荏原中延 大衆酒場「栄」

居酒屋探偵DAITENの生活 第362回 2010年8月18日(水) 【地域別】  【時間順】



※2010年8月20日 550,000カウント通過 感謝!


荏原中延 大衆酒場「栄」

  
  荏原中延大衆酒場栄外観

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 東急池上線の荏原中延駅が現在のように地下化したのは平成元年である。地下ホームから階段を登り地上に上がってくると改札口がある。その改札口の向こう側の天井は高くなっている。古い駅舎に手を入れながら使い続けている東急池上線の各駅舎の中にあって、味わいには欠けるけれど、荏原中延の駅舎は最も立派である。
 改札を出た左手には、駅舎の二階部分にある東急ストア荏原中延店への入口があり、その左右に小さなテナントが入っていて、公衆トイレもある。この大空間の高い天井の辺りに、年に一度ツバメが巣を作ることは駅を毎日利用する人は皆知っている。右手には自動券売機が並び、その先には交番がある。
 この交番を回り込むように右に曲がると、駅舎の建物の脇に面した狭い路地がある。この路地は、池上線が地上を走っていた頃、線路際の抜け道であった。少し歩くと何本かの道に枝分かれして、小さな迷路のような飲屋街となっている。
 この道を進むと右手には、第153回で紹介したもつやき「仲居」がある。吉田類の酒場放浪記でも紹介された店だ。
 そのすぐ斜め手前に、1ヶ月ほど前、新しい大衆酒場が出来た。それも昭和レトロ風コンセプトのチェーン酒場ではない、個人営業の店である。昨年廃業してしまった並びの焼き鳥店の後にも今だ何も入っていない。そんな、スナックやカラオケ酒場の多い路地の中にあって、大衆酒場という業態が新しく出来るのは歓迎である。
 
 工事をしている段階で知っていた。開店の日にも前を通った。しかし、出来るだけ開店早々の店には入らないようにしている。新規開店時はお店の方も仕事に馴れておらず、開店祝い的なお客さんも多く、一時的に混み合ったりする。また、他の店からの応援の方が来ていたり、最初だけ良い食材を使っていたり、本来のお店の実力の程が読めない。1ヶ月くらいたって、お店の方々も仕事に慣れ、開店時の緊張感もなくなりつつある頃、新しい店に入るのが一番いいと思っている。
 実際、ある飲食チェーンが始めた酒を売る業態に開店直後に行って、あまりのオペレーションの悪さに驚き、これは続かないなと思ったことがある。事実、数ヶ月を待たずしてその業態は酒を売らない別業態にされていた。

 店名は大衆酒場「栄」。あっさりした名前が良いと思う。懲りすぎた店名はよろしくない。すぐに飽きる。
 外から見れば、焼き台の上から二階の屋根の上まで円い排気筒が上がっている。排気筒真っ赤に塗られ、そこに縦書きで「大衆酒場栄」と店名が書いてある。さらに、ライトアップされているので排気筒そのものが印象的な看板となっている。
 ガラスサッシになっているので、店内がよく見える。カウンターの奥の方に男性3人が座っているのが見えた。
 中に入る。東京は四日連続の猛暑日。ゆえに狭い店内はとても暑かった。右手のカウンターは7席。カウンターの一番手前の席に座る。焼き台が近いのでそこが一番暑いのである。常連らしき3名の方々が奥の方に寄り添って座っている理由が解った。

 カウンターの中の調理場には女性が二人立っておられる。
 「椅子の下にかばんが入ります」と言われる。私の鞄はちょうどそこに入った。
 左手のテーブル席は奥から六人掛け、二人掛け、二人掛け。左の壁際が全部一つの長椅子になっている。右の通路よりは折りたたみ式の小さな丸椅子である。この丸椅子に座ると、カウンターのお客さんと背中が接してしまうかもしれない。

 まずは、酎ハイ(380円)と、牛もつ煮込み(400円)を頼んだ。
 壁に定休日が書いてある。日曜休の他、第3日曜、月曜、火曜が連休というのが面白い。
 煮込みが出てきた。切りこぶの入った煮込みである。

 ご飯セット(400円)もある。ご飯、味噌汁、漬物のセットだ。
 並びの常連の皆さんのお一人が魚を焼いてもらい、一緒に頼んでいた。

 目の前のネタケースの中に、串に刺した肉が並んでいた。
 「これなんですか?」と聞く。
 「牛串です。」とのこと。

 牛串焼サラダ添え(300円)をいただく。更になんこつのたたき(150円)はたれでお願いした。
 2杯目はクリアハイボール(350円)は、サントリーではなくニッカクリアブレンドのハイボールである。

 三杯目はホッピーセット黒(480円)。氷なしで頼んでみる。すると、ちゃんと3冷で出て来た。ただし、値段はボーダーライン400を超えている。
 生ものも食べておこうと思い、タコブツ(400円)もいただく。

 6時50分から7時35分まで45分の滞在。お勘定は計2,460円であった。

 「何時からやってますか?」と聞くと、
 「4時からやってます」とのこと。
 「それは凄いですね」と言ってしまう私。

 早く店を開けるのは良い事だと思う。不景気で仕事が無い為、あるいは仕事はあっても残業代そのものがカットされてしまう為、以前より早く帰るサラリーマンが多いようである。さらに、時間のある高齢者の方も多い。臨機応変に開店時間を早くできるのは、小さな居酒屋の強みかもしれない。

 改札より徒歩1分。駅に近い大衆酒場は寄り易く、仕事帰りの酒飲みには助かる存在である。食事も出来る居酒屋として便利なお店といえる。

  ※  ※  ※

 2011年9月追記 定休日は日曜と木曜。営業時間も5時からに変わったようである。


  荏原中延大衆酒場栄看板

荏原中延 大衆酒場「栄」
住所 東京都品川区中延 2-8-14
電話 ?
定休日 日曜休/木曜休。
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線荏原中延駅下車徒歩1分。

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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テーマ : 居酒屋
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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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