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小石川「遠州屋」「えんまや」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活  第32回  2007年8月1日(水) 【地域別】  【時間順】


小石川「遠州屋」「えんまや」


 小石川 源覚寺〈こんにゃくえんま様〉

 8月1日、ASIMO君と一緒に、まったく初めての地域で呑むことになった。

 水道橋でのちょっとした「用事」を済ませた我々は、東京ドーム脇を抜けて、そのまま地下鉄丸の内線の後楽園駅方面へ向かう歩道橋を渡り、後楽園駅の階段を下りて北上する。それは白山通りの西側の通りで、春日通りと交差した後、やがて北西方向へとカーブしてゆき、小石川植物園近くに出て、JR大塚駅に至る道である。しばらく歩くと「こんにゃくえんま前」というT字交差点に出た。まっすぐ行けば大塚駅方面、右に曲がればすぐに白山通りである。交差点の左には源覚寺というお寺への参道がある。この源覚寺は、「こんにゃくえんま」として知られている。今日の目的の店は、二軒共に、この交差点の近くにある。

 二軒の店が共に入っている「えんま商盛会」という商店会のホームページに「こんにゃくえんま」の由来が書かれているので、引用させていただく。
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 文京区が「文化財」として特に指定しているこの源覚寺の「閻魔木造坐像」は鎌倉期の作と伝えられ、寛文12年、今からおよそ330年前、最後の修繕をしたことが記録に残っています。

 宝暦(1751~1764)のころ、眼病を患う一人の老婆が、その好物の「こんにゃく」
をたって一心に持病の平癒を祈願したところ、大王が老婆の身替りとなってみずから片目を盲目とさせられました。すると老婆の片目は以前ににまさって視力を回復したと伝えられたことから「こんにゃくえんま」あるいは「身替りえんま」と呼ばれるようになり、特に眼を患う人たちの信仰を集めました。今日、大王の右眼だけが光を失っているのは、この故事に基づくものです。
(後略)
「えんま商盛会」http://www.d-art.co.jp/enma/enma-index.html
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 日頃、パソコンに向かう時間が多く、目を酷使している者としては、本当は祈願に行かなければならないのだが、時間も遅いので許していただくことにした。

「こんにゃくえんま」様の参道のすぐ先に店が見えた。「えんまや」である。想像していたよりもきれいな外観、外から中がよく見える。2階席もあってかなりの広さの店である。

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 「えんまや」の向こう隣には、「大亜堂書店」という渋い古書店がある。なんと、看板の文字が右から左に書いてある。この街が古くから栄えた街であることが解る。

 その「大亜堂書店」の前が横断歩道になっており、信号を渡った向こう側に、今夜のもう一軒の目的の店「遠州屋」が見える。


 小石川 モツ焼き「遠州屋」

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 横断歩道を渡りながら、見上げると「遠州屋」の看板があった。ライトアップされていて、なかなか良い感じである。古い店の外観も渋くて良いが、ライトアップされた看板に店の企業努力を感じる。
 店に入ったのは、午後7時50分。入口を入ると、左手でモツ焼きを焼いている。真ん中を通路として、左右に4人掛のテーブルが8卓ほどある。すでに万卓に近い状態で、入ってすぐの4人掛のテーブルが一つだけ空いていた。運が良い。
 さっそく、生ビール。ASIMO君は生ビール大(720円)、珍しく、私もつられて生ビール中(480円)を頼んでしまった。

 この店はモツで評判の店である。モツ煮込み豆腐入り(600円)、モツ焼きはタン(100円)、ハツ(100円)、カシラ(100円)、ナンコツ(120円)を2本づつ塩でもらう。さらに、モツ焼きに合いそうなキャベツ辛味噌付(350円)を頼む。

 すぐに、生ビールがやってきた。ドンと置かれる大生、やはり迫力がある。二人ともグーッと呑む。今日は暑い日だったので、生ビールが本当にうまい。ずっと我慢していた甲斐があった。

 最初に出てきたつまみはキャベツ辛味噌付。この辛味噌が実にうまい、ASIMO君も「うまいですね」と感心している。

 次にモツ煮込みがやってきた。比較的あっさりとした煮込みである。豆腐入りと豆腐なしと両方頼めるようになっている。

 モツ焼きがやってきた。どれもとてもおいしいモツであるが、特に、ナンコツがおいしい。先ほどのキャベツに付いていた辛味噌をつけてモツ焼きを食べてみる。うまい。この店は「モツですね」とASIMO君。意見一致である。しかし、ここはモツ焼き屋さんではあるが、揚げ物、刺身など居酒屋さんにあるものは一通り置いている。モツが苦手な人でも十分楽しむことが出来る店となっている。

 2杯目は二人ともチューハイ(480円)である。追加したツマミは、谷中しょうが(400円)、小石川谷中しょうがをいただく、ちょっと「江戸っ子気分」である。

 次の目的地があるので、このぐらいにしようということになり、「遠州屋」さんとお別れである。50分ほどの滞在で、お勘定は二人で4630円。


 小石川 居酒屋「えんまや」

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「遠州屋」を出ると、横断歩道の向こう側に先ほどの「大亜堂書店」の外観が見える。
 その左手には「えんまや」が我々を待っていてくれる。さきほどの「遠州屋」と、この「えんまや」は古くからライバル関係なのだろうか、勝手な想像をしてしまう。

 「えんまや」に入ったのは、午後8時40分。すっかり、二人とも御機嫌である。ここでも、チューハイ(270円)を二つ頼む、270円とは安い。遠州屋とはチューハイに対する考え方が違うようである。 

 この「えんまや」は刺身がうまいことで周辺の皆さんから知られているようである。我々も刺身の三品盛(850円)を注文した。それから、ジャコ天2枚(480円)、ポテトの明太子チーズ焼き(500円)である。

 チューハイを飲みながら話していると、ジャコ天がやってきた、長さ15センチほどの美しい色をしたジャコ天が2枚、皿の上にのってくる。これは良いつまみになりそうである。食べてみるとやはりうまい、チューハイによくあう。

 また、話に夢中になっていると、やってきたのは三品盛。三品の構成は、まず、かなり大きく切られたカツオが3切れ、ざくっと厚く切られたマグロの中トロが4切れ、それから、活タコが3切れである。これで850円は安い。カツオもマグロもうまい、しかし、一番は活タコだった。コリコリした歯ごたえがまさに活タコそのもの、人数が多ければ、3種類ある刺し盛りを頼むべきである。

 「ここは刺身ですね」とASIMO君。またまた二人意見一致。しかし、このお店も「刺身」だけではなく、焼きものから揚げ物、様々な食べ物をおいている。やはり、「遠州屋」とはライバル関係で、相手の店に置いてあるものをどんどん追加しているうちに、両方とも何でも食べることのできる「居酒屋」に進化してしまったのだろうか、またまた、勝手な想像をしてしまう。

 すぐに、2杯目のチューハイを頼む。
 やってきたつまみは「ポテトの明太子チーズ焼き」、想像していたよりボリュームがある。ジャガイモをゆでてつぶしたものに、明太子を挟み込み、上からチーズを乗せてオーブンで焼いたものである。これは、冷たい飲み物に合う。どんどん飲んでしまう。

 生レモンサワー(380円)を二人とも頼む、さらに、生グレープフルーツサワー(380円)も飲んでしまった。
 すっかり満足をした二人。ここで、次回の「居酒屋探偵」の探偵先の話になる。次回は土曜日の午後に、池袋~十条~赤羽埼京線昼酒旅に決定。楽しみである。

 1時間30分ほどの滞在で、お勘定は5090円。

 都営地下鉄三田線の「春日」駅まで歩いて、そこでASIMO君と別れる。私は三田線に乗り、ASIMO君は都営地下鉄大江戸線「後楽園」駅まで歩くとのこと。

 また、小石川の街に来たいものである。今度は土曜の昼に周囲を散策して、夕方から一杯というのも良いかもしれない。しかし、問題が一つある。今回の店は両方とも良い店なので、とても一軒だけでは済まない。二軒とも絶対に行ってしまいそうである。飲み過ぎに注意である。


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小石川 遠州屋
東京都文京区小石川1丁目9-6
03-3812-5678


enmaya02.jpg
小石川 えんまや
東京都文京区小石川2丁目23-13
03-3811-2375

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