蓮沼 立呑処「勘藏」第10回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第394回 2011年1月29日(土) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



※2011年1月29日 660,000カウント通過 感謝!

蓮沼 立呑処「勘藏」 第10回

 
  立呑処「勘藏」20100101外観

  
    にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ  blogram投票ボタン ←クリックお願いします。

 ↓電子書籍の作成と販売が出来るサイト
ブクログのパブー | 電子書籍作成・販売プラットフォーム 居酒屋短編小説を発表中。このブログの右カラムに作品別のリンクあります→

 
 2009年2010年と続けてお正月に訪問してきたお店に、今年の正月は行くことが出来なかった。そのお店は東急池上線の蓮沼駅と蒲田駅の間、どちらかといえば蒲田よりにある立呑処「勘蔵」さんである。
 ずっと気になっていながら1月も終わりに近づいてしまった。そんな土曜の午後4時20分頃、「勘蔵」さんの扉を開けてみた。
 湯気で一期にメガネが曇り、何も見えなくなってしまう。
 「いらっしゃいませ」というマスターの関さんの声だけが聞こえる。
 急いでメガネを外して店内を見た。私が最初のお客のようである。

 湯気は調理の為の湯気であった。目の前でじゃがいもが茹で上がる。
 油の中から素揚げされた茄子が引き上げられ、醤油タレの中に投入される。うまそうだ。

 「煮浸しですね」と、微笑む私。
 「そうなんですよ」と、微笑む関さん。

 関さんの手があいたところで、トマト割り(300円)をお願いする。
 「今年もお正月は盛況でしたか?・・・私は忙しくてうかがえなかったんですけど」と私。
 「たくさん来ていただきました」と関さん。

 毎年、お客さんに振る舞われる出羽鶴たる酒は、1月3日で無くなってしまったそうである。盛況であった様子。
 
 茹で上がったジャガ芋を見て「ポテトサラダだな・・・」と思う。
 皮がむかれ、マヨネーズが入れられ、ゆで卵が入る。やはり、ポテトサラダであった。少し落ち着いたらいただくことにしよう。
 ここで、お客さんが顔を出された。歯医者に行く前に「後で来るよ」と顔出しをされたのである。「勘蔵さん」を中心に地元のコミュニティが出来ているのである。

 のりチーズ(100円)を頼む。
 それからメニューの中にあった「こいめのチューハイ」が気になった。
 「こいめのチューハイというのは焼酎が濃いのですか」と聞く。当たり前な質問である。
 「うちのチューハイは8パーセントの焼酎がセットされたものなんですけど、それにサービスで焼酎を足したやつなんです」
 「まさにサービスですよね、普通の酎ハイと同じ値段ですものね」

 そこで、こいめのチューハイ(250円)を作っていただき飲む。やはり濃いめである。
 
 常連の方が1人、入ってこられた。
 その方が頼まれたので、便乗してポテトサラダ(150円)を頼んだ。やはり、出来たてのポテトサラダは美味しい。

 マッコリの話になった。最近よく見かける。こちらのお店では夜中によく出るそうである。
 アルコール度数が6パーセントと低く、乳酸菌も入っており、翌日を考えてマッコリを飲む方が多いのかもしれない。
 
 最後に、レガッタ(200円)を頼む。ウイスキーをウーロン茶で割った蒲田周辺地区独特の飲物。何故かポッキーが2本入っている。このポッキーを右手の中指と人差し指の間にはさんで落ちないようにして飲むのである。

 マスターが壁一面の大きな「ホワイトボード」に、大きな文字で、クリームシチュー(250円)、茄子の煮浸し(150円)等々、いろいろなメニューを書き始めた。本格的な開店の時間である。書き終えたマスターがチェックする横顔が素敵である。今日も盛況にちがいない。健闘を祈りつつ外にでた。

 16時20分から17時10分まで50分ほどの滞在。支払ったのはピッタリ1000円。中島らも的に言えば、まさにせんべろ酒場である。


 (つづく)


 なお、今回が立呑処「勘蔵」を記事として取り上げた10回目である。私としては本当に珍しい。

立呑処「勘蔵」に関する過去の紹介記事
第9回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第361回 2010年8月7日(土)
第8回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第300回 2010年1月1日(木)
第7回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第288回 2009年11月24日(火)
第6回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第268回 2009年10月12日(月)
第5回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第243回 2009年8月8日(土)
第4回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第221回 2009年5月30日(土) 
第3回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第191回 2009年3月15日(日) 
第2回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第166回 2009年1月1日(木)
第1回紹介 居酒屋探偵DAITENの生活 第156回 2008年11月8日(土)


立呑処「勘藏」20100101看板

蓮沼 立呑処「勘蔵」
住所 東京都大田区西蒲田7-9-5
電話 ?
定休日 年中無休
営業時間 16:00~26:00
交通 東急池上線蓮沼駅下車徒歩5分。JR蒲田駅下車徒歩3分。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

こちらクリックお願いします→ FC2 Blog Ranking

こちらクリックお願いします→ 人気blogランキングへ

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

コメントの投稿

非公開コメント

FC2カウンター
プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

地名タグ
↓【地名をクリックするとその地域の記事だけが表示されます】

西谷 星川 菊名 蒲田 二俣川 元住吉 武蔵新田 保土ヶ谷 平沼橋 天王町 吉田町 黄金町 所沢 自由が丘 野毛 横浜 桜木町 雪谷大塚 藤沢 戸部 西横浜 東神奈川 中目黒 下北沢 池上 日吉 多摩川 田園調布 千鳥町 洗足池 新丸子 新橋 蓮沼 石川台 長原 緑が丘 大岡山 矢口渡 下丸子 大崎広小路 五反田 沼部 祐天寺 鵜の木 大井町 奥沢 渋谷 高円寺 武蔵小杉 尻手 川崎 鹿島田 向ヶ丘遊園 御徒町 東京 浜松町 学芸大学 御嶽山 雑色 中延 荏原中延 荏原町 二子新地 登戸 関内 鶴見 椎名町 池袋 戸越銀座 吉祥寺 戸越公園 目黒駅 平間 久が原 高田馬場 下高井戸 三鷹 大崎 秋津 新宿 大森 旗の台 恵比寿 都立大学 石川町 日ノ出町 綱島 武蔵小山 神田 秋葉原 上野 三軒茶屋 新馬場 不動前 立会川 鮫洲 三田 東銀座 西馬込 西小山 浅草橋 両国 笹塚 西大井 馬込 武蔵新城 新川崎 神泉 北品川 新小岩 武蔵溝ノ口 小島新田 神楽坂 水道橋 日暮里 西日暮里 野方 赤羽 大倉山 飯田橋 小石川 代々木 十条 王子 豪徳寺 世田谷 山下 深川 

新岳大典作小説リンク
ブクログのパブー発表中の「居酒屋短編小説シリーズ」
カテゴリー
ブログ内検索
居酒屋探偵団関連リンク
おすすめサイト ◎新岳大典が管理しているブログ、サイト、facebook
最近の記事
最近のコメント
月別アーカイブ
最近のトラックバック
RSSフィード
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる