五反田 酒蔵「あさり」
居酒屋探偵DAITENの生活 第321回 2010年2月20日(土) 【地域別】 【時間順】
五反田 酒蔵「あさり」
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ここのところ毎日のように五反田にゆく用事がある。その用事を済ませて帰宅前に少しだけ飲みたいと思い向かったのは、五反田駅東口から品川駅方面へ続いている通称ソニーと呼ばれる道である。品川方面に少し歩くと、右手に赤提灯と暖簾が見えてくる。暖簾には「あさり」と書いてあり、店の上の「沢之鶴酒蔵」と書かれた明るい看板が眩しい。この店こそ、安心して「親父酒場」と呼べる店「酒蔵あさり」である。
暖簾をくぐり中に入ると、右手に10人が座れる長いテーブル席がある。その向こうに6人席と4人席のテーブルが並んでいる。その向こうに縦に8人掛けテーブル席が置かれ、その脇には大型の生ビールサーバー。さらに奥が調理場である。生ビールサーバーの右手のコの字形にひっこんだ場所に円卓があり、5人が座ることができる。そこが店の中で一番落ち着けるテーブルかもしれない。
入って左手には帳場のような囲まれた場所があり、レジもそこにある。レジ下に冷蔵ケースがあり、きれいに焼き鳥が並べられている。また、煮込みも火に掛けてあった。その向こうの左手の少し引っ込んだ場所に8人席テーブルがある。その奥はトイレ。店の中心にある縦方向の8人テーブルの一番手前角に座った。店全体を観察できる良い場所である。
まずは、お酒を熱燗でもらうことにした。女将さんらしき方にお願いする。
「お酒、熱燗で一合お願いします」
「二合しかないんですよ・・・」
「じゃ、二合で・・・」
一人で二合はつらいので、他の飲物にすれば良いものを・・・本音を言えずそのまま流されてしまう私がいる。
お酒の銘柄は「沢の鶴」である。熱燗を呑みながら店内を見回す、入口近くの10人テーブルの端に男女カップルが一組、その隣の6人テーブルに男性二人、4人テーブルに男性一人の先客がおられる。しばらくして、男性二人客が「沢の鶴」の熱燗を頼んだ。
「飲みきれないので、この熱燗半分飲んでくれませんか」と言いたい。でも言えないのである。
店内にジャニーズ系のジャパンポップスが不自然に流れている。やはり演歌がよいと思う。イカ刺し(630円)と揚げ出し豆腐(420円)を頼んだ。
男性の一人客の方が入ってきた。生ビールと一緒にきゅうりチーズの盛り合わせ(399円)と、きゅうりの漬物(399円)を頼まれた。どうやらきゅうり好きの方らしい。関西系の人なら「どんだけきゅうりが好きやねん」と、いわゆる突っ込みを入れるのであろうか。
私の右手のテーブルの男性一人客の方は、ホッピーの中焼酎をたのんだ。その焼酎に残りのホッピーを注ぎ、飲み終わるとお勘定をされた。この方はとても言葉や態度が丁寧な方で、女将さんに何度も頭を下げながら「ごちさうさまでした」と言って帰ってゆかれた。大衆酒場とホッピーと律儀で丁寧な男性。その場の雰囲気が面白かった。
メニューや店の作りから本来の客筋のプロファイリングをすれば「酒とギャンブルを好み、喫煙者で、にんにくや馬刺しを食べればスタミナがついて身体に良いと考える中高年の男性」という感じになる。そこから考えれば、さきほどのホッピーの紳士はまったく違う雰囲気の人物である。
メニューの中で気になったのは、煮込み(473円)、馬刺し(840円)など。次回は頼んでみたいと思う。
左隣のきゅうり好きの方に携帯電話が入る。律儀に外へ向かわれた。騒ぐ人もいない。みんな静かな紳士ばかりである。インターネットで検索した時、こちらの店が脳学者の茂木健一郎氏が来る店であることを知った。茂木健一郎氏は、東京工業大学大学院連携教授の肩書きを持ち、同時に株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員である。五反田のソニー関連のオフィスビルが並ぶソニー通り沿いの居酒屋にいらっしゃるのはごく自然なことのようだ。
やっとのことでお酒を飲み終え、トマトサワー(360円)を頼んだ。トマトサワーがあると、健康を気にする私としてはついつい頼んでしまう。本当に健康を考えれば、トマトジュースだけにすれば良いのであるが、やはりそうはいかないのである。
トイレに行きたくなった。トイレに入る時、トイレの先の奥の方に掘ごたつ式の席があることが解った。今日は電気が消してあったので気が付かなかったのである。20人くらいは入れるスペースと見た。こちらの店は、外から見るよりも大人数を収容できる店である。居酒屋での情報収拾はやはりトイレタイムが重要である。無駄にトイレに行ってはいけないのだ。
午後5時35分から6時30分まで、1時間近い滞在である。支払った金額は2,089円であった。

五反田 酒蔵「あさり」
住所 東京都品川区東五反田2-4-5
電話 03-3441-0839
定休日 ?
営業時間 ?
交通 JR五反田駅下車徒歩5分。東急池上線五反田駅下車徒歩4分。都営地下鉄浅草線五反田駅下車徒歩6分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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五反田 酒蔵「あさり」



ここのところ毎日のように五反田にゆく用事がある。その用事を済ませて帰宅前に少しだけ飲みたいと思い向かったのは、五反田駅東口から品川駅方面へ続いている通称ソニーと呼ばれる道である。品川方面に少し歩くと、右手に赤提灯と暖簾が見えてくる。暖簾には「あさり」と書いてあり、店の上の「沢之鶴酒蔵」と書かれた明るい看板が眩しい。この店こそ、安心して「親父酒場」と呼べる店「酒蔵あさり」である。
暖簾をくぐり中に入ると、右手に10人が座れる長いテーブル席がある。その向こうに6人席と4人席のテーブルが並んでいる。その向こうに縦に8人掛けテーブル席が置かれ、その脇には大型の生ビールサーバー。さらに奥が調理場である。生ビールサーバーの右手のコの字形にひっこんだ場所に円卓があり、5人が座ることができる。そこが店の中で一番落ち着けるテーブルかもしれない。
入って左手には帳場のような囲まれた場所があり、レジもそこにある。レジ下に冷蔵ケースがあり、きれいに焼き鳥が並べられている。また、煮込みも火に掛けてあった。その向こうの左手の少し引っ込んだ場所に8人席テーブルがある。その奥はトイレ。店の中心にある縦方向の8人テーブルの一番手前角に座った。店全体を観察できる良い場所である。
まずは、お酒を熱燗でもらうことにした。女将さんらしき方にお願いする。
「お酒、熱燗で一合お願いします」
「二合しかないんですよ・・・」
「じゃ、二合で・・・」
一人で二合はつらいので、他の飲物にすれば良いものを・・・本音を言えずそのまま流されてしまう私がいる。
お酒の銘柄は「沢の鶴」である。熱燗を呑みながら店内を見回す、入口近くの10人テーブルの端に男女カップルが一組、その隣の6人テーブルに男性二人、4人テーブルに男性一人の先客がおられる。しばらくして、男性二人客が「沢の鶴」の熱燗を頼んだ。
「飲みきれないので、この熱燗半分飲んでくれませんか」と言いたい。でも言えないのである。
店内にジャニーズ系のジャパンポップスが不自然に流れている。やはり演歌がよいと思う。イカ刺し(630円)と揚げ出し豆腐(420円)を頼んだ。
男性の一人客の方が入ってきた。生ビールと一緒にきゅうりチーズの盛り合わせ(399円)と、きゅうりの漬物(399円)を頼まれた。どうやらきゅうり好きの方らしい。関西系の人なら「どんだけきゅうりが好きやねん」と、いわゆる突っ込みを入れるのであろうか。
私の右手のテーブルの男性一人客の方は、ホッピーの中焼酎をたのんだ。その焼酎に残りのホッピーを注ぎ、飲み終わるとお勘定をされた。この方はとても言葉や態度が丁寧な方で、女将さんに何度も頭を下げながら「ごちさうさまでした」と言って帰ってゆかれた。大衆酒場とホッピーと律儀で丁寧な男性。その場の雰囲気が面白かった。
メニューや店の作りから本来の客筋のプロファイリングをすれば「酒とギャンブルを好み、喫煙者で、にんにくや馬刺しを食べればスタミナがついて身体に良いと考える中高年の男性」という感じになる。そこから考えれば、さきほどのホッピーの紳士はまったく違う雰囲気の人物である。
メニューの中で気になったのは、煮込み(473円)、馬刺し(840円)など。次回は頼んでみたいと思う。
左隣のきゅうり好きの方に携帯電話が入る。律儀に外へ向かわれた。騒ぐ人もいない。みんな静かな紳士ばかりである。インターネットで検索した時、こちらの店が脳学者の茂木健一郎氏が来る店であることを知った。茂木健一郎氏は、東京工業大学大学院連携教授の肩書きを持ち、同時に株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所上級研究員である。五反田のソニー関連のオフィスビルが並ぶソニー通り沿いの居酒屋にいらっしゃるのはごく自然なことのようだ。
やっとのことでお酒を飲み終え、トマトサワー(360円)を頼んだ。トマトサワーがあると、健康を気にする私としてはついつい頼んでしまう。本当に健康を考えれば、トマトジュースだけにすれば良いのであるが、やはりそうはいかないのである。
トイレに行きたくなった。トイレに入る時、トイレの先の奥の方に掘ごたつ式の席があることが解った。今日は電気が消してあったので気が付かなかったのである。20人くらいは入れるスペースと見た。こちらの店は、外から見るよりも大人数を収容できる店である。居酒屋での情報収拾はやはりトイレタイムが重要である。無駄にトイレに行ってはいけないのだ。
午後5時35分から6時30分まで、1時間近い滞在である。支払った金額は2,089円であった。

五反田 酒蔵「あさり」
住所 東京都品川区東五反田2-4-5
電話 03-3441-0839
定休日 ?
営業時間 ?
交通 JR五反田駅下車徒歩5分。東急池上線五反田駅下車徒歩4分。都営地下鉄浅草線五反田駅下車徒歩6分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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Re: 懐かしい・・・