FC2ブログ

都立大学「ぶら里」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活  第30回  2007年7月20日(金) 【地域別】  【時間順】



都立大学 居酒屋「ぶら里」


都立大学 ぶら里

 咲良舎アクティングプレイスの選抜メンバーからなる特別プロジェクトの活動は毎週金曜と日曜日である。
 この日も午後9時30分に終了、稽古帰りに都立大学の駅改札で解散となった。ここで、SAKURAとメンバーの創間元哉と3人で軽く飲んでゆこうということになった。
今日の店は、都立大学駅改札を出て右側、高架線脇の道を自由が丘方面へ10メートルほど行った道の左側、回転寿司の二階にある居酒屋「ぶら里」である。

 店に入ると目の前に5席ほどのカウンターがあり、左手の道路側は2人用テーブルが1つ、4人用テーブルが1つ、8人用テーブルが1つあり、右手奥が座敷になっていて、4人用が4卓あり、20人ほどの宴会が可能な広さである。

 まずは、グラスを三つもらい、キリン一番搾りの瓶ビール大(580円)で乾杯である。

 つまみは、手羽先塩焼き(280円)×2本、ポテトフライ(420円)、ゴーヤチャンプル(600円)、オニオンスライス(480円)など。

 ポテトフライは、冷凍食品ではない、大きくカットしたものを揚げてある。ゴーヤチャンプルにはエリンギがたくさん入っていた。つまみは、どれもボリュームがある。量多め単価高めの傾向の店と言える。

 量を少な目にして、単価を下げるか、量を多めにして、単価を上げるかは、店側の選択として分かれる点である。店にとって一番良いのは〈量少な目・単価高め〉であるが、そんな大衆居酒屋は続くわけがない。

 単価は高いが量が多いと、作る手間も客だしの回数も減って店としては楽である。しかし、単価が高いという印象を客に与えてしまうと、リピーター率が低くなる。

 大衆居酒屋として「良い店」と言われる店は、〈量多め・単価安め〉の店である。一人客の多い店では、〈量少な目・単価安め〉の店も、いろいろと頼めるし、〈割安感〉があるので喜ばれる傾向にある。

 〈量少な目・単価高め〉の店は、それを補う要素が必要になる。器にこだわり、店の作りや雰囲気など、高級感を出す為に投資をする。しかし、味が伴えば良いのだが、見かけ倒しの店も多い。この手の店に出会うと、特にがっかりさせられるのである。店は清潔であればそれでいい、きれいである必要はない。そんなことよりも安くてうまい方がいい、それが大衆居酒屋ファンである。

 白ホッピー(450円)を3つもらい、オシンコ(420円)をとる。ホッピーの価格設定が高いように思う。最近450円という価格設定の店によく出会う。私としては、ホッピービバレッジが推奨しているホッピージョッキの下の印までの焼酎の量で、ホッピー本来の味わいで飲めた方がよい、それで350円以内というのが正しいホッピーの姿だと思っている。焼酎の量が多めで高い価格に設定する最近の傾向は、あまり喜ばしいものではない。

 先日買った雑誌「古典酒場」の「ホッピーの正しい呑み方」という記事の中で、「今さら聞けない・・・ホッピーの外1中2って・・・邪道なの?!」という記事があった。飲む人が好きにすれば良いことは十分解っている。しかし、私的にはホッピービバレッジ側が推奨している25度の焼酎1に対してホッピー5という飲み方が一番であると思っている。

 今、主流になってしまっているホッピーの飲み方は、「ホッピー」ではなく、「焼酎のオンザロックのホッピー味」であり、私は好まない。

 3人で話していると話がつきない、あっという間に2時間近くの時がたってしまった。今日は最初の申し合わせ通り、量的には「軽く」の部類に入ったので、3人でお勘定は5620円であった。
「ぶら里」は、つまみも酒も種類がある。居酒屋があまり豊富ではない「都立大学」で、ホッピーの飲める店として貴重である。

 そして、学芸大学 某居酒屋

 翌々日の7月22日(日)も「プロジェクト」の稽古であった。役者にとって必要な、「人間観察」について、「コミュニケーション」について、様々な話が出来た。全員が積極的に話に参加し、本音で語り合うことが出来る、それは素晴らしいことであると思う。

 学芸大学駅近くの稽古場帰りに、SAKURA、メンバーの創間元哉、天絢香と4人で飲もうということになった。しかし、日曜日は学芸大学駅周辺の目当ての店はほとんど休みである、そこで、駅近くで新規開拓をすることにした。

 駅近くで居酒屋を発見。中に入ると、L字カウンターに10人ほどが座れば一杯の広さである。元気の良い青森なまりのお母さんが一人で切り盛りしている。先客の男性が一人、待ち合わせらしく、すぐにもう一人の男性が加わった。

 SAKURAは瓶ビール、創間君は生ビール中、天と私はホッピーをもらった。当然、私は氷無しである。

 カウンターの上段に、大皿料理が並んでいる。「フランク・ソーセージと厚揚げ煮」「鰯の煮付け」「魚のそぼろ」など色々と食べた。壁に品書きがあるが、その中に大皿料理の品書きはどこにもない、料理の単価は不明である。

 全員で話が盛り上がった。お母さんも時折話しに加わってくる。しかし、それが程良い加減で、邪魔にはならない。聞けば30年以上この商売をしていると言う。さすがである。

 並びの男性客二人は、ご飯とみそ汁をもらっていた。話の中身から常連であることが解る。

 お母さんが我々にこんな話をした。
先日、初めてきた客がカウンターの端のお母さんの位置から見えにくい場所で、パソコンを開いて何かしている様子であったという。実は、カウンター脇のコンセントに電源をつなげていたのである。明らかに盗電である。「一言、言ってくれればきついことも言わなかったのだけど、黙ってやっているのでしゃくに障った、だからつい怒ってしまった」と言う。「他でもやっているのかと聞くと、ええ、ちょくちょくなんて言うのよ」と、お母さんの怒りは収まらない。コンセントを見るとガムテープで穴を塞いであった。

 文庫本を読んだり、携帯電話で短いメールを送ったり、PDAをいじるのは、それはそれで、一人客の居酒屋での過ごし方の部類に入ると思う。しかし、狭く小さなカウンターだけの店で、ノートパソコンを開くのは無粋である。その上、だまって盗電してしまう。酒場に来る資格のない人間である。そういう人はチェーン居酒屋の小さな二人用の個室にでもこもってパソコンに向かえば良いと思う。

 インターネット上で、このお店を紹介することは控えることにした。常連客と長年作ってきたこの店の雰囲気を壊す原因を作りたくないのである。ゆえに、「某店」として、住所も電話番号も掲載しないことにする。

 お勘定をお願いすると四人できっちり1万円、一人2500円であった。小料理屋さんなどによくあるやり方であるが色々と食べて酒も飲んだ、私としては妥当な値段といえる。

 また、お母さんの青森なまりを聞きたくなる時が来るに違いない。居酒屋の女将さんに対して変な言い方であるが、シャープでクレバーなお母さんであった。



都立大学 居酒屋「ぶら里」  
住所 目黒区平町1-27-10-2F
電話 03-3723-0504


実力派俳優になりたい人は→ 咲良舎/櫻塾


都立大学

Comments 0