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蒲田 大衆割烹「三州屋本店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第242回  【地域別】  【時間順】


※2009年8月7日 320,000カウント通過 感謝!

蒲田 大衆割烹「三州屋本店」


   蒲田三州屋本店外観

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 土曜日の午後4時頃である。北海道札幌市の札幌市教育文化会館で行われる教文演劇フェスティバル2009に、去年に引き続きsakuraがワークショップ講師として招聘された。その乗車券を購入する為、蒲田駅の「みどりの窓口」に行った。
 sakuraが列に並んでいる間、蒲田駅東口周辺を散策する。当然、居酒屋探偵としての散策となる。まだ早い時間である。やっている店は少ない。30分ほど歩いて、候補は二軒であった。その一軒は特製煮込みが名物である。しかし、ビールはスーパードライ。sakuraは特にスーパードライが苦手なので、別のもう一軒の店にした。

 「みどりの窓口」での乗車券購入を済ませてから二人で向かったのは、JR蒲田駅東口に出て、正面のロータリーを見ながら左手、路地の入口角にある大衆割烹「三州屋本店」である。「三州屋」は、銀座、飯田橋、神田、八重洲などにあり、歴史ある大衆割烹店である。私は銀座、神田、飯田橋の店に行ったことがある。どこも良い店だ。

 白い丈の短い暖簾をくぐり、格子の入ったガラス戸を開けて中に入る。左手の手前から四人掛テーブル席一つ、二人掛テーブル席三つ、四人掛テーブル席二つと続く。右手奥には、右手壁に向かって座る席が八つ、奥に向かって座る席が二つからなる変則的L字カウンターがある。店の一番奥が調理場になっている。L字カウンターの一番奥の席に白髪の御婦人が一人で生ビールを飲んでいる。一番手前の角にも御高齢の男性客が二人、少し離れて座っている。奥から二つ目の四人掛テーブルにも中高年の男性客が三人座っていた。店内には女将さんが一人、奥の調理場で数人の方が働いている。

 手前から二つ目の二人席に座った。まずは、エビスビール大瓶(630円)とグラスを二つお願いする。サッポロのビールグラスに「三州屋」と書かれている。お通しは「コブ巻き」である。
 注文は鳥豆腐(550円)、どじょう柳川(850円)にする。鳥豆腐は三州屋の名物料理であり、どこの「三州屋」でも食べることができる。

 壁を見ると「ホッピー」の文字がある。「三州屋」でホッピーが飲めるとは思わなかった。しかも、400円のボーダーライン以下である。うれしなくって、ホッピー(380円)を氷無しでもらった。冷やしていないキンミヤのサワーグラスに焼酎が入っており、ホッピーのみが冷えた「一冷」であった。
 鳥豆腐は鳥のだし汁の中に豆腐、鳥肉、葱などが入っており、一緒についてくる分葱もみじおろしの入った醤油タレで食べるのである。これがとても美味しかった。

 カウンター席の一番奥で独り飲む上品なおばあさまの様子を見て、「いくつになっても良い居酒屋で一人ビールを飲めるが理想である」と、sakuraが言う。すっかり、sakuraは蒲田「三州屋本店」のファンになってしまったようで、翌日に蒲田へ行った時も「今日も行ってみようか」と言ったほどである。
 「駅前の雑踏が見えるけど、その雑踏が中に入ってこない。この感じがよい」とのこと。同感である。

 若い女性二人が次々に入ってきて、エプロンをつけ、お店に立った。女将さんがカウンター席のご高齢の独り客の方々のことを何かと面倒をみている。高齢の常連の方々は耳が遠いのか、大きめの声で話す。昔話をして、お互いに「いいね。いいね。」と楽しそうである。
 だいぶ、お酒が入ってきて、御機嫌のおじいさまが若い女性に「きれいなおねえさんにお酌してもらうと美味しい」と言う。若い女性は軽く微笑んで取り合わない。

 咲良は大好きな山口県のお酒、獺祭(620円)をずいぶん逡巡した上で頼んだ。
 酒は安めであるが料理の単価は、蒲田としては少し高めである。それが店を守っているのであろう。
 最後にレモンサワー(380円)を飲んだ。カットレモンが添えてあり、とても美味しいサワーであった。

 店の中も外も絵になる酒場である。
 お勘定をお願いすると、3,410円。4時20分から5時20分まで約一時間の滞在。早い時間に飲めるのもまた、こちらのお店の良さである。

 (つづく)

蒲田 大衆割烹「三州屋本店」
住所 東京都大田区蒲田5-11-10
電話 03-3731-5647
営業時間  11:30~22:30
定休日 日曜日
交通 JR京浜東北線蒲田駅東口下車徒歩1分、東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分、京浜急行線京急蒲田駅下車徒歩10分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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蒲田

Comments 4

居酒屋探偵DAITEN

Re: タイトルなし

taka様

居酒屋探偵DAITENです。

> 三州屋 ここもいいですね。高くっちゃあ 敵わない。
> 神田にも二軒 ほんとに近く表と裏といったところにある。

神田の三州屋さんも好きですね。私が行ったことがあるのは路地裏の店です。
三州屋はどこも好きですね。三州屋に入ると、なにやら
小津安二郎の映画のシーンを思い出します。まさに、昭和30年代の雰囲気ですね。

居酒屋探偵DAITEN

Re: 三州屋

バッカス様

居酒屋探偵DAITENです。

> 蒲田に三州屋があるとは知りませんでした。
> 自分はもっぱら神田の店に行ってましたが、三州屋でホッピーが飲めるのはいいですね。
> むつあら煮をつつきながらホッピーが飲めたら最高です。

三州屋でホッピーというのは珍しいですよね。
落ち着く良い店です。カウンターの感じは、銀座の店の雰囲気に近いかもしれませんね。
三州屋はどこもカウンター席に特徴がありますね。



taka

三州屋 ここもいいですね。高くっちゃあ 敵わない。
神田にも二軒 ほんとに近く表と裏といったところにある。
路地に入ったところにある方が気持ちのいい空間なのだけれど
ただ妙なことに 表通りにある方の遅い時間になると 不思議な気配をいつも感じてしまう。
ガラス戸の向こうに 昭和30年代にはあった東京の寂しい闇へとふと呼びかけているような あるいは広重の宵闇をはるか彼方に想い起こし呼び寄せているような 僕だけの内側に働きかける 僕だけの場所なんだろうか。
煮魚が名物です。 

  • 2009-08-13 (Thu) 20:51
  • REPLY
バッカス

三州屋

蒲田に三州屋があるとは知りませんでした。
自分はもっぱら神田の店に行ってましたが、三州屋でホッピーが飲めるのはいいですね。
むつあら煮をつつきながらホッピーが飲めたら最高です。