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秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」

居酒屋探偵DAITENの生活 第343回 2010年6月5日(土) 【地域別】  【時間順】



秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」


   秋葉原「アキバの酒場」入口

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 2002年から毎年のようにSAKURA演出の芝居を上演してきた劇場、東京・両国のシアターΧ(カイ)で行われているチェーホフ生誕150年記念・第9回シアターΧ国際舞台芸術祭・IDTFの上演演目G.トフストノーゴフ記念サンクトペテルブルク アカデミー ボリショイドラマ劇場「小犬を連れた奥さん」を観劇することになった。ボリショイドラマ劇場は1919年に作家ゴーリキーらによって結成されたロシアでも人気、実力ともにトップクラスの伝統ある劇場である。その俳優たちの素晴らしい演技を間近で見ることが出来た。それは単なる「観劇」を越えて「経験」であった。
 
 SAKURAは、良い芝居を見た時は出来るだけ早く劇場を去って遠くへ歩きたくなるという習性がある。今日も両国のシアターΧを出て、浅草橋駅近くまで行き、さらに総武線のガード脇を秋葉原まで二人で歩いてしまった。
 昭和通りから総武線ガードの南側の道に入り歩いてゆく。公園があり、さらに歩いて行くと左手のピルの一階に車が8台ほど止められるくらいの駐車場がある。その駐車場の外で、海産物を入れる為の「トロ箱」や赤提灯を台車に載せて作った看板オブジェに出会った(写真)。

  秋葉原「アキバの酒場」看板オブジェ ← 看板オブジェ

 しかし、建物の上の階の方や周辺を見てもそれらしき店は無い。よく見ると、その駐車場の奥の方に地味な扉が見える。行ってみると廊下があった。神田周辺に多くある古いタイプの事務所ビルである。反対側の広い通りに面したガラス扉が見えた。その手前の左手に、駐車場入口と同じ木の看板があつた。「アキバの酒場」と書いてある。
 入口には立ち飲み店によくある透明のビニールシートがある。室内の廊下に面しているので雨のことは心配ない。冬場の防寒、夏場の冷気保持の為に違いない。丈の短い青い暖簾の下をくぐって中に入った。思いの外天井の高い空間である。左手のカウンターの中が酒を提供する為の作業スペース。さらに奥が調理場になっている。右手には壁際にカウンターが奥まで続いており、途中に少し突き出た部分がある。その突き出た部分に向かい合って座った。

 まずは、sakuraは生ビール(380円)、私はチューハイ(280円)をお願いした。壁のホワイトボードに魚介類を中心としたつまみが書いてある。基本的には定番メニューよりもその日の仕入れの内容によって変わるメニューに重きを置いているようだ。
 カウンターにはおでん鍋がある。おでんをお願いすることにした。
 おでんは3点盛でお願いすると、50円引になる。たとえば150円の大根を2個と玉子1個をお願いすると、450円のところ400円になるのである。この時は種類が少ない為、特別に大根2個と玉子2個で400円にしてくれた。豆アジの南蛮漬(380円)も頼んだ。
 大根がよく煮えている。おでんは口開けより閉店間際の方が美味しいものである。豆アジの南蛮漬も美味い。

 ポテトサラダ(280円)を頼む。これがとても美味しかった。後から入って来られた方の中で、まず一人前を食べ、後からさらにもう一人前追加をしている方もいた。

 さらに七種のモツ煮込(280円)をお願いする。七種の内訳が書いてあった。牛(大腸、ハチノス、ギアラ)、豚(大腸)、鶏(レバ、砂肝、シャモ皮)である。大盛だと480円。煮玉子は120円で追加できる。

 SAKURAはお酒が飲みたくなり、隠し酒(\480)の中から波乃音酒造「風」を選んだ。
 
 私はハイボールをお願いした。ウイスキーの銘柄を聞かれる。「白州」を勧められ、白州ハイボール(480円)にした。
 マスターのお酒のプレゼンテーションは素晴らしい。

 今日見た芝居のことは余り話さない。良い芝居を見た時はそんなものである。感動は自分の中にある。あまり良くない芝居を見た時は饒舌になる。どんなに酷かったかを語り合ってしまうものである。

 板わさ(280円)も頼む。たっぷりの本ワサビと共に出されたカマボコは濃厚な口あたりのものであった。コンビニなどで手に入るものとは違うのである。
 
 午後10時を過ぎた遅い時間の来店の為、魚介類を中心に終わってしまっているものが多かった。次回に来店する時は刺身を是非いただきたいと思う。

 クールでシャープでクレバーなマスターであるとSAKURAが言う。また、偶然に良い酒場を発見することが出来た。最近は酒を飲むことは多くても紹介するような店には出会えないでいた。たまに城南地区を出てみて収穫があった。

 午後10時30分から11時15分まで45分ほどの滞在。お勘定は二人で3,240円であった。

 11時を過ぎるとビルのセキュリティの関係で入ることが出来なくなる。ビルの入口までマスターに送ってもらい外に出た。駐車場の裏玄関から入り込み発見した店である。帰りは、薄暗い廊下をマスターに送ってもらいセキュリティを解除してもらって広い通りに出た。秋葉原らしい大きく強い照明の看板が見える。何やら不思議な気分であった。

 ロシアの芝居も素晴らしく日本の立ち飲みも素晴らしかった。幸せな夜である。


  秋葉原「アキバの酒場」看板オブジェ

秋葉原 立ち飲み「アキバの酒場」
住所 東京都千代田区神田佐久間町1-14 第二東ビル1F107
電話 03-6206-8854
定休 日曜・祝日
営業時間 17:00~23:00(L.O.22:30)
交通 JR秋葉原駅昭和通口徒歩3分。

公式ブログ 前略、ガレージの奥から~「アキバの酒場なう」


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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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