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大崎広小路「ぽっぽ」~中目黒「楽屋」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活  第26回  2007年6月15日(金) 【地域別】  【時間順】


 2010年4月、「ぽっぽ」立ち退きの為閉店。

 大崎広小路「ぽっぽ」~中目黒「楽屋」

 大崎広小路 居酒屋「ぽっぽ」

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 今日は、OZAKI先生より突然のお誘いがあった。OZAKI先生からの誘いは、先々週が私の体調不良の時、先週が仕事関係の旅行の車中とタイミングが悪い。
 今回は、前回の「新丸子~武蔵小杉」、前々回の「武蔵溝の口」のような川崎方面ではなく東京の城南地区が良いとのこと。2軒目で、MASSIMO氏がやっているダイニング&バー「楽屋」に寄ってみたいと言うのである。
 やがて、SAKURAが仕事先から連絡を入れてきたので、ASIMO君にも声をかけて、4人で集合することにする。

 場所は、以前にSAKURAとリサーチ済の店、五反田から東急池上線で一駅の「大崎広小路」駅前のガード下にある「串焼 ぽっぽ」に決定。
 予約を入れたところで、ASIMO君が都合で来られないことが判明、さらに、OZAKI先生から、急な仕事が入ってしまい少し遅れるという連絡が入った。
 私は午後6時45分に店につく、まずはホッピー(470円)の氷無しと、みょうが玉子とじ(320円)をもらう。この店は、ホッピーにはあまり力を入れていないようである。値段も高めであるし、氷を入れない客を想定していないらしく、ジョッキも焼酎も冷えていない。予約しておいたのだが椅子席にあまり余裕はなく、店の人に促されて、一人でカウンター席を3人分占拠して坐る。こういう状況はどうもいたたまれない。だいたいにおいて、一人酒は、ほとんどしない私である。その上、店に迷惑をかけるのが嫌いな性分ときている。実に落ち着かない。

 周囲を気にしながら待つこと30分、SAKURAが7時15分に登場。やはり、ホッピー(氷り入り)を頼み、餃子(320円)、しまほっけ(450円)、アボガドとまぐろあえ(価格失念)を注文する。この店は、どのつまみも価格の割に量も多い。味も悪くない。ほっけは特においしかった。

 OZAKI先生がやってきたのは、8時少し前であった。金曜日であるにもかかわらず、今日はあまり混んでいない、席のことで後から来たお客さんに迷惑をかけることはなかった。一安心である。
 先生もホッピーの氷り入りであった。つまみは、鳥皮の唐揚げ(320円)、小アジの唐揚げ(420円)、ナス焼き(320円)である。OZAKI先生は鳥皮が好きである。焼き鳥店に行くと必ず鳥皮を頼むのである。

 カウンター席で飲んでいると、隣の人の煙草の煙が気になることが多い。何しろ、テーブル席よりも密着度が高い、すぐ隣である。中には、自分の知り合いの方に煙が行かないように、真上に向かって強く煙を吹き出す人がいる。すると煙は、こちらの頭の上あたりにかえって充満するのである。実に迷惑である。ASIMO君と行ったことがある三軒茶屋の日本酒居酒屋「赤鬼」などは、カウンター席は全席禁煙になっている。よい方針といえる。
 禁煙の店の情報については「禁煙スタイル」というサイトがあるので参考にされるとよい。

 私の酒仲間には煙草を吸わない人が多い、SAKURA、ASIMO君、OZAKI先生、MASSIMO氏、RAM元帥はまったく煙草を吸わない。煙草を吸う人も、こちらを気づかってくれる人がほとんどである。「煙草吸ってもいいですか?」と聞いてから吸えば良いという人がいるが、日本人のメンタリティにはあわない。聞かれた人間は、人間関係を考えて「どうぞ」と言ってしまうのが常である。やはり、吸う側の人間が気を使うべきである。さりげなく、店の外や喫煙所に行くべきである。
 下町の混み合うカウンターのみの居酒屋や立ち飲み店などでは、さっと飲んで、さっと帰る、正当派の大人の飲み手が多いのか、かえって煙草で嫌な思いをすることは少ない。酒飲みは酒に専念するべきである。

 OZAKI先生とSAKURAが色々な話で盛り上がっている間、建物から伝わってくる軽い振動を一人感じて物思いにふける。時折、東急池上線が真上を通ると振動が伝わってくる。この店には2階があるので、2階席はもっと音や振動が凄いのだろうと想像できる。心地よい振動は酔いを誘うのか、それほど飲まないうちに酔いが回ってきた。

 店を出たのは午後9時15分頃であったろうか、お勘定は5,570円であった。SAKURAは仕事が残っているそうで、東急池上線「大崎広小路」駅から帰っていった。
 私は少し眠くなってきていたのだが、OZAKI先生のリクエスト通り、目の前の山手通りの「大崎広小路」のバス停から渋谷行きのバスに乗ることにした。バスはすぐにやってきた。

  中目黒「楽屋」

 「渋41系統」は、JR大井町駅を出て、JR大崎駅前、東急池上線の大崎広小路駅、目黒線の不動前駅、大鳥神社前、東急東横線の中目黒駅を通って、渋谷駅に至るバス路線である。途中に良い居酒屋が多い為、個人的に居酒屋路線と呼んでいる路線の一本である。

 中目黒駅の一つ手前、「正覚寺前」で降りた我々は、「目黒銀座商店街」を少し歩いてから左折、裏通りに入る。そこは最近、店が増えている地域である。串揚げ立ち飲み店「殿金」があり、うまくて安い魚を食べさせる立ち飲み「根室食堂」がある。以前にASIMO君と行った「七舟」があり、ASIMO君やOZAKI先生と何度も行っているもつ焼き「源」も遠くない。
 今日はそれらの店には行かない、ダイニング&バー「楽屋」にMASSIMO氏の顔を見に来たからである。

 楽屋は「目黒銀座商店街」の半ばあたり、中目黒駅前郵便局の隣にある。店に到着したのは午後10時少し前であった。やはり、ライブステージは続いている。
 店の中が見えるので、こちらを見たMASSIMO氏に手を振る。すぐに彼が出てきてくれた。いつもの笑顔である。店の入口にはエントランスホールがある。ホールには、テナントとして入っているフランス料理店や楽屋の事務所のある2階に上がる為の階段がある。そのホールに4人掛けのテーブルが2つ置いてあるのだ。普段はミュージシャン側が受付としても使う席である。咲良舎ランチシアターの時もチケットを確認する為の受付であり、スタッフの仮事務所的に使った場所である。MASSIMO氏に会いに来る為に店にやってくる我々にとっては、そこは、話易く心地良い席といえる。
 「中へどうぞ」と言ってくれるスタッフの言葉を丁寧に断って、MASSIMO氏の持ってきてくれた定番のハウスワインを飲み始める。時折やってくるMASSIMO氏と3人でワインを飲んで談笑する。
 やがて、本日の2回目のライブステージが終わって、お客様たちが外に出てきはじめる。今日のステージは内容が良かったのか、余韻を楽しむお客様で店内は混みあったままであった。時折、出てくるお客様がいる。中には、外で飲んでいる我々をミュージシャン側のスタッフと勘違いしてか、「ありがとうございました」と挨拶をしてくれる。OZAKI先生が調子にのって、出てくるお客さんにみんな「ありがとうございました」と言っている。
 結局、朝までどこかで飲むに違いないOZAKI先生を残して、午前0時「楽屋」を後にした。ワインをずいぶんと飲んでしまった。明日の朝はきっと辛いに違いない。


大崎広小路 串焼「ぽっぽ」
住所 品川区西五反田1-22-6 池上線ガード下
電話 03-3491-9247
定休日 日曜
営業時間 17:00~24:00
交通 東急池上線 大崎広小路駅徒歩1分


中目黒 楽屋
住所 目黒区上目黒2-5-16
電話 03-3714-2607
LUNCH TIME 11:30~3:00(L.O. 2:30)
LIVE TIME  6:00~10:30 pm
BAR TIME  10:30~1:00 pm(L.O. 12:30)
定休日 基本的に年中無休
http://www.rakuya.net/


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大崎広小路中目黒

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