蒲田 立食蕎麦・定食・居酒屋「信濃路」蒲田店
蒲田 立食蕎麦・定食・居酒屋「信濃路」蒲田店



JR蒲田駅東口のロータリーを渡ると、北側のバス通りと南側のバス通りに挟まれて、飲食店や風俗関係の店が集中している道が2本平行している。北側の道は幅が狭く、南側の道は比較的幅が広い。その幅の広い方の道を入ってゆくと、左手の二軒目に立喰蕎麦店がある。赤白左右2色に別れている看板が入口の上にあって、左側の白い方には「そば・うどん 信濃路」、右側の赤い方には「うまい安い 各種定食、牛めし、カレー 蒲田店」とそれぞれ書かれている。定食の見本が出されていたり、入口の半分が煙草の自動販売機に占拠されていたり、雑然とした入口の前には「御食事」と書かれた暖簾が掛かっている。暖簾の隙間から中を覗くと、たしかにそこは立ち食い蕎麦の店である。とても酒やツマミが豊富な店とは思えないのである。
思い切って中に入ってみた。立ち食い蕎麦のエリアは思いの外狭い。立てるのは7、8人というところか。その向こう側に椅子に座れるカウンター席が続いていた。中に入って行き、15人ほどが座れるカウンター席の真ん中辺りに座った。カウンターの上は、器に盛られた刺身などの入った冷蔵棚になっている。冷蔵棚や棚の間からお店の方とやりとりすることになる。右手の壁に向かって3人くらいが座れるカウンター席もある。先客はカウンターに一番奥の席にカップル。私の手前に男性一人。カップルはずいぶん前から飲んでおられるようだ。日曜日の為か比較的空いている。
まずは、レモンサワー(350円)をお願いした。やがて、生ビールのジョッキに入ったレモンサワーが出てきた。つまみとして、さんましょうが煮(300円)をもらう。いつも何か食べると「甘くて美味しいね」と言う亡くなった昔の上司を思い出す。「お刺身で一杯どうぞ」という言葉が壁に貼ってある。メニューにはシメサバ(500円)、マグロぶつ切り(350円)など刺身類が豊富にある。
やがて、右隣に茶髪の若い男性がやってくる。
「さばの味噌煮と半ライス、それから生野菜を下さい」とその若者は言う。
なかなか、身体に良いメニューを選ぶではないかと感心する。
調理場の中の会話を聞いていると、どうやら「出前」もやるらしい。出前といっても頼んだ人が取りに来る方式である。さらに、男性客が入ってきた。調理場の店長らしい人とギャンブルの話をしている。蒲田らしい会話である。
アジア系のお店の女性にトマトサワー(350円)を頼んだ。冷凍庫で氷らせた状態のジョッキに入って出てくる。これは良い。
少しして、近隣に点在する水商売系のお店の方と思われる人が出前の品物を受け取りに来た。しかし、皿数がたくさんある。店長がさきほどのアジア系の女性に一緒に付いて行くように言った。
その後、その水商売系の方にマスターが言った一言、それが面白かった。
「手伝わせるけど、すぐに返してね」と言うのだ。相手も笑っている。女性も笑っている。
朝6時から夜11時までの営業時間である。ここには一日中人の流れがある。人々の生活がある。
お勘定はちょうど千円である。前回の店は「千円札を握りしめる中年男」のキャラクターを作って待っていながら、お勘定が予想を反して1300円であったという落ちが待っていた。しかし、もうキャラクターは消えている。今度こそ1000円で済ませることができた。千円札が無いため、五千円札を出した。すると、もらったお釣りの千円札が少し濡れていた。
「すいませんね、濡れちゃっていて」と笑顔のマスター。
「そのうち乾きますよ・・・」と笑顔で答えた。
午後5時30分から6時まで30分の滞在。JR蒲田駅に向かい、駅ビル地下で買い物を済ませ帰宅した。
蒲田 立食蕎麦・定食・居酒屋「信濃路」蒲田店
住所 東京都大田区蒲田5丁目16-8
電話 03-3738-5343
定休日 年中無休
営業時間 06:00~23:00
交通 JR蒲田駅東口改札徒歩2分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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Re: へー。蒲田の信濃路ですかー。