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鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店

居酒屋探偵DAITENの生活 第347回 2010年6月17日(木) 【地域別】  【時間順】



鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店


 立ち飲みとっちゃん鶴見店外観
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 城南地区の有名立ち飲み店になりつつある京急蒲田の立ち飲み「とっちゃん」。こちらのお店は私も過去3回紹介している。その「とっちゃん」鶴見店2010年6月12日に開店した。この出店の話は京浜地区及び東京城南地区を歩く居酒屋ブロガーさんの間でも話題となっているようである。
  
 横浜での用事と飲み会を済ませた後、京浜東北線で鶴見に向かった。JR鶴見駅の東口に出ると目の前にロータリーがある。そのロータリーを左手に回り込むように歩いて、左手の最初の道を入ってゆく。すると、十字路があり、その少し先の左側に立ち飲み「とっちゃん」鶴見店はある。
 この先には古典酒場の「三策」があった。今はその姿は無い。店のあった場所が更地になってしまっていた時は、とても寂しい気持ちになったことを覚えている。

 立ち飲み「とっちゃん」の外にはどこにも「鶴見店」という文字はない。小さな店が好まれる今、チェーンであることを前面に出すのは得策ではない。チェーン店恐怖症の私などは「○○店」と書いてあるだけで入店を避けてしまう。

 入口を入り、左手のカウンターの焼き台に一番近い場所に立つ。やや暑い。お店の方に、蒲田のお店と同じフローズンホッピー(395円)とマカロニサラダ(200円)をお願いする。両方ともこちらのお店の名物商品である。
 「胡椒かけてもよいですか?」と聞かれる。
 「はい、たっぷりで・・・」と答えた。

 さらにささみの刺身(300円)と焼き物の中からはらみ(80円)となんこつ(80円)を塩でお願いする。
 「ささみの刺身は、ゆず胡椒、ニンニク、ワサビのうち何で食べられますか?」と聞かれる。
 「ワサビでお願いします」と答えた。300円という価格でこういうものを食べられるのはうれしい。次回はレバ刺しを食べてみたいと思う。

 フローズンホッピーをいただきながら店内を観察する。
 全体に「工事現場」デザイン・コンセプトになっていて、店の一番奥には工事現場を囲う為のオレンジと黒の仮設フェンスが立ててある。さらに、入ってすぐ右手にドラムカンの上に板を乗せた席もある。廃材を燃やし、周りを囲んで暖を取る工事現場のあの風景のイメージだろうか。

 入って左手に焼き台。その先に私が立っている一直線のカウンターがあり、8人くらいが立てる。その奥に、出入り口を挟んでさらにL字カウンターがあり、そこにも8人ほどが立てる。さらに奥の右手には、8人ほどが立てるテーブルが二つ。同じく入口のドラム缶の隣にも8人テーブルがある。このテーブルはどれも足場で組まれていて面白い。
 全体で50人近くは入れるかもしれない。立呑みとしては大箱店と言える。混んでいる時間帯でもとても入りやすいに違いない。

 壁に「明日もがんばろう。今日も一日ごくろうさまでした」という工事現場風の標語が貼ってある。
 
 2杯目はキンミヤハイボール(280円)を頼んだ。ハイボールやサワー類の値段が280円というのは安い。良い価格設定である。

 流れるのは懐かしいニューミュージックである。
 午後9時も過ぎて、店内は空いている。お店の方々を見ていると、それぞれがちゃんとお客さんの相手をしている。立ち飲みの場合、接客はあまり過剰であってもよくない。だからといってマニュアル的な接客もよくないと思う。ちょうど良い距離というのはなかなかに難しい。

 蒲田店と同じように、ホッピーを全面に押し出しているお店である。「ホッピービバレッジの新社長ホッピーミーナさんにも是非一度ご来店を」と思う店である。
 ここでトイレに入ってみた。居酒屋のトイレには情報がある。普段ならば文章だけで描写するのだけれど、このトイレに関しては写真を使わせてもらった。トイレの中なので写真を写して他のお客さんに嫌な思いをさせる心配もない。
 
 立ち飲みとっちゃん鶴見店トイレ ← 一度は入ってみてください。

 入ってみて驚いた。工事現場の土などを運ぶ為の一輪車を改造した洗面台なのである。写真を見ると鏡があるので2台並んでいるように見えるが実際は一台である。中にはちゃんと砂利も入れてある。

 私はアミューズメントパーク的な居酒屋は好きではない。しかし、この工事現場コンセプトだけは気に入った。面白いと思う。

 午後10時近くなっている。帰ることにしよう。お勘定をお願いすると、1,035円と言われた。安すぎる。気になって調べてもらうとやはり間違い。実際は1,335円であった。開店間もないお店では、こういうことはよくある。

 「定休日と営業時間は蒲田のお店と同じですか?」と聞いてみる。
 「はい、同じです」とのこと。

 午後9時5分から55分まで50分の滞在。

 駅前周辺を少し歩いてみた。東口駅前に戻り、ロータリーを右手の方に回り込んで見る。そこにあった古い建物は消え、そこにあった古い立呑み店も無くなっていた。その先の右手に前からある大規模立ちのみ店が営業していた。しかし、店の外にテーブルを置いてしまっていた。立ち飲み本来の魅力が半減してしまって損であると思った。

 駅の階段で、連れているお母さんとそっくりな三歳くらいの幼女が泣き叫んでいた。凄い勢いである。さらに、若い祖母に連れられた三歳くらいの幼女にも出会った。こちらはとても機嫌が良い。家に帰る途中であろうか。ここには人の流れがあり、生活がある。すでに午後10時を過ぎていた。私も帰ることにしようと思う。急いでホームへ向かい、東京方面へ向かう京浜東北線に乗り込んだ。


  立ち飲みとっちゃん鶴見店看板

鶴見 立ち飲み「とっちゃん」鶴見店
住 所 神奈川県横浜市鶴見区鶴見中央1-8-11 日鋼ビル
電 話 ?
定休日 日曜・祝日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR京浜東北線鶴見駅下車東口より徒歩2分・京浜急行京急鶴見駅下車徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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鶴見

Comments 4

新岳大典

Re: Re: 鶴見酒場

> 南武侍様
>
> 居酒屋探偵DAITENです。
>
全て、了解いたしました。また、情報をお願いいたします。

居酒屋探偵DAITEN

Re: 鶴見酒場

南武侍様

居酒屋探偵DAITENです。

> まさかあの“とっちゃん”が鶴見に出来たとは…。鶴見界隈に行く楽しみが増えました。

素晴らしい出店だと思います。
この後、京急と京浜東北線の走っている駅、たとえば、品川辺りにでも出店すれば、
城南地区最強の「3冷ホッピー酒場チェーン」になります。

  • 2010-06-21 (Mon) 11:19
  • REPLY
居酒屋探偵DAITEN

Re: No title

はまちゃん様

居酒屋探偵DAITENです。

> もう行かれたのですね。
> 自分もトイレに是非ととっちゃんに言われビックリでした。
> 鶴見店では蒲田には無い「3冷ホッピー」と言うメニューができました。
> しばらくここも通いそうです。

そうですね、私も「3冷ホッピー」という言葉に反応いたました。
この言葉を知らない方にとってはインパクトがあると思います。
ホッピー原理主義者としては、どんどん伸びて欲しいお店です。

  • 2010-06-21 (Mon) 11:15
  • REPLY
はまちゃん

No title

DAITEN様

もう行かれたのですね。
自分もトイレに是非ととっちゃんに言われビックリでした。
鶴見店では蒲田には無い「3冷ホッピー」と言うメニューができました。
しばらくここも通いそうです。