大崎広小路 居酒屋「一平」第3回

居酒屋探偵DAITENの生活 第232回  2009年7月7日(火)  【地域別】  【時間順】


2010年冬 東急池上線大崎広小路駅高架耐震工事に伴い閉店


大崎広小路 居酒屋「一平」 第3回

   大崎広小路 居酒屋「一平」

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 五反田駅から8分ほどの場所にあるTOCビルの中のオフィス・デポで、sakuraが赤い背もたれの派手な椅子を買った。その椅子を持って、最寄りの大崎広小路駅まで一緒に歩いた。椅子はプラスチック製で軽い。ただ、大きく、何よりもとても目立つのである。まだ通勤時間であったので、帰りの電車が少し空くのを待つことにした。当然、ただ、駅で待っている訳にはいかない。久しぶりに大崎広小路で一杯飲もうということになった。

 向かったのは、居酒屋「一平」である。この辺りでは最も安く、本当の意味での「大衆酒場」と言える店である。店としての派手さはどこにもない。変わった食べ物も無い。普通の家庭的なツマミで、酒、焼酎、ビール、サワー類、そして、ホッピーが飲める。ただそれだけである。いや、それが良いのである。
 店の外には左右に二つの入口がある。左から入ると左側カウンターに8人、右から入ると右側カウンターに8人、左右のカウンターの真ん中に調理場。調理場の奥に大きな冷蔵庫。右手カウンターの後ろに四人分の小上がりがある。トイレは右手奥。左カウンターのお客さんは冷蔵庫の後ろを通ってトイレに行くようになっている。二つのカウンターがあるので「二の字カウンター」と呼べばよいのかもしれない。以前はカウンターの中の女将さんだけであった。今日は女性の従業員の方が増えていた。

 赤い背もたれの派手な椅子を右の入口脇の邪魔にならない場所に置いて、右手入口から中に入った。右手カウンターの一番手前に座る。右手カウンターには男性の先客が一人、左カウンターには先客の男性が三人いらっしゃる。
 まずは、sakuraは生ビールミニ(250円)。私は、ホッピー白(380円)を氷り無しでお願いする。前にもそうであったように、「うちのはホッピーを冷やしてないんですよ」と言われる。それでも、前がそうであったように、ジョッキだけは冷えたものを出してくれた。380円という価格はうれしい。因みに外=ホッピー瓶は200円、中=焼酎も200円である。

 突き出しは、ゴーヤときゅうりの和え物であった。まず、頼んだツマミは、なすピーマン炒め(300円)である。ここで酒を呑みたくなった。
 さらに、日本酒(大)(550円)をお願いすると、「お燗していいんですね?」と確認される。たしかに今日は暑い。聞かれるのは不思議はないのである。
 大とっくりと一緒に、別々のぐい呑みが出てきた。夏の熱燗が実は好きなのである。さらに、谷中生姜(150円)も頼んだ。
 常連の方々が帰って行く。お勘定のおつりを受け取らない方が二人もいた。

 しばらくして、左の入口から覗く人がいた。「四人ですけどいいですか?」と言う。カウンターに座るか小上がりに座るかで女将さんと少しやりとりがある。それから、「どうぞ」と言われて、少し狭い小上がりに座った。実は、その皆さんは、アジア系の外国の方々であった。席に座ると、中国語英語日本語が飛び交う会話が始まる。
 最も日本的であり、ディープなこの店を選んで飲んでいることが面白い。チェーンの居酒屋よりもこういう店の方が日本のことが良く解るに違いない。

 レモン・サワー(300円)を最後に頼んだ。
 反対側の左手カウンターの方に常連の方が多いようである。ある一人の男性は、黙って入って来るとカウンター一番手前に並ぶ焼酎の一升瓶の中から、何の躊躇いもなく一本を引き抜き、それを持って自分の座りたい席に行く。すると、女将さんが黙ってグラスに氷の入ったものを渡すのである。この一連の流れがかっこよかった。常連になろうとしない私のような人間には出来ないかっこよさであった。

 約1時間の滞在。お勘定は二人で2,280円であった。 


居酒屋「一平」に関する過去の紹介記事

第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第66回 2008年1月7日(月)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第54回 2007年11月17日(土)


大崎広小路 居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田1-22-2 池上線ガード下
電話 03-3493-7730
交通 東急池上線大崎広小路駅下車徒歩1分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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