尻手 角打立ち飲み「新川屋酒店」
角打シリーズ第8弾
尻手 角打「有限会社新川屋酒店」




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JR南武線の尻手駅から歩いた場所にあるニトリにsakuraと行った。ずっと前から気になっていた店が尻手駅改札を出て右方向へ歩いて10秒の場所にある。通りかかるのが土曜日の午後の早い時間であり、まだ営業していなかった為、今まで何度も前を通りながら入れなかったのである。その店は一見すると酒屋さんである。しかし、正面から見て右手にサッシのガラス戸があり、その中が立ち飲みになっている。所謂「角打立ち飲み」というジャンルに入るのかもしれない。サッシのガラス戸には「酔った方の入店禁止」とあり、さらに、「ホッピー1本160円、焼酎1杯200円、氷50円、セット410円」と書いてある。ホッピー好きとしては、入店時から心惹かれるプレゼンテーションである。
狭い間口の店内に入ると、逆L字のカウンターがある。手前の横列に二人、縦列に五人も立てばいっぱいに違いない。しかし、その奥の右手が少し広くなっていて、そこには常連用らしき椅子が置かれたテーブルがある。この席が立ち呑み部長のブログで紹介されていた特別席に違いないのである。
入って左手に男性一人、カウンターの真ん中辺りに一人の方が立っておられ、奥の特別席では、だいぶ前から呑んでいる様子の数人の先輩たちが盛り上がっておられた。
sakuraと二人、カウンターの角辺りに立つ。まず頼んだのは、ビール大瓶(キリン)。薩摩揚げ(250円)を頼み、もつ煮込み(350円)もお願いするが残念ながら売切れであった。
ビールに続いて、SAKURAはハ海山(350円)、私はにごり酒(250円)を頼む。よく見ればカウンターが傾斜している。お酒をついでくれると少しこぼれるのである。隣の先輩がティッシュを回してくださり、それでテーブルの上を拭く。これをきっかけにお話をすることになった。ずいぶん昔から通っておられるそうで、十年くらい前までは奥の椅子席に座って、他の社員の方々に混ざって飲んでいたそうである。どこかの会社の上の方であろうか。
豚汁を頼むと、「肉がもうないので100円でいいです」と言って出してくれた。肉汁で味がよく出た野菜の汁物をいただいたことになる。これが美味しかった。「こちらの料理は美味しいですよ」と隣の方がおっしゃる。
マスターに「定休日をいつですか?」と聞くと「定休日は無いけれど、休むとしたら日曜日です」とのこと。
「白ホッピーを氷なしでお願いします」と言うと、「ホッピー、大丈夫ですか?」と笑顔でマスターに言われた。強いアルコールを多く飲みたい人の飲物というイメージがあるのかもしれない。キンミヤ焼酎を選ぶことも出来るようである。
前述のようなシステムなので、私のように氷無しで飲む人間はホッピーセットを360円で飲めるのである。氷があっても無くても同じ値段の他店よりもお得である。たとえ、氷あり410円のセットを最初に頼んだとしても氷が残っていれば、2杯目は360円で飲めるかもしれない。良心的な価格設定である。
一般販売用の冷えたホッピーの瓶とホッピーグラスに焼酎だけが入って出てきた。また、ハイサワーを頼むと、ホッピーと同じようにハイサワーの瓶が付いてくるようである。最後に、ほうれん草おひたし(200円)も頼んだ。
午後6時40分から8時まで1時間20分ほどの滞在、我々としては思いの外長い滞在となってしまった。お勘定は2,300円であった。支払いを済ませ外に出る。中でつながっている酒屋さんの前を通ると、ママさんが酒屋さんの中から頭を下げて送ってくださる。また、来ようと思う。

尻手 角打「有限会社新川屋酒店」
住所 神奈川県川崎市幸区南幸町3丁目104
電話 044-522-4830
定休日 不定休(休む時は日曜日とのこと)
営業時間 17:00~22:00
交通 JR南武線尻手駅下車徒歩10秒
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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Re: 尻手近辺