状の食べ物である。高菜チャーハンは普通に美味しく、ハンペンの明太子チーズも名前の通りのもの。海藻サラダはボリュームがあった。
しかし、最後に出てきた「でっかい焼きおにぎり」には驚いた。皿の上にどんぶり飯をふせて置いたような大きさであった。全員、ちゃんとお腹が一杯になった。
みんなはビールを飲んでいたが、私は「通風」が恐いので、レモンサワー(315円)、チューハイ(315円)に切り替えた。sakuraは赤ワイン(399円)。
当然、今、見てきた芝居の話になる。sakuraが「本当に感動した、情に訴えかけるのではない、本当の感動がそこにあった」と言う。日本ではなかなか見ることの出来ない一人芝居であった。SAPメンバーには、勉強になったに違いない。
サラリーマンがいない為、日曜日の夕方の客層は圧倒的に若者たちであった。
ふと、店内を改めてみると、壁一面にアサヒ・スーパードライのポスターが貼ってある。しかも、それは歴代のキャンペーンガールのポスターであった。「井川遙」「伊藤美咲」などブレイク前の姿を見ることが出来る。
午後7時から8時15分までの滞在。お勘定をお願いすると5人で8,526円であった。
銕仙会能楽研修所
住所 107-0062 東京都港区南青山4-21-29
電話 03-3401-2285 FAX 03-3401-2313
交通 地下鉄表参道駅下車(銀座線・千代田線・半蔵門線)A4出口より徒歩3分
渋谷 居酒屋「がんこ爺(じじい)」本店
住所 東京都渋谷区渋谷1-14-6 平野屋ビル1F
電話 03-3498-3247
定休日 無休
営業時間 月~木 17:00~25:00 金 17:00~26:00 日・祝 17:00~24:00
交通 JR渋谷駅徒歩3分/東急東横線渋谷駅徒歩3分/東急田園都市線渋谷駅徒歩2分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
居酒屋探偵DAITENの生活 第229回 2009年6月28日(日) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
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一人芝居 コメディ・フランセーズ『神の曲芸師』 観劇
6月の最後の日曜日、東京は雨模様だった。コメディ・フランセーズの俳優ギヨーム・ガリエンヌの一人芝居が表参道の「銕仙会能楽研修所」であるというので、急遽、sakuraと行くことになった。
東京はあいにくの雨模様。電車も混んでいた。開演の十分前にようやく開場に到着。「研修所」といっても、「銕仙会能楽研修所」はきちんとした能舞台を持つ劇場である。

表参道から表参道四丁目の交差点の方へ歩いて行く。プラダの特徴的な建物(写真)の斜め先の交差点の向こう角に「銕仙会能楽研修所」があった。
小さな入口から中に入る。靴を脱ぎ、下駄箱に靴を入れて素足になり、二階の会場に階段で上がると、能舞台があった。木製の床が階段状になっていて、座布団を敷いて座るようになっている。足を前に出して座ることが出来、隣の人との間も十分にとられているので、椅子席よりもかえって楽であった。
会場には、SAPメンバーも数名来ていた。みんな勉強熱心である。
1998年にコメディ=フランセーズの一員となったギヨーム・ガリエンヌは、2008年からフランスのテレビ「Canal +」にて毎日放送の5分番組を担当、フランス国内で注目を浴びる存在とのこと。内容は下記の通り。
コメディ・フランセーズ『神の曲芸師』
劇場/銕仙会能楽研修所 作/ダリオ・フォー 演出/クロード・マチュー 出演/ギヨーム・ガリエンヌ
「無礼な言動はすぐさま火刑ゆき。そんな13世紀イタリアにおいて、自由で、信念の男フランチェスコは、みすぼらしい仲間たちと一緒にウンブリア州を巡る。道中にて、彼は数々の教会を再生させ、オオカミと交渉し、鳥たちに話しかけ、下品な言語で福音書を語ってみせる。陽気さとからかいでもって、アッシジのフランチェスコは野次馬たちを惹き付け、楽しませ、感動させながら、金銭や権力、人心操作、苦悩、そして戦争を告発してゆくのだ。」(パンフレットより引用)
会場はフランス人の姿も多かった。始まる前、フランス語があちらこちらから聞こえてくる。もちろん、ギヨーム・ガリエンヌ氏はフランス人であるから全てフランス語で演じられる。ただし、字幕が能舞台の上の部分に取り付けてあり、客席の一番後ろにいるオペレーターの方が舞台進行に会わせて、次々に表示してゆくので内容は解る。
しかし、字幕と舞台上の役者とを交互に見なければならず、かなり首が疲れた。
でも、ギヨーム・ガリエンヌ氏の演技は、不自由さを越え、言語の壁を越えて、素晴らしいものであった。台詞を言いながら去ってゆくラストシーンでは涙があふれてきた。
渋谷で呑む 居酒屋「がんこ爺」
「銕仙会能楽研修所」を出てから表参道の交差点に戻り、青山通りを歩いて渋谷駅方面に向かうことにした。
やがて、青山劇場と青山円形劇場のある「こどもの城」の前を通った。1996年に青山円形劇場でマリヴォーの「愛と偶然の戯れ」を上演した。その時の話をしながら向かったのは、青山劇場、青山円形劇場での仕事帰りにスタッフや役者が必ず行く店、居酒屋「がんこ爺」本店である。渋谷駅から行くとすれば、宮益坂下交差点から宮益坂を登り、最初の角を左に入った左手である。
sakura、SAPメンバー、計5名で入店。店内は奥に長く、入口右手に四人テーブル2卓。その次に広くなったスペースにテーブルが十数卓ある。さらに奥に入ると左手の調理場の前にカウンター。さらに奥に座敷が続いている。ぐるなびの情報によれば160名入れるという。大規模チェーンではなく、ある程度の人数の宴会に対応してもらえるのは便利である。チェーン居酒屋嫌いのスタッフは多い。ゆえに、渋谷での舞台関連のスタッフの打ち上げによく使われる。この店で何度、色々なスタッフと飲んだであろうか。
スーパードライ中生ビールを五杯頼んだ。この日は特別サービスで20パーセントオフ。なんと中ジョッキ一杯280円(税込294円)であった。毎日午後7時までに入れば、さらに中生一杯168円、サワー類157円である。
若いメンバーと一緒なので、まずは空腹を満たしたいということで、がんこのギョウザニア(451円)、高菜チャーハン(525円)を二つ、でっかい焼きおにぎり(399円)、ハンペンの明太子チーズ(420円)、海藻サラダ(525円)、チリポテト(367円)と一期に頼む。
まず、チリポテトがやってくる。ポテトフライにスパイスがまぶしてあり辛い。がんこのギョウザニアとは、餃子の上にチーズを乗せたラザニア状の食べ物である。高菜チャーハンは普通に美味しく、ハンペンの明太子チーズも名前の通りのもの。海藻サラダはボリュームがあった。
しかし、最後に出てきた「でっかい焼きおにぎり」には驚いた。皿の上にどんぶり飯をふせて置いたような大きさであった。全員、ちゃんとお腹が一杯になった。
みんなはビールを飲んでいたが、私は「通風」が恐いので、レモンサワー(315円)、チューハイ(315円)に切り替えた。sakuraは赤ワイン(399円)。
当然、今、見てきた芝居の話になる。sakuraが「本当に感動した、情に訴えかけるのではない、本当の感動がそこにあった」と言う。日本ではなかなか見ることの出来ない一人芝居であった。SAPメンバーには、勉強になったに違いない。
サラリーマンがいない為、日曜日の夕方の客層は圧倒的に若者たちであった。
ふと、店内を改めてみると、壁一面にアサヒ・スーパードライのポスターが貼ってある。しかも、それは歴代のキャンペーンガールのポスターであった。「井川遙」「伊藤美咲」などブレイク前の姿を見ることが出来る。
午後7時から8時15分までの滞在。お勘定をお願いすると5人で8,526円であった。
銕仙会能楽研修所
住所 107-0062 東京都港区南青山4-21-29
電話 03-3401-2285 FAX 03-3401-2313
交通 地下鉄表参道駅下車(銀座線・千代田線・半蔵門線)A4出口より徒歩3分
渋谷 居酒屋「がんこ爺(じじい)」本店
住所 東京都渋谷区渋谷1-14-6 平野屋ビル1F
電話 03-3498-3247
定休日 無休
営業時間 月~木 17:00~25:00 金 17:00~26:00 日・祝 17:00~24:00
交通 JR渋谷駅徒歩3分/東急東横線渋谷駅徒歩3分/東急田園都市線渋谷駅徒歩2分
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