池上 焼鳥「サンキュー」第2回

居酒屋探偵DAITENの生活 第375回 2010年10月12日(火)  【地域別】  【時間順】




池上 焼鳥「サンキュー」 第2回

 ~池上本門寺「お会式」と供養の後の通夜酒~

 
   池上焼鳥サンキュー外観
 
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 毎年、出来る限り池上本門寺お会式には行くようにしている。今年は声をかけあい何人かで出かける予定だった。しかし、前日になって近しい人が亡くなり、葬儀も翌々日である為、参拝は中止することにした。
 ところが夕食の後、sakuraが「やはりお会式に行きたい」という。考えてみれば、お会式とは日蓮聖人の命日である。故人の供養にもなると考え、行ってみることにした。

 お会式について調べると「日蓮の命日の前夜(10月12日)はお逮夜(おたいや)と呼ばれ、各地から集まった信徒団体の集まり(講中)が、行列し万灯や提灯を掲げ、纏を振り、団扇太鼓や鉦を叩き、題目を唱えながら境内や寺の近辺を練り歩く。」と書いてあった。
 池上線の池上駅前で缶ビールを買い、それを飲みながら歩きはじめ、駅前の五叉路を渡る。いつもなら本門寺通り商店街を抜けて行くのだけれど、今日は池上通りを大森方面に少し歩いて左折、参道をまっすぐ進むことにした。ここには、万灯を引きながら、纏を振り上げ、団扇太鼓と鉦を叩いて講中の人々が列を作ってゆっくりと進んでゆく。左右には見物客が歩き、その外側には夜店が並んでいる。すでに10時近くなっているので、人通りも少なくなっているようで、順調に進むことが出来た。左手にある萬屋酒屋さんでワンカップを2本買う。この萬屋酒店さんは、明示8年に建てられた古い木造平屋建築で、国の登録有形文化財であるとのこと。

 池上本門寺にたどりつく。総門を入り、此経難持坂(シキョウナンジザカ)の階段を上がり、少し進むと、右手に長栄堂がある。正面にある仁王門(三門)の左に日朝堂(ニッチョウドウ)、仁王門(三門)をくぐって、左手を見ると鐘楼堂があり、霊宝殿と続く。仁王門(三門)から見ると、正面に大きな大堂(祖師堂)がある。階段を上がり、ここでお参りをするのである。

 池上本門寺お会式 ← 大堂(祖師堂)でのお参りの順番を待つ万灯

 多くの人々が団扇太鼓の音に合わせて題目をあげる中、手を合わせる。亡くなった人の冥福を祈り、家族の健康をお願いすることが出来た。
 「大堂」の中で「二礼二拍手一礼」でお参りする若者を見た。最初、ふざけているのかと思った。しかし、手に持った持ち物を一緒にいる彼女に持たせての「二礼二拍手一礼」である。誰も周りの人はそんなことをしていない。ただ手をあわせているだけである。不思議であった。

 おみくじを引いてみる。私は大吉だった。大堂の裏手に周り、階段を降りると道がある。さらに奥には、客殿・寺務所、本殿があり、一番奥には御廟所がある。
 本殿の方へ万灯が進んで行くのを右手に見ながら左手の道を渡り、目の前にある急な階段(写真)を降りて行く。

 池上本門寺お会式 ← 大坊本行寺に至る階段

 階段は途中で二つに分かれ、右に降りてゆくと、美しい宝塔(日蓮聖人御荼毘所)が立っている。
 階段を最後まで降りると、右手には大坊本行寺がある。本行寺でもお参りをする。こちらの本行寺さんは「日蓮大聖人御入滅(ごにゅうめつ)「御臨終」の霊場」である。
 初詣の時も池上本門寺と合わせて、必ずお参りするようにしているお寺である。

   ※  ※  ※
 
 大坊本行寺を出ると静かな住宅街である。左手に進み、右に曲がるとバス通りに出る。大坊前という交差点を渡り、少し進んでから再び左に曲がる。実は近くに目当ての店があるのである。
 やがて、第102回で記事にしたもつ焼き「福ちゃん」が見えてきた。しかし、外の灯りを消して暖簾をしまっている。残念。しかし、すでに、午後11時である。仕方がない。
 福ちゃんは呑み川にかかる橋の袂にある。その橋のところから呑み川の上流を見ると、川沿いに灯りが見えた。第二候補として考えていた焼鳥「サンキュー」である。こちらのお店は第213回で記事にしている。

 三角形の狭い店内をのぞく。左手のカウンターには男女二組の方々が座っておられた。sakuraと二人、入ってすぐに一つだけあるテーブル席に座った。

 まずは、一番人気梅干入レモンサワー(650円)を2杯頼んだ。ジョッキに入ったレモンサワー(370円)と高級南高梅(280円)のセットである。これを一杯目にして、2杯目からはレモンサワー(370円)のみを頼み、梅干しを移しながら飲むのがちょうど良いのである。

 食べ物はネギマ一人前五本(400円)を一人前と、銀杏(180円)を2本頼んだ。
 梅干しとレモンで二重に酸っぱいレモンサワーを飲みながら待っていると、女将さんが「サービスですよ」と言いながら、キャベツと貝割れ大根のサラダを持ってきてくれた。うれしいサービスである。前回の時は、卵の目玉焼きをサービスしていただいた。

 さらに、男女二人の方々が入ってこられ、カウンターの残りの席に座られた。夜遅いというのに盛況である。
 レモンサワー(370円)をもう一杯もらい、残しておいた梅干しをそれに入れて飲む。

 飲みながら亡くなった方のことをいろいろと話した。午前0時をまわり、結果的に「通夜酒」となった。

 駅から遠く、呑川に面した人通りの少ない道にある。ここも常連の方々に愛されるお店である。

 午後11時05分から午前0時20分まで1時間15分ほどの滞在。お勘定は2人で2,430円であった。

 例年の「お会式」より寒くない。酔い覚ましに少し歩くことにした。

  
   池上焼鳥サンキュー看板

池上 焼鳥「サンキュー」
住所 東京都大田区池上2-16-9
電話 03-3754-1619
定休日 日曜祝日休
営業時間 ?
交通 東急池上線池上駅下車徒歩11分・ 東急バス池上橋停留所から徒歩4分



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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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