洗足池 立呑酒場「道楽」
洗足池 立呑酒場「道楽」洗足池店



新しい「酒場」を見つけるには色々な方法がある。夜、街を歩き回り、赤提灯を探しながら彷徨い、見つけたら飛び込むストレートな方法。そして、酒場などで周りのお客さんから地域情報を入手する方法もある。さらに、特に駅周辺などを中心に小規模な工事現場などに注意を向けておき、現場を見つけたら職人さんに「何が出来るんですか?」と聞いてみる方法もある。商店街などでお店が閉店してしまった場合、その後に何が入るかを気に掛けておくのもよい。特に不動産関係の皆さんの裏情報などが聞けたら何よりである。
2009年2月9日の第178回で紹介した立ち喰い・立ち飲みの店「より道」さんが2009年秋にひっそりと閉店していた。しばらくして行ってみると、何も無いいわゆる「スケルトン」の状態になっていた。元々、並びの比較的広めのラーメン専門店「道楽」の脇にへばりつくようにあった店だったので、きっと壁を取り払って、全部を「道楽」さんが借りるのではないかと思っていた。
それからしばらくして、夜遅くに前を通ってみると、工事現場になっていた。やがて看板が上がり、開店日も店の前に貼ってあった。開店日は2月1日であるという。予想とは少し違っていてラーメン道楽さんが立呑の店を始めたのであった。
新規開店日の午後7時頃、立呑酒場「道楽」に入ってみた。東急池上線洗足池駅の改札を降りる。目の前は中原街道。歩道橋を渡ると洗足池が広がっている。改札を出て左を見ると、駅前の小さな広場に面してラーメン道楽の大きな看板が見える。その左手に立呑酒場「道楽」がある。角地の店で、間口5メートル、奥行きが3メートルほどの狭い店である。入り口は建物の左脇にあって、ガラス戸越しに中を見ると、左手に三人ほどが立てる壁に向いたカウンター、右手に中が調理場になっているカウンターがあり、そこには8人ほどが立てるようになっている。左手の前が壁になっているカウンター前に立つ。並びの奥に男性1人、右手のカウンター前は6人ほどの男性客が並んでおられた。
白ホッピーセット(380円)を氷り無しで頼んだ。中身焼酎は200円とのこと。生のキャベツ(200円)は味噌と塩だれから味を選ぶようになっている。味噌を選んだ。牛串からマルチョウ(160円)とシビレ(160円)を一本ずつ。味付けは、塩、たれ、味噌だれの3種類ある。指定しないとオススメだれになるそうだ。店内に流れる音楽はジャパンポップス。
2杯目はマッコルリ(390円)。最近はこの飲み物が完全に日本に定着したようだ。左手奥の男性が帰られ、やがて男性と女性がいらっしり、私の背後を通って奥に立たれた。
3杯目はチューハイ(350円)。牛すじ煮込み(390円)も頼む。この牛すじ煮込みを見た左奥の男性客の方が、その量が少なめであることに「つっこみ」を入れられて、それをきっかけにお二人と話すことになった。
話題は城南地区の様々な酒場の話である。なかなかの辛口のご意見だ。参考になる。その話の中で東急多摩川線の某駅の某酒場の情報を得た。その方も長年通っていながら店名も解らないという。一緒にいた女性も連れていってもらったことがあるそうだ。その店の噂はずっと以前に聞いており、探しに行ったこともある。しかし、そのお店の短い営業時間を聞いて驚いた。探しに行っても見つからないはずである。
お話が面白いので、4杯目も飲んでしまった。生ビール(390円)である。一緒にさっぱり豚耳ポン酢(250円)も頼む。豚耳、くきわかめ、たまねぎをあえたものだ。生ビールは他に男前生ビール(990円)もある。内容量は1リットルだ。
午後7時から8時まで1時間ほどの滞在。お勘定は2670円であった。お店の方に定休日を聞いてみる。無休であるという。営業時間は平日は午後4時から11時30まで。日曜日は昼の12時から営業しているという。洗足池に散策に来て、昼から飲めるということだ。桜のシーズンなどは、さぞ盛況になるに違いない。

洗足池 立呑酒場「道楽」洗足池店
住所 東京都大田区東雪谷1-1-5-1F
電話 03-6425-6719
定休日 無休
営業時間 平日 16:00~23:30 日曜 12:00~23:30
交通 東急池上線 洗足池駅下車徒歩10秒
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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Re: 一応