蒲田 立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第368回 2010年9月20日(月) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
蒲田 立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」

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良い評判を聞きながら、いつも混み合っていて、今までなかなか入れなかったお店である。今日は祝日。もしかしたら空いているのではないだろうかと思い、試しに行ってみることにした。蒲田駅東口側の立ち飲み店が集中した一画。店名は、ちょっと変わっていて、立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」。
午後4時半を回った頃であり、まだ明るい時間である。周辺の居酒屋さんはどこも営業していない。
店の外の緑色の看板や同じく緑色のテントがよく目立つのである。黄色い暖簾をくぐって中に入った。
右手に8人程が立てるカウンターがある。こちらのカウンターの中は飲物類を作る調理場になっている。入って左手から店の中央に向かって、8人くらいが立てるテーブルが一つあって、その周りにコの字形に立つようになっている。さらに、店の一番奥にも幅の狭いカウンターがあって、その中が調理場である。
右手カウンターの一番手前の辺りに立った。先客は男性が一人。予想通りすいていた。カウンターの中にはママさんらしき方。店内を見回しながら、何を飲もうか考える。
まずは、レモンサワー(280円)をお願いした。
つまみは、みずな(200円)を頼んだ。さらに店内を見回して、黒板に書かれた刺身関係のメニューからこはだの酢シメ(380円)を頼んだ。
ママさんが奥の調理場に声をかける。
「こはだは、まだかしら?」
「もう少しだなあ・・・少し待ってね」とのこと。姿が見えなかったけれど、調理場の中にマスターがいらっしゃるようだ。
入ってすぐ右手の高い位置にブラウン管テレビが置かれている。私の位置からは見にくい。
常連の方がテレビに目をやりながら、楽しそうにママさんと話している。
いたって普通な雰囲気である。ママさんもエプロン姿で居酒屋のママさんという感じである。
それというのも、以前、こちらのお店は働く女性がちょっと変わった格好をしていたりするので有名なお店だった。例えば、クリスマスの時はサンタクロースの格好をしていたりするのである。それ目当てで来たように思われるのではないかと思い、その事をママさんに聞いてみることは出来なかった。
コハダの酢しめがやってきた。2杯目はトマト割り(380円)にした。
こちらは、焼酎等も何種類か置いている。目立ったところでは、黒糖焼酎のれんとは400円、泡盛の菊之露は380円、でんきブランは230円である。赤玉ポートワインまであるのが面白い。ビールやサワー以外にも色々と飲める。全体につまみの種類も豊富であり、毎日通っても飽きないに違いない。
別の常連の方が入ってこられた。入口の左手のビールの入った冷蔵庫から瓶ビールを取りだし、自分で栓を抜いて、左手大テーブルの一番奥側に立つ。皆さん、テレビが見やすい場所を選ぶようである。
次のつまみは、たこから揚げ(240円)にした。
さらに、ハイッピーセット(350円)を頼んだ。
「レモン味とビール味があるけど、どっちにします」とママさん。
「ビール味でお願いします」と答える。
ビアテイストのハイッピー瓶と氷と焼酎が入ったジョッキが出てきた。
「炭酸がきいてますので静かに入れてください」とママさん。
氷の入ったところへ勢いよく炭酸物を投入すると、泡が立ってあふれるのである。
ビールの栓を開けたお客さんが私のすぐ目の前のカウンターの上から小さなビニール袋を持ってゆかれた。
それは、湿気ないようにファスナーがついたビニールの袋に入った天然塩であった。種類は「沖縄の藻塩」「オホーツクの塩・小雪塩」「ホタテ焼塩」の3種である。
常連の方がリストラや減給など、サラリーマンにとっての厳しいお話をされていた。心の中でうなずきながらお話をうかがっていた。今日の現実である人もいれば、「明日は我が身」と思い、不安を抱えている人もいる。仕事帰りの一時、心を落ち着かせる場所が必要である。厳しい時代を乗り越える為には、レモンサワーを280円で飲ませてくれるこちらのような店が貴重なのである。
食べ物も飲み物も種類が豊富であり、ちゃんとした料理を安い価格で提供してくれるお店である。やはり、噂は本当であった。
午後4時45分から午後5時30分まで45分ほどの滞在。御勘定は3杯3品で1,830円である。
(つづく)

蒲田 立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」
住所 東京都大田区蒲田5-21-2
電話 03-3735-9077
定休日 ?
営業時間 15:00 ~ 24:00
交通 JR蒲田駅下車徒歩4分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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良い評判を聞きながら、いつも混み合っていて、今までなかなか入れなかったお店である。今日は祝日。もしかしたら空いているのではないだろうかと思い、試しに行ってみることにした。蒲田駅東口側の立ち飲み店が集中した一画。店名は、ちょっと変わっていて、立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」。
午後4時半を回った頃であり、まだ明るい時間である。周辺の居酒屋さんはどこも営業していない。
店の外の緑色の看板や同じく緑色のテントがよく目立つのである。黄色い暖簾をくぐって中に入った。
右手に8人程が立てるカウンターがある。こちらのカウンターの中は飲物類を作る調理場になっている。入って左手から店の中央に向かって、8人くらいが立てるテーブルが一つあって、その周りにコの字形に立つようになっている。さらに、店の一番奥にも幅の狭いカウンターがあって、その中が調理場である。
右手カウンターの一番手前の辺りに立った。先客は男性が一人。予想通りすいていた。カウンターの中にはママさんらしき方。店内を見回しながら、何を飲もうか考える。
まずは、レモンサワー(280円)をお願いした。
つまみは、みずな(200円)を頼んだ。さらに店内を見回して、黒板に書かれた刺身関係のメニューからこはだの酢シメ(380円)を頼んだ。
ママさんが奥の調理場に声をかける。
「こはだは、まだかしら?」
「もう少しだなあ・・・少し待ってね」とのこと。姿が見えなかったけれど、調理場の中にマスターがいらっしゃるようだ。
入ってすぐ右手の高い位置にブラウン管テレビが置かれている。私の位置からは見にくい。
常連の方がテレビに目をやりながら、楽しそうにママさんと話している。
いたって普通な雰囲気である。ママさんもエプロン姿で居酒屋のママさんという感じである。
それというのも、以前、こちらのお店は働く女性がちょっと変わった格好をしていたりするので有名なお店だった。例えば、クリスマスの時はサンタクロースの格好をしていたりするのである。それ目当てで来たように思われるのではないかと思い、その事をママさんに聞いてみることは出来なかった。
コハダの酢しめがやってきた。2杯目はトマト割り(380円)にした。
こちらは、焼酎等も何種類か置いている。目立ったところでは、黒糖焼酎のれんとは400円、泡盛の菊之露は380円、でんきブランは230円である。赤玉ポートワインまであるのが面白い。ビールやサワー以外にも色々と飲める。全体につまみの種類も豊富であり、毎日通っても飽きないに違いない。
別の常連の方が入ってこられた。入口の左手のビールの入った冷蔵庫から瓶ビールを取りだし、自分で栓を抜いて、左手大テーブルの一番奥側に立つ。皆さん、テレビが見やすい場所を選ぶようである。
次のつまみは、たこから揚げ(240円)にした。
さらに、ハイッピーセット(350円)を頼んだ。
「レモン味とビール味があるけど、どっちにします」とママさん。
「ビール味でお願いします」と答える。
ビアテイストのハイッピー瓶と氷と焼酎が入ったジョッキが出てきた。
「炭酸がきいてますので静かに入れてください」とママさん。
氷の入ったところへ勢いよく炭酸物を投入すると、泡が立ってあふれるのである。
ビールの栓を開けたお客さんが私のすぐ目の前のカウンターの上から小さなビニール袋を持ってゆかれた。
それは、湿気ないようにファスナーがついたビニールの袋に入った天然塩であった。種類は「沖縄の藻塩」「オホーツクの塩・小雪塩」「ホタテ焼塩」の3種である。
常連の方がリストラや減給など、サラリーマンにとっての厳しいお話をされていた。心の中でうなずきながらお話をうかがっていた。今日の現実である人もいれば、「明日は我が身」と思い、不安を抱えている人もいる。仕事帰りの一時、心を落ち着かせる場所が必要である。厳しい時代を乗り越える為には、レモンサワーを280円で飲ませてくれるこちらのような店が貴重なのである。
食べ物も飲み物も種類が豊富であり、ちゃんとした料理を安い価格で提供してくれるお店である。やはり、噂は本当であった。
午後4時45分から午後5時30分まで45分ほどの滞在。御勘定は3杯3品で1,830円である。
(つづく)

蒲田 立呑処「ちょっと酔ってこ きらら」
住所 東京都大田区蒲田5-21-2
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定休日 ?
営業時間 15:00 ~ 24:00
交通 JR蒲田駅下車徒歩4分
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