蒲田 やきとん「豚番長」
居酒屋探偵DAITENの生活 第262回 2009年9月16日(水) 【地域別】 【時間順】
蒲田 立ち飲み やきとん「豚番長」
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前回の店を出て、同じ通りを駅とは反対に歩く。立ち呑み「うなぎ家」の前を通って、T字路の向こう角に出来たのがやきとん専門の立ち飲み店、やきとん「豚番長」である。
店の外側が透明のビニールシートで囲われているオープンエアータイプの立ち飲み店である。ゆえに、「いらっしゃいませ」と、客をを呼び込むお店の方の声も外に届く。角地にあり、入り易い。
その角地の三角に近い地形を利用した、縦、斜め、横と三つの辺からなる変則的カウンター。その真ん中の斜めのカウンターの中に焼き台がある。
店に入り、立つ場所を少し迷っていると、「どこに座られますか、スーパーアリーナ、砂っかぶり、ロイヤルボックス、いろいろございます」とお店の方が言う。
テレビ前をスーパーアリーナ、焼き台前を砂っかぶり、ビールケースを積み上げたカウンターとは別の立ちテーブル席がロイヤルボックスであるそうだ。面白い。「つかみはOK」である。後で名刺もいただいたが、この方が店長のYさん、名刺に店長ではなく「番長」と書いてあるのがまた面白い。
店全体が見渡せ、焼き台前の少し右手、私の一番好きなカウンター右端に座った。店内には男性客が二人ほど。午後6時の段階ではまだ空いている。
一杯目は角ハイボール(350円)。今日2杯目の角ハイボールである。サントリーの戦略にまんまとはまっている私がいる。
焼き物は、おっぱい(120円)、テッポー(120円)を一本ずつ。番長のおすすめで、チレ(100円)もお願いする。手書きメニューには「噂のチレ 100円」とある。
さらに、「焼き物が焼ける前に、ゴッタ煮いかがですか?」という。とろとろもつのゴッタ煮(380円)である。番長によれば、「モツしか入っていない男らしい煮込み」であるという。プレゼンテーションがうまい。上にかける葱の量も聞いてくれる。たしかに葱が苦手という人も大好きという人もいる。
モツの仕入れに関しては特別なルートがあるようだ。モツ肉がうまい。今日2杯目の煮込みであるが美味しくいただけた。
2杯目はホッピー。ホッピーセットで350円である。実に良心的な値段である。氷無しでお願いする。作り方を見る。冷えたホッピージョッキを冷蔵庫から出して、同時に小さめのやかんにいれた焼酎を出して、冷えたホッピーの栓を抜く。やかんから焼酎を星印1.5ほどに注ぎ、ホッピー瓶とジョッキを目の前に置いてくれる。
「完璧な3冷ですね」と言うと、番長はニヤリと笑い、「焼酎はキンミヤです」という。本当に完璧である。このスタイルを350円で出してくれる店は少ない。焼酎を冷やしていなかったり、ジョッキを冷やしていなかったり、何か欠点がある場合が多い。中には、普通焼酎ならば安いのに、キンミヤに切り替えると高くなるような店もある。
これで、私はこの店を気に入ってしまった。ホッピー原理主義者の心をわしづかみである。
焼き物もうまかった。豚モツにこだわっているだけはある。冬には「おでん」も始める予定とのこと。
美味しいホッピーを一期に飲んでしまう。
3杯目は赤玉パンチ(350円)にした。あの赤玉ポートワインである。ストレートが320円。赤玉クラッシュという氷を入れたものが350円。ソーダを入れた赤玉パンチも350円である。メニューには「百年目の逆襲赤玉ポートワイン」と書いてあった。
酔いも手伝って、「冬場は赤玉ホットを出したら、女性とか、身体を暖めたい人とかが飲むのでは」などと提案していまう。商売に口出しをしてしまった。申し訳ないことである。番長のキャラクターが良い。再訪必至。
18時から18時45分まで滞在。お勘定は1,670円であった。
さらに、もう一軒、立ち飲み店の情報を得た。しかし、今日のところは、すでに3軒のはしご。帰ることにする。この同じ通りに、6軒の立ち飲み店があることになる。ここは、「立ちのみ激戦区」になりつつあるようだ。座り飲みの新店も増えている。切磋琢磨は質の向上を生む。これからが楽しみである。
蒲田 立ち飲み やきとん「豚番長」
住所 東京都大田区西蒲田7-63-6
電話 03-3789-7058
定休日 不定休
営業時間 平日 16:00~24:00 土日祝 16:00~24:00
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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前回の店を出て、同じ通りを駅とは反対に歩く。立ち呑み「うなぎ家」の前を通って、T字路の向こう角に出来たのがやきとん専門の立ち飲み店、やきとん「豚番長」である。
店の外側が透明のビニールシートで囲われているオープンエアータイプの立ち飲み店である。ゆえに、「いらっしゃいませ」と、客をを呼び込むお店の方の声も外に届く。角地にあり、入り易い。
その角地の三角に近い地形を利用した、縦、斜め、横と三つの辺からなる変則的カウンター。その真ん中の斜めのカウンターの中に焼き台がある。
店に入り、立つ場所を少し迷っていると、「どこに座られますか、スーパーアリーナ、砂っかぶり、ロイヤルボックス、いろいろございます」とお店の方が言う。
テレビ前をスーパーアリーナ、焼き台前を砂っかぶり、ビールケースを積み上げたカウンターとは別の立ちテーブル席がロイヤルボックスであるそうだ。面白い。「つかみはOK」である。後で名刺もいただいたが、この方が店長のYさん、名刺に店長ではなく「番長」と書いてあるのがまた面白い。
店全体が見渡せ、焼き台前の少し右手、私の一番好きなカウンター右端に座った。店内には男性客が二人ほど。午後6時の段階ではまだ空いている。
一杯目は角ハイボール(350円)。今日2杯目の角ハイボールである。サントリーの戦略にまんまとはまっている私がいる。
焼き物は、おっぱい(120円)、テッポー(120円)を一本ずつ。番長のおすすめで、チレ(100円)もお願いする。手書きメニューには「噂のチレ 100円」とある。
さらに、「焼き物が焼ける前に、ゴッタ煮いかがですか?」という。とろとろもつのゴッタ煮(380円)である。番長によれば、「モツしか入っていない男らしい煮込み」であるという。プレゼンテーションがうまい。上にかける葱の量も聞いてくれる。たしかに葱が苦手という人も大好きという人もいる。
モツの仕入れに関しては特別なルートがあるようだ。モツ肉がうまい。今日2杯目の煮込みであるが美味しくいただけた。
2杯目はホッピー。ホッピーセットで350円である。実に良心的な値段である。氷無しでお願いする。作り方を見る。冷えたホッピージョッキを冷蔵庫から出して、同時に小さめのやかんにいれた焼酎を出して、冷えたホッピーの栓を抜く。やかんから焼酎を星印1.5ほどに注ぎ、ホッピー瓶とジョッキを目の前に置いてくれる。
「完璧な3冷ですね」と言うと、番長はニヤリと笑い、「焼酎はキンミヤです」という。本当に完璧である。このスタイルを350円で出してくれる店は少ない。焼酎を冷やしていなかったり、ジョッキを冷やしていなかったり、何か欠点がある場合が多い。中には、普通焼酎ならば安いのに、キンミヤに切り替えると高くなるような店もある。
これで、私はこの店を気に入ってしまった。ホッピー原理主義者の心をわしづかみである。
焼き物もうまかった。豚モツにこだわっているだけはある。冬には「おでん」も始める予定とのこと。
美味しいホッピーを一期に飲んでしまう。
3杯目は赤玉パンチ(350円)にした。あの赤玉ポートワインである。ストレートが320円。赤玉クラッシュという氷を入れたものが350円。ソーダを入れた赤玉パンチも350円である。メニューには「百年目の逆襲赤玉ポートワイン」と書いてあった。
酔いも手伝って、「冬場は赤玉ホットを出したら、女性とか、身体を暖めたい人とかが飲むのでは」などと提案していまう。商売に口出しをしてしまった。申し訳ないことである。番長のキャラクターが良い。再訪必至。
18時から18時45分まで滞在。お勘定は1,670円であった。
さらに、もう一軒、立ち飲み店の情報を得た。しかし、今日のところは、すでに3軒のはしご。帰ることにする。この同じ通りに、6軒の立ち飲み店があることになる。ここは、「立ちのみ激戦区」になりつつあるようだ。座り飲みの新店も増えている。切磋琢磨は質の向上を生む。これからが楽しみである。
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住所 東京都大田区西蒲田7-63-6
電話 03-3789-7058
定休日 不定休
営業時間 平日 16:00~24:00 土日祝 16:00~24:00
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。
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