大崎 地酒飲み比べ処「のぶちゃん」
居酒屋探偵DAITENの生活 第397回 2011年2月7日(月) 【地域別】 【時間順】
大崎 地酒飲み比べ処「のぶちゃん」

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JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京臨海高速鉄道りんかい線など多くの電車が乗り入れている駅、東西の駅前に高層のビルやマンションが次々に建設されてゆく変貌著しい街、大崎に行ってみた。
大崎駅には改札口が二つあり、四つの入口がある。その中の西口の前に大崎ビルというビルがある。手前側が大崎ビル、奥がニュー大崎ビルとなっていて、二つのビルは低層階でつながっており「ニュー大崎店舗街」という飲食中心の商店街になっている。建物の外側にも飲食店があり、正面の「ニュー大崎店舗街」と書かれたアーチ状の入口から中に入ると居酒屋やゲームセンター等様々な業態のお店が入っている。
←ニュー大崎店舗街と書かれた入口
奥のニュー大崎ビルの一階に、情報だけを得ながらなかなか来ることが出来なかった店がある。2010年3月の開店時の店名は「名酒センター夢屋 大崎館」。しかし、その後、オーナーが変わり、今は「地酒飲み比べ処「のぶちゃん」となったそうである。ネットでは以前の名前で情報が見つかるけれど、今はこの店名である。
有名な浜松町の「名酒センター」で働いていた女性が店長として入ったのだそうである。名刺もいただいた。「のぶちゃん」という店名もこの店長の名前からとったそうである。
店内に入ると、右手に一升瓶がずらりと並べられた開放式の冷蔵ケースがある。店の中央に周囲を囲むように15人程が立てる大きなテーブルがある。左手の壁際にもカウンターがあり、そちらにも8人くらいが立てる。立ちのみテーブル上には、中が三つに仕切られた朱塗りの長方形のトレーに3個の猪口がのったものがたくさんセットしてある。中央の大テーブルの手前、入口付近の柱の前に、お湯でつける燗付け器が置かれているのが面白い。大テーブルの手前左角辺りに立つ。冷蔵ケースがよく見える位置である。先客は、男性と女性がそれぞれお一人ずつ。
こちらは1杯200円で日本全国のお酒が試飲できるお店である。しかし、猪口三杯セットだと500円で飲めるようになっている。ただし、ものによって50円、100円プラスのお酒もある。この三杯セットは、名酒酒場によくある「本日おすすめ飲み比べセット」等とは違い、自分で自由に選べるのがすごいのである。冷蔵ケースを眺めていると店長が声をかけてくれた。
「3本選んで、自分の前に持っていって、並べてください」と店長。
「ええ、自分で運んでいいんですか・・・」と私。
「おつまみはどうされます?」と聞かれる。
「クリームチーズ酒盗と・・・合鴨スモークお願いします」
「クリームチーズ酒盗と合鴨スモークですね」
クリームチーズ酒盗は300円、合鴨スモークも300円である。しかし、こちらのお店では、つまみを2品頼むと2品で500円にしてくれるサービスがある。ゆえに、誰もが2品ずつ頼むようである。
さっそく、壁際の解放式の冷蔵ケースの「山形」というラベルの貼られた棚から純米・東光、「滋賀」の棚からうらら花純米(しゃくなげ酵母)を選び、一升瓶二本の首をつかんで自分の席に運んだ。落としたら大変なので丁寧に持って行く。
さらに、咲良舎の劇団酒にしよう等と言っていた時期もあるほど、一時好きになってしまった出羽桜・桜花・吟醸酒の誕生三十周年記念酒と書かれた一升瓶を運んだ。
「山形」「滋賀」「山形」と酒が並ぶ。
「3本揃いました」と店長に言うと、そばに寄ってきて、、それぞれ注いでくれる。この手間はたいへんである。さらに、酒の合間に飲むための水用のグラスと炭が入れられた水差しが示される。
「お水も飲んでくださいね」とのこと。良心的である。
三つとも注ぎ終えると、そばに置いておいた千円札を持ってゆくのである。こちらのお店はすべてお支払いはキャッシュオンである。
まずは、純米・東光を一口。山形県米沢市の酒蔵で旅行の時に訪ねた事がある。とても気に入ってその場で買い求め、東京に送ったことがある。25年前は現在のような酒造資料館にはなっていなかった。
合間に、クリームチーズ酒盗(300円)がやってくる。合鴨スモーク(300円)も来る。量も十分にあり、二品で500円は安い。
さらに、酒粕を焼いてサービスしてくれた。ただ、炙ってあるだけで何もついてはいない。
上品な旨みで、当然のごとく「お酒」に合うのである。しかし、店長は酒粕につけるものを考えているようである。
前述の3本の一升瓶を落とさないように冷蔵ケースに戻す。そして、次を選ぶのである。酔っぱらって割ってしまう人がいるのではないかと、ちょっと心配になる。
2回目は、特別純米酒南部美人、まんさくの花純米酒、水神・純米大辛口の3本を選んだ。
今度は「岩手」「秋田」「岩手」のお酒が並ぶ。
はたはたも焼いてサービスしてくださった。
自分で好きなように燗を付けることが出来るのが面白い。お酒を選ぶと、店長がとっくりにその酒を入れ、燗付け器にセットしてくれる。燗付け用の温度計もあり、壁に温度についての一覧表が貼ってあり解りやすい。やはり、燗酒は電子レンジではなく、お湯でゆっくり燗をつけるのが良い。
並びの上品なお酒に詳しい女性の方にアドバイスをしていただきながら自分で手取川辛口(500円)を43度に燗をして飲んだ。
やがて、白人の外国の方が入ってこられた。馴れた様子である。お話をしてみると、この方はMさんという長年日本との貿易の仕事をされている方で日本に詳しく、特に三宅島を愛する方であった。その他、音楽関係にも詳しく、プロモーターの仕事もされていたようである。私の好きなハード・ロックバンド、ディープパープルの来日公演の話などで盛り上がった。
前述の上品な女性の方と3人で興味深いお話をすることができた。
サラリーマンの3人連れの方々が入ってこられる。やはり、ご常連の様子。
午後6時45分から8時15分まで1時間半ほどの滞在。お酒七種類を飲んで、つまみを2品、さらに、サービスで2品だしてもらって、結局支払った金額は2000円ちょうど。「のぶちゃん」は大正解であった。
※ ※ ※
上記の「銘柄名」からそれぞれの酒蔵にリンクしているので、詳しくはそちらをご覧頂きたい。
「名酒センター夢屋 大崎館」時代と営業時間なども変わっているのでご注意を。
← 解りやすい看板には店長のお写真も貼ってある。
大崎 地酒飲み比べ処「のぶちゃん」
住所 東京都品川区大崎3-6-17 ニュー大崎ビル116
電話 03-5759-5235
定休 日曜・祝日休
営業時間 17:00~22:30
交通 JR山手線大崎駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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大崎 地酒飲み比べ処「のぶちゃん」




JR山手線、埼京線、湘南新宿ライン、東京臨海高速鉄道りんかい線など多くの電車が乗り入れている駅、東西の駅前に高層のビルやマンションが次々に建設されてゆく変貌著しい街、大崎に行ってみた。
大崎駅には改札口が二つあり、四つの入口がある。その中の西口の前に大崎ビルというビルがある。手前側が大崎ビル、奥がニュー大崎ビルとなっていて、二つのビルは低層階でつながっており「ニュー大崎店舗街」という飲食中心の商店街になっている。建物の外側にも飲食店があり、正面の「ニュー大崎店舗街」と書かれたアーチ状の入口から中に入ると居酒屋やゲームセンター等様々な業態のお店が入っている。

奥のニュー大崎ビルの一階に、情報だけを得ながらなかなか来ることが出来なかった店がある。2010年3月の開店時の店名は「名酒センター夢屋 大崎館」。しかし、その後、オーナーが変わり、今は「地酒飲み比べ処「のぶちゃん」となったそうである。ネットでは以前の名前で情報が見つかるけれど、今はこの店名である。
有名な浜松町の「名酒センター」で働いていた女性が店長として入ったのだそうである。名刺もいただいた。「のぶちゃん」という店名もこの店長の名前からとったそうである。
店内に入ると、右手に一升瓶がずらりと並べられた開放式の冷蔵ケースがある。店の中央に周囲を囲むように15人程が立てる大きなテーブルがある。左手の壁際にもカウンターがあり、そちらにも8人くらいが立てる。立ちのみテーブル上には、中が三つに仕切られた朱塗りの長方形のトレーに3個の猪口がのったものがたくさんセットしてある。中央の大テーブルの手前、入口付近の柱の前に、お湯でつける燗付け器が置かれているのが面白い。大テーブルの手前左角辺りに立つ。冷蔵ケースがよく見える位置である。先客は、男性と女性がそれぞれお一人ずつ。
こちらは1杯200円で日本全国のお酒が試飲できるお店である。しかし、猪口三杯セットだと500円で飲めるようになっている。ただし、ものによって50円、100円プラスのお酒もある。この三杯セットは、名酒酒場によくある「本日おすすめ飲み比べセット」等とは違い、自分で自由に選べるのがすごいのである。冷蔵ケースを眺めていると店長が声をかけてくれた。
「3本選んで、自分の前に持っていって、並べてください」と店長。
「ええ、自分で運んでいいんですか・・・」と私。
「おつまみはどうされます?」と聞かれる。
「クリームチーズ酒盗と・・・合鴨スモークお願いします」
「クリームチーズ酒盗と合鴨スモークですね」
クリームチーズ酒盗は300円、合鴨スモークも300円である。しかし、こちらのお店では、つまみを2品頼むと2品で500円にしてくれるサービスがある。ゆえに、誰もが2品ずつ頼むようである。
さっそく、壁際の解放式の冷蔵ケースの「山形」というラベルの貼られた棚から純米・東光、「滋賀」の棚からうらら花純米(しゃくなげ酵母)を選び、一升瓶二本の首をつかんで自分の席に運んだ。落としたら大変なので丁寧に持って行く。
さらに、咲良舎の劇団酒にしよう等と言っていた時期もあるほど、一時好きになってしまった出羽桜・桜花・吟醸酒の誕生三十周年記念酒と書かれた一升瓶を運んだ。
「山形」「滋賀」「山形」と酒が並ぶ。
「3本揃いました」と店長に言うと、そばに寄ってきて、、それぞれ注いでくれる。この手間はたいへんである。さらに、酒の合間に飲むための水用のグラスと炭が入れられた水差しが示される。
「お水も飲んでくださいね」とのこと。良心的である。
三つとも注ぎ終えると、そばに置いておいた千円札を持ってゆくのである。こちらのお店はすべてお支払いはキャッシュオンである。
まずは、純米・東光を一口。山形県米沢市の酒蔵で旅行の時に訪ねた事がある。とても気に入ってその場で買い求め、東京に送ったことがある。25年前は現在のような酒造資料館にはなっていなかった。
合間に、クリームチーズ酒盗(300円)がやってくる。合鴨スモーク(300円)も来る。量も十分にあり、二品で500円は安い。
さらに、酒粕を焼いてサービスしてくれた。ただ、炙ってあるだけで何もついてはいない。
上品な旨みで、当然のごとく「お酒」に合うのである。しかし、店長は酒粕につけるものを考えているようである。
前述の3本の一升瓶を落とさないように冷蔵ケースに戻す。そして、次を選ぶのである。酔っぱらって割ってしまう人がいるのではないかと、ちょっと心配になる。
2回目は、特別純米酒南部美人、まんさくの花純米酒、水神・純米大辛口の3本を選んだ。
今度は「岩手」「秋田」「岩手」のお酒が並ぶ。
はたはたも焼いてサービスしてくださった。
自分で好きなように燗を付けることが出来るのが面白い。お酒を選ぶと、店長がとっくりにその酒を入れ、燗付け器にセットしてくれる。燗付け用の温度計もあり、壁に温度についての一覧表が貼ってあり解りやすい。やはり、燗酒は電子レンジではなく、お湯でゆっくり燗をつけるのが良い。
並びの上品なお酒に詳しい女性の方にアドバイスをしていただきながら自分で手取川辛口(500円)を43度に燗をして飲んだ。
やがて、白人の外国の方が入ってこられた。馴れた様子である。お話をしてみると、この方はMさんという長年日本との貿易の仕事をされている方で日本に詳しく、特に三宅島を愛する方であった。その他、音楽関係にも詳しく、プロモーターの仕事もされていたようである。私の好きなハード・ロックバンド、ディープパープルの来日公演の話などで盛り上がった。
前述の上品な女性の方と3人で興味深いお話をすることができた。
サラリーマンの3人連れの方々が入ってこられる。やはり、ご常連の様子。
午後6時45分から8時15分まで1時間半ほどの滞在。お酒七種類を飲んで、つまみを2品、さらに、サービスで2品だしてもらって、結局支払った金額は2000円ちょうど。「のぶちゃん」は大正解であった。
※ ※ ※
上記の「銘柄名」からそれぞれの酒蔵にリンクしているので、詳しくはそちらをご覧頂きたい。
「名酒センター夢屋 大崎館」時代と営業時間なども変わっているのでご注意を。

大崎 地酒飲み比べ処「のぶちゃん」
住所 東京都品川区大崎3-6-17 ニュー大崎ビル116
電話 03-5759-5235
定休 日曜・祝日休
営業時間 17:00~22:30
交通 JR山手線大崎駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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