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旗の台 おっちゃんの店「市蔵」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第258回 2009年9月10日(木) 【地域別】  【時間順】



旗の台 おっちゃんの店「市蔵」 第2回


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 旗の台から荏原町界隈の商店街周辺を歩いている時、面白い名前の店のことを思い出した。その店とは旗の台と荏原町の間辺りの住宅街の中にある「新生湯」という銭湯の並びにある焼き鳥の店である。【おっちゃんの店「市蔵」】という。
 旗の台駅からの道順などは、前回紹介した2007年12月27日(木)の第62回を見ていただきたい。

 中をのぞくと、坊主頭のマスターがカウンターの中でこちらを見る。お客さんが一人、L字カウンター左手の奥に向かってのカウンター席に座っている。そちらが常連席のようである。私は右手の焼き台前の席に座った。

 1年半ぶりの訪問だが店内は変わらない様子。
 まずは、ホッピーセット(400円)を氷無しでお願いする。冷やしたプレミアムモルツのビールジョッキに半分の焼酎が入っている。そのジョッキに、冷やしたホッピー瓶を添えて出してくれる。突き出しはオカラの煮た物。

 焼き物は、鳥もも、鳥レバ、つくね(各150円)を一本ずつ頼んだ。ホッピーを飲みながら、じっくりと焼いてくれるのを待つ。もう一人、お客さんが入ってきた。常連の様子。
 レモンを添えた鳥もも、鳥レバ、つくねの3本が美しい姿で並んで出てきた。

 2杯目は角ハイボール(400円)にする。路地裏のこんな渋い店にまで、サントリーの角ハイボール戦略が浸透している。下足揚げ(350円)も注文した。ちょっと強面の〈おっちゃん〉が「はーい」とちょっと優しく答えてくれる。常連の方は、マスターを〈おっちゃん〉と呼ぶ。

 で焼いてもらったレバが実に美味かった。常連の方がまた一人やってこられ、左手の常連席に3人の方が座ったことになる。〈おっちゃん〉と常連のみなさんの話を聞いていると、この国の未来を考えてしまう。居酒屋では、様々な社会的問題を耳にする。これも居酒屋の持っている側面かもしれない。様々な苦労話がそこにある。

 下足揚げと一緒に温かいてんつゆがついてきた。ちゃんとしている。太い下足が6本、一人で食べるには多い量である。揚げたては本当にうまい。
 詳しいことは書かないけれど、〈おっちゃん〉は優しい。待ってあげる優しさ。話を聞いてあげる優しさ。お勘定を済ませて帰ってゆく人に、「ゆっくりと休んでね」と声を掛ける優しさ。ここはやはり、〈おっちゃん〉がいてこその店に違いない。

 「ごちそうさまでした」と言って店を出る。1時間ほどの滞在。お勘定は1,800円であった。


第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第62回 2007年12月27日(木)


  旗の台おっちゃんの店「市蔵」看板

旗の台 おっちゃの店「市蔵」
住所 東京都品川区旗の台4-4-18
定休日 隔週火曜
営業時間 17:00~26:00
交通 東急池上線・東急大井町線旗の台徒歩10分。東急大井町線荏原町徒歩10分。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら


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