荏原中延 おでんの店「蒲眞」
居酒屋探偵DAITENの生活 第351回 2010年7月7日(水) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
荏原中延 おでんの店「蒲眞」

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七夕である。今年も天候が不安定で各地でゲリラ雷雨が頻繁に起きている。今日も雨が降った後の街はひどく蒸し暑い。それなのに、何故か思いついたのは「おでんの店」であった。
私はおでんが好きである。特に「チクワブ」は大好物。それ自体には何の味も無いのに、おでん汁と周りのおでん材料の旨みを吸い込んで時と共に美味しくなってゆく「チクワブ」に、哲学的憧憬の念さえ抱いているのである。
しかし、高級な老舗のおでん専門店には、値段が高いので行かないことにしている。街の小さな居酒屋さんでおでんを食べるのが好きなのだ。
こちらのお店の入口は道路から3メートルほど奥まったところにある。お店の前にテントの屋根がついた広い土間があって、左側で焼き鳥ともつ焼きを焼いており、右側でおでんを煮ている。左右に「やきとり」と「おでん」の提灯がぶら下がっているのだ。ちょうど二つの模擬店の間を入ったところに店の入口がある感じになっている。
こちらのお店は、2007年の暮れにASIMO君と来店している。その時は何故か紹介しなかった。きっと二軒目だったので、記録もとっておらず、記憶もないままになったに違いない。
中に入ると左手に8人ほどが座れるカウンターがあり、右手に4人掛けのテーブル席が三つあった。
カウンターの奥から二つ目の席に座り、まずは、一番搾り生ビール小(400円)を頼んだ。
カウンターの中に大将、外に焼き鳥の焼き方らしき男性が1人、それから女将さんもいらっしゃった。店の内と外と両方で同時に営業をしているようなものなので、やはり3人はいないと大変である。
冷や奴がお通し(250円)として出てきた。豆腐半丁にしょうがとねぎがたっぷりのっている。豆腐好きとしてはうれしいお通しである。
さらに、豚もつ煮込み(300円)を頼んだ。もつ肉がたっぷり入っており、コンニャクと大根もよく煮えていた。
先客は小さいお嬢ちゃんを連れたお母さんのみである。しばらくして、カップルの方もいらっしゃった。
お店の中に小さな音で流れるラジオの音が良い。
2杯目は当店特製らっきょエキス焼酎(380円)にした。
出してくれてから「らっきょエキス薄くないですか」とマスター。
かわいいお嬢ちゃんが蚊に噛まれると、マスターが蚊取り線香をつけるように女将さんに言う。カップルの女性が箸を落とすと、マスターが音だけで気付き、箸を持って行く。よく気のつくマスターである。
おでん盛り合わせは580円である。それがお持ち帰りだと470円になる。
やきとりは各150円の中からなんこつとつくねをタレ焼きで、もつ焼き各140円の中からかしらを塩焼きで頼んだ。いずれも組み合わせ自由で3本縛りとなっている。
壁のメニューにライスがある。小150円、中180円、大200円となっている。たしかに食事もできる店である。焼鳥、もつ焼き、おでん、揚げ物と何でも食べることが出来る。刺身はいわしのみであったけれど、焼き魚など魚類もある。おかずには困らないのである。
3杯目は、焼酎の赤ジソのソーダ割り(380円)にした。塩らっきょ(150円)。を頼むと、あまらっきょも少し出してくださる。赤ジソソーダ割りが甘かったので塩らっきょの塩分が助かった。
お嬢ちゃんがお店のマスターとママさんの似顔絵を描いて渡す。ちょうどお孫さんのような年齢に違いない。お二人とのとてもうれしそうであった。
ついつい、4杯目も飲んでしまった。焼酎のコーヒー割り(430円)である。水割りにするかロックで飲むか聞かれ、私が迷っていると、気を利かせて焼酎のコーヒー割りをロックで出し、水を一緒につけてくれた。これで、らっきょエキス、赤ジソ、コーヒーと変わり種の焼酎割りを全部飲んだことになる。
カップルの方は芋焼酎がお好きなようで、色々と飲んでおられた。
黒伊佐錦(400円)、島美人(400円)、大魔王(550円)、三岳(550円)などの銘柄が並んでいる。
マスターに聞くと、こちらのお店は開店して10年になるそうである。最後に、おでんの盛り合わせを持ち帰りでお願いしてお勘定を頼んだ。
午後6時50分から8時まで1時間10分の滞在。お勘定は、おでんの持ち帰り(470円)も含めてお勘定は3,200円であった。
なお、食べ物のラストオーダーは閉店1時間前、飲み物のラストオーダーは閉店30分前なので注意をされたい。
おでんの袋を下げて家路につく。外はまだ蒸し暑いのだろうけれど、私は少し飲みすぎの状態ゆえにあまり感じなくなっていたのである。

荏原中延 おでんの店「蒲眞」
住所 東京都品川区中延2-15-16
電話 03-3782-2591
定休日 日曜
営業時間 平日17:00~23:00 祝日17:00~22:00
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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七夕である。今年も天候が不安定で各地でゲリラ雷雨が頻繁に起きている。今日も雨が降った後の街はひどく蒸し暑い。それなのに、何故か思いついたのは「おでんの店」であった。
私はおでんが好きである。特に「チクワブ」は大好物。それ自体には何の味も無いのに、おでん汁と周りのおでん材料の旨みを吸い込んで時と共に美味しくなってゆく「チクワブ」に、哲学的憧憬の念さえ抱いているのである。
しかし、高級な老舗のおでん専門店には、値段が高いので行かないことにしている。街の小さな居酒屋さんでおでんを食べるのが好きなのだ。
こちらのお店の入口は道路から3メートルほど奥まったところにある。お店の前にテントの屋根がついた広い土間があって、左側で焼き鳥ともつ焼きを焼いており、右側でおでんを煮ている。左右に「やきとり」と「おでん」の提灯がぶら下がっているのだ。ちょうど二つの模擬店の間を入ったところに店の入口がある感じになっている。
こちらのお店は、2007年の暮れにASIMO君と来店している。その時は何故か紹介しなかった。きっと二軒目だったので、記録もとっておらず、記憶もないままになったに違いない。
中に入ると左手に8人ほどが座れるカウンターがあり、右手に4人掛けのテーブル席が三つあった。
カウンターの奥から二つ目の席に座り、まずは、一番搾り生ビール小(400円)を頼んだ。
カウンターの中に大将、外に焼き鳥の焼き方らしき男性が1人、それから女将さんもいらっしゃった。店の内と外と両方で同時に営業をしているようなものなので、やはり3人はいないと大変である。
冷や奴がお通し(250円)として出てきた。豆腐半丁にしょうがとねぎがたっぷりのっている。豆腐好きとしてはうれしいお通しである。
さらに、豚もつ煮込み(300円)を頼んだ。もつ肉がたっぷり入っており、コンニャクと大根もよく煮えていた。
先客は小さいお嬢ちゃんを連れたお母さんのみである。しばらくして、カップルの方もいらっしゃった。
お店の中に小さな音で流れるラジオの音が良い。
2杯目は当店特製らっきょエキス焼酎(380円)にした。
出してくれてから「らっきょエキス薄くないですか」とマスター。
かわいいお嬢ちゃんが蚊に噛まれると、マスターが蚊取り線香をつけるように女将さんに言う。カップルの女性が箸を落とすと、マスターが音だけで気付き、箸を持って行く。よく気のつくマスターである。
おでん盛り合わせは580円である。それがお持ち帰りだと470円になる。
やきとりは各150円の中からなんこつとつくねをタレ焼きで、もつ焼き各140円の中からかしらを塩焼きで頼んだ。いずれも組み合わせ自由で3本縛りとなっている。
壁のメニューにライスがある。小150円、中180円、大200円となっている。たしかに食事もできる店である。焼鳥、もつ焼き、おでん、揚げ物と何でも食べることが出来る。刺身はいわしのみであったけれど、焼き魚など魚類もある。おかずには困らないのである。
3杯目は、焼酎の赤ジソのソーダ割り(380円)にした。塩らっきょ(150円)。を頼むと、あまらっきょも少し出してくださる。赤ジソソーダ割りが甘かったので塩らっきょの塩分が助かった。
お嬢ちゃんがお店のマスターとママさんの似顔絵を描いて渡す。ちょうどお孫さんのような年齢に違いない。お二人とのとてもうれしそうであった。
ついつい、4杯目も飲んでしまった。焼酎のコーヒー割り(430円)である。水割りにするかロックで飲むか聞かれ、私が迷っていると、気を利かせて焼酎のコーヒー割りをロックで出し、水を一緒につけてくれた。これで、らっきょエキス、赤ジソ、コーヒーと変わり種の焼酎割りを全部飲んだことになる。
カップルの方は芋焼酎がお好きなようで、色々と飲んでおられた。
黒伊佐錦(400円)、島美人(400円)、大魔王(550円)、三岳(550円)などの銘柄が並んでいる。
マスターに聞くと、こちらのお店は開店して10年になるそうである。最後に、おでんの盛り合わせを持ち帰りでお願いしてお勘定を頼んだ。
午後6時50分から8時まで1時間10分の滞在。お勘定は、おでんの持ち帰り(470円)も含めてお勘定は3,200円であった。
なお、食べ物のラストオーダーは閉店1時間前、飲み物のラストオーダーは閉店30分前なので注意をされたい。
おでんの袋を下げて家路につく。外はまだ蒸し暑いのだろうけれど、私は少し飲みすぎの状態ゆえにあまり感じなくなっていたのである。

荏原中延 おでんの店「蒲眞」
住所 東京都品川区中延2-15-16
電話 03-3782-2591
定休日 日曜
営業時間 平日17:00~23:00 祝日17:00~22:00
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩3分。
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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