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武蔵小山 居酒屋「大集酒場 ぴょん吉」

居酒屋探偵DAITENの生活 第231回  2009年7月2日(木)  【地域別】  【時間順】



武蔵小山 居酒屋「大集酒場 ぴょん吉」

   武蔵小山びょん吉 

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 東急目黒線沿線の各駅前は次々に再開発が進んでいる。その中でも武蔵小山の変化は大きい。
 武蔵小山の駅前広場は2009年5月に完成。、地下駅の上に駅ビルも作られるようである。
 さらに、駅の東側に広がる細い路地の飲食街もどんどん変わるようだ。 
 
 品川区のホームページには、武蔵小山駅東地区について、
「細分化された敷地の統合や、行き止まり道路の付け替え、建物の共同建替などによる街区再編を進めることにより、商業機能の活性化、都心居住の推進及び防災性の向上などを図り、魅力ある地域生活拠点の実現を目指します。今後、合意のできた街区でまちづくりが進められます。」とある。

 同じページにある図版の西南側には狭い路地が縦横に伸びる(飲み屋街)があって、間口の狭いスナックや居酒屋などがひしめき合うようにあった。その場所を今回歩いてみて驚いた。 
 古い建物は次々に壊され、見通しがよくなってしまっており、下記の写真のように自転車置場になっている場所もある。バブル時代、1990年頃の地上げされた町並みを思い出した。

     ←武蔵小山駅東側

 武蔵小山駅の地下の改札を出て左手のエスカレーターを上がる。正面に見える路地を入ると、第203回で紹介した「愛酒道場」が右手にある。エスカレーターを上がってから左手に昔の線路脇の道を歩いてゆく。二つ目の角に「ローソン」のある路地を右に入り、次の十字路の手前右角に今日の店「大集酒場 ぴょん吉」がある。「大衆酒場」ではなく「大集酒場」である。
 入口に黒猫が四匹いた。置物ではない本物の黒猫である。猫は人につかず建物につくという。代々この飲み屋街に居着いている黒猫の家系かもしれない。しかし、不思議なことに店の入口が開けはなってあるのに、中には絶対入らないのである。私は動物が自由に出入りする飲み屋はあまり好きではない。衛生上の問題があると思っているからである。なかなか躾けの良い猫たちである。
 京都の町屋のように格子が店の外側を覆っている。外からの視線を遮るようになっているのだ。中に入ると左手に10人ほど座れる高い椅子が置かれたL字カウンターがあり、右手には高い立ちのみテーブルがある。こちらにも10人ほどが立てるかもしれない。足元に低い椅子がいくつか置いてあって座ることも出来る。右手に小さな液晶テレビがあった。

 当初は「立ち飲み店」であった。それが、途中から高いスツールを置くようになったのである。こういう「元立ち飲み店」は本当に最近多い。立ち飲み店として維持出来る条件は、やはり立地であるのかもしれない。路地に入った場所であったり、駅から少し離れた場所で出店した「立ち飲み店」は、途中から椅子を入れてしまう場合が多い。しかし、最近は、かなり人通りの多い駅前の場所でも、出店後数ヶ月にして、椅子を入れてしまうチェーンの立ち飲み店などもある。「立ち飲み」という形式の居酒屋のブームが一段落したのかもしれない。

 若いマスターにレモンサワー(350円)をお願いした。あわせて、京あつあげあぶり焼き(300円)も頼んだ。箸は割り箸ではない。最近、割り箸をやめている店は本当に多くなってきた。
 常連らしき若い人が店に入ってくる。ずっと話し続けている。マスターは、手を動かしながら笑顔で応対している。じっくりと焼いてくれた「京あつあげ」はとても美味しかった。

 二杯目はトリスハイボール(350円)にした。ジョッキに入って出てくる。牛すじと豚モツの塩煮込み(300円)も頼んだ。牛すじと豚モツという組み合わせが良い。塩煮込みというものはもっと売れてよいと思う。
 壁に営業時間が18:00から26:00であると書いてある。深夜はきっと混むに違いない。

 やがて、外国人のカップル日本人青年が入ってきた。この京都風の外観は、「外国人の好む日本」なのかもしれない。不安そうな顔をした白人のカップルがカウンター席に小さくなって座っている。映画「ブレードランナー」の中で、ハリソン・フォードがカウンターに座ってうどんを食べるシーンを思い出した。カップルは、本当に不安そうである。
 
 日本人青年が一生懸命に話している。日本のラーメンの種類について聞かれている。東京ラーメンは醤油味であり、北海道のラーメンは味噌味であるといった説明をしていた。
 「どうして、東京の駅前にはこの店のように狭い店が多いのか?」といったことを聞かれているようである。頑張って説明しているが説明できない。彼は困ってマスターに聞いた。マスターも若い。彼も困っていた。そこで、私も知識が豊富である訳でもないが、少し「助け船」を出した。

 〈第二次世界大戦の後、東京中の大きな駅の前の焼け跡に露店商が集まり、「闇市」となった。その頃、その「闇市」を仕切っていたのは、ヤクザやテキ屋であった。やがて、露店のあったスペースを元に屋根のある店が作られたので一軒ずつが狭いのである〉というようなことを話した。品川区小山辺りの人口が増えたのは「関東大震災」の後であると聞いている。果たして上記の説明が正しい答えであるかどうかは解らないが参考にはなったかもしれない。

 青年は英語で懸命に伝えていた。「テキ屋」「ジャパニーズ・マフィア」と訳されていた。マスターが微笑みながら頭を下げてくれた。
 お勘定を済ませ、「頑張ってください」と青年に言って、カップルに目で挨拶をして、店を出た。坊主頭の私の笑顔を見ながら、頭を下げた外国人のカップルの益々不安げな笑顔は何の為であろうか。なにやら、面白い時間を過ごさせてもらった。

 6時50分から7時半まで40分ほどの滞在。二杯二品。お勘定は1,300円であった。

武蔵小山 居酒屋「大集酒場 ぴょん吉」
住所 東京都品川区小山3-18-2-5
電話 03-3784-6300
営業時間 18:00~26:00
交通 東急目黒線武蔵小山駅下車徒歩1分
※近くの炭火焼き「七八」は系列店。


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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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