大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
復活再開店シリーズ 第1弾
大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」



ブログ「居酒屋探偵DAITENの生活」をやっていて本当に良かったと思う時がある。第323回の記事に書いた通り、大崎広小路駅前のガード下の居酒屋が3軒耐震化工事の為に閉店になった。その中でも一番古い作りの店が居酒屋「一平」であった。
ところが、その後、同記事へ読者の方からコメントの書き込みがあり、閉店した「一平」が新しい場所で既に営業を再開しているとの情報を得たのである。最初のコメントをいただいて、すぐにその晩のうちに行ってみた。下調べもせず、コメントを見ただけで出かけてしまった為、なかなか見つからない。なんとか辿り着くまで30分近くかかってしまった。
今回はずいぶん迷ってしまったけれど、同じ読者の方から場所を示した2つ目のコメントもいただき、後から地図を見てみると思いの外、店までは簡単な道順であった。大崎広小路駅を出て山手通りを不動前方面に向かって歩く。大崎広小路、西五反田1丁目の2つを交差点を渡り、三つ目の大崎郵便局前の交差点に出たら左に曲がる。すると、一つ目の道の向こう角にセブンスターマンション第7五反田というマンションがある。そのマンションの1階が家庭料理・居酒屋「一平」の新しい店舗であった。黄色い看板(写真)が目印。お店の入口の上のあまり目立たない看板や入口のガラス戸には「御食事処一平」と書いてあった。
着いたのは午後6時半頃。店の前面はサッシのガラス張りである。しかし、曇りガラス風のシートが貼ってあるので中は丸見えではない。店の前に黒板になっている簡単なメニュー看板も立っており、その左手には観葉植物。観光地でよく見る喫茶店のようである。
ガラスサッシの引き戸を開いて中に入る。入って右手には7人掛けのL字カウンター。カウンターの奥は調理場になっており、客席との間には壁がなく、以前より広くなっていた。
お客さんの間を通って奥の方へ行き、女将さんに向かって人差し指一本を立て、「1人なんですが・・・」と言ってみた。女将さんは黙ってうなずかれる。そのまま、左手のテーブル席の一つに座った。もう1人の女性が出てきて、2つくっつけて4人掛けになっていたテーブルを2つに別ける。その方にレモンサワー(350円)を頼んだ。青菜のおひたしにシラス干しをのせたものと白菜のお新香がお通しであった。
店内を見廻す。店に入って左手には二人掛けテーブルが四つと後から置いたらしい簡易テーブルが二つある。その向こう側に大きな冷蔵庫があり、上に32インチの液晶テレビが乗っている。冷蔵庫の上にテレビが置いてあるのは旧店舗と同じである。カウンターには女性1人と男性4人のお客さんが座っておられる。テーブル席にも女性1人と男性2人が座っておられた。まだ静かである。ここで座り方から見て全員が一人客であることに気づいた。
私はお客さん全員が一人客であるのに、静かな店内で「1人なんですが・・・」と言ったのである。じわじわと恥ずかしさがこみ上げて、独り笑ってしまった。
私が座ったのは、左の壁際のトイレの前の席、テレビも見えてトイレにも行きやすく、メニュー全体もよく見えるし、品物を運ぶお店の方が前を通るので注文もし易い。そんな席であった。
最初のつまみは、刺身盛り合わせ(350円)にした。ここの刺身盛り合わせがお得なことを私は知っている。刺身がやってきた。マグロ、たこ、あじ、ほたるいかである。これで350円というのは実に安い。
カウンターの常連の方と、入口の簡易テーブルに座る初の来店らしいお客さんが話しておられる。
「こんなに量があって、こんなに安くていいのかねえ」とのご発言。
常連の方が楽しそうに大崎広小路のガード下の旧店舗の店内の説明をされている。この気持ちはとてもよく解る。
追加のつまみは、ホタテいかバター炒め(300円)を頼んだ。メニューを見るとボトルキープは二ヶ月。鏡月ボトル(1,800円)、焼酎甲類一升瓶(3,500円)、焼酎芋一升瓶(4,000円)など。
第232回の記事で、並んでいる一升瓶の中から一本を引き抜き、自分の席に持って行き飲み始めた常連の方がいて、とても格好良かった。その時の一升瓶がこれであった。
2杯目はホッピーセット(380円)をお願いすることにした。
「ホッピー、氷無しでお願いします」
「うちは、ホッピー冷やしてないんですけど・・・」
「はい、知ってます。それでいいです」と答える。旧店舗の時も同じ会話をした記憶がある。
ホタテいかバター炒めは、帆立とイカだけではなく、レタス、トマト、ブロッコリー、玉ねぎのサラダがついている。このつまみと刺身の盛り合わせだけで十分に飲める量である。
店も小綺麗になり、女性二人で切り盛りしているので、女性客も入りやすい。事実、今日のお客さんの中にも一人客の女性が二人おられた。
カウンター席では、色々な地方の食べ物のことで常連の皆さんが盛り上がっていた。楽しそうである。
18時25分から19時25分まで一時間程の滞在。お勘定をお願いすると1,530円であった。新しいお店も良い店であった。情報をいただいた読者のミカドさんに感謝したい。
※ ※ ※
追記 2011.2.24
久しぶりに「一平」さんに行ってみた。でも、sakuraは常連さん的に通っている様子。
この日は、それぞれの仕事帰りに待ち合わせ。頼んだのは、イカニラチヂミ(300円)、ほっけ(300円)、キリンビール大瓶(550円)、レモンサワー(300円)、チューハイ(300円)。南瓜煮(150円)、イカ刺し(250円)
合計2150円。いつもながら、その安さには驚かされる。並びの人の食べていた300円のロースカツの大きさにびっくり。今日も皆さん楽しく飲んでいる。
「一平」旧店舗に関する過去の紹介記事
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第232回 2009年7月7日(火)
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第66回 2008年1月7日(月)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第54回 2007年11月17日(土)

大崎広小路 家庭料理・居酒屋「一平」
住所 東京都品川区西五反田7-20-13 セブンスターマンション第7五反田
電話 03-3493-7730
定休日 日曜・祭日
営業時間 17:00~
交通 東急池上線大崎広小路駅徒歩6分・東急目黒線不動前駅徒歩7分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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Re: これはありがたいです