大井町 居酒屋・お食事「野焼」
大井町 居酒屋・お食事「野焼」




「大井町」で「居酒屋」といえば、東急大井町線との乗り換え口のあるJR大井町駅の駅舎の東側の「大井東口商店街・東小路」を思い出す方が多いであろう。マスコミで紹介されるのもほとんどがこの一角の店である。
しかし、大井町の他の地域にも良い居酒屋はある。今日、紹介する店はそんな店の一軒。場所は、大井町西口にあるイトーヨーカドーの入った巨大ビルの真裏である。東急大井町線大井町駅下車徒歩2分、JR京浜東北線大井町駅西口下車徒歩3分。
現在のシンプルな店名〈居酒屋・お食事「野焼」〉の前に〈オーイナル野焼(NIYAKI)〉という不思議な店名の時期があった。「大井町」から発想したに違いないが、思えば客筋や地域性に合っておらず、「大いなる野焼き」と聞くと何やら大規模な山火事を思い出してしまう。現在の名前にして本当に正解であった。「野焼」というのは本当に良い名前だ。
看板には「創業1976年」とあり、外には「おかげさまで33周年」という紙が貼ってあった(写真)。

SAKURAと二人で中に入る。右手にカウンター席が6席ほど、左手にテーブル席がいくつかあった。カウンター席に先客は一人、カウンター中程に座ることにした。最初に出てきたお通し(200円)は鰯の煮付けであった。これがうまい。突き出しやお通しに力を入れている店は信用できる。SAKURAはシークァーサーサワー(380円)。私はホッピー氷無し(380円)を頼んだ。お店の方は「はい、氷無しね」とすぐに対応、焼酎を入れた冷えたジョッキに、冷えたホッピーを出してくれた。やっぱり、原理主義的に飲むのはうまい。値段もボーダーライン400円以下である。
有線放送であろうか、店内には「おしゃれな・・・」という使い古された修飾語を消し去るように「演歌」が大きめな音量で流してある。我々のような「親父」が集う酒場にとって、「演歌」は若者を寄せ付けない「魔除け」かもしれない。それも最近の「若手演歌歌手」ではダメである、「ど演歌」が良いのである。
つまみは、ジャコ天(290円)、焼きハマグリ(490円)を頼み、焼き物からはハツ(90円)、カシラ(120円)、ナンコツ(120円)を一本ずつ頼んだ。うれしいことに二本縛りはない。
ホッピーを飲んでしまい、二杯目をお願いした。次は黒ホッピーである。さきほどの方と違う方がそばに立っていた。「黒ホッピーを氷なしでお願いします」と言うと、最初の人とは違う反応であった。今度の人は「氷なし・・・」と言いながらちょっとびっくりしていた。それでもちゃんと冷えたジョッキに焼酎が入り、冷えた黒ホッピーが一緒に出てきた。
「ジャコ天、超美味しかった」とsakura。全体に味付けが良い。生ダコ刺し(490円)も追加する。
私は博水社のハイサワーハィッピー(380円)を追加した。もちろん、氷入りで出てくる。最初から氷入りで飲むように作ってあるレモン味のハイサワーハィッピーだからそれで良いのである。博水社のホームページにハイサワーハィッピーの作り方の動画があって面白かった。
sakuraはキリン黒スタウト(390円)を頼む。一緒に出て来た専用グラスにつぐとちょうど一杯であった。
店内に「小林明」の歌が流れた。心に染みる歌である。ここはまさに「居酒屋」だ。sakuraは「ここは気が良い」という。同感である。「良い居酒屋」はそういうものであると思う。
19:00から20:15までの約1時間15分の滞在。お勘定は二人で3,910円であった。

大井町 居酒屋・お食事「野焼」
住所 東京都品川区大井1-8-4 大井栄光ビル1F
電話 03-3777-5557
定休日 日曜日
営業時間 11:00~26:00
交通 東急大井町線大井町駅下車徒歩2分。JR京浜東北線大井町駅西口下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking
こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
Re: やはり、原理主義が一番