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東神奈川 居酒屋「根岸家」

居酒屋探偵DAITENの生活 第400回 2011年2月12日(土) 【地域別】  【時間順】


東神奈川特集第1弾 その2

東神奈川 大衆酒場「根岸家」

  ~ 「居酒屋探偵DAITENの生活」第400回 ~


  東神奈川居酒屋「根岸家」

 
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 前回のお店を出てから周辺を少し散策して、東神奈川駅の改札に向かった。改札脇のコンビニに入ってペットボトルの水を購入。本来の意味での「水分補給」をする。約束の時間になってもRUM元帥は登場しない。ふと、改札近くから駅脇の「シァルブラット東神奈川」の入口辺りを見ると、RUM元帥の横顔がそこにあった。さすがは律儀な性格のRUM元帥、やはり、現地に早めに来ていたのである。
 
 二人で向かったのは、東口の右手に建つ19階建のビル、ザ・ステーションタワーの1階にある大衆酒場「根岸家」である。
 このビルには、前回も紹介した通り、2階から4階の部分に横浜市神奈川区民文化センター(通称「かなっくホール」)が入っている。友人であり城南居酒屋探偵団横浜支団長yousaku氏がこちらの劇場に出演した時に内部を見たことがある。座席数300席のなかなか立派な劇場だ。
 
 この劇場の真下の1階。コンビニエンスストアの右側、太い柱に挟まれた場所にお店がある。紺色の暖簾には「東神奈川 根岸家」と書かれ、その上には「大衆酒場根岸家」と書かれた自然木の立派な看板が掲げられている。
 暖簾をくぐり中に入る。左手には六人席が二つ。右手には左側に5人、手前に4人、右側に5人ほどが座れるコの字カウンターがある。4時の開店から30分で、すでにコの字カウンターの半分以上が埋まっており、左手のテーブル席にもお客さんが座っていた。
 右手の壁際のコート掛けにコートを掛け、コの字カウンターの手前真ん中辺りに座らせてもらう。コの字カウンターの奥に配膳口が見え、その上の手書きメニューもよく見える。配膳口前に立つ女将さんにも声が掛けやすい。ふり返ればガラス越しに外がよく見える。店内もよく見えて、一番の特等席かもしれない。
 
 まずは、瓶ビールを飲むことにする。スーパードライ対策として銘柄を聞いてしまう。

 「あの、瓶ビールをお願いします。銘柄は何ですか?」と私。
 「キリンクラシックラガーとキリン一番搾りです」と女将さん。
 「一番搾りで!」とRUM元帥が元気に答える。
 「そうか・・・ここは東神奈川、すぐ近くにキリンの横浜工場があったんだ」と私は独りで納得。

 キリン一番搾り大瓶(620円)がやってくる。まずは乾杯。美味い。ここで、すでに一軒行ってしまっていることを告白する。RAM元帥は笑っていた。

 つまみは、やはり刺身類からである。初ガツオ(600円)、かんぱち刺身(450円)をお願いする。刺身をまず頼まないと怒られる有名店というのがあるけれど、こちらのお店はそんなことは絶対にない。静かな女将さんが静かに注文を聞いてくれる。

 ビールを飲み、互いの近況を話していると、初ガツオかんぱちが次々にやってくる。大ぶりの身が美しく美味そうである。目で楽しめる初ガツオ。そして、さっそく口に入れる。美味い。マグロよりもカツオ好きな自分を再認識する。かんぱちも美味しい。カンパチはスズキ目アジ科の魚とのこと。ヒラマサも同属である。この種の魚もまた最近の私は大好きである。なによりもマグロが一番だった昔の自分が本当に不思議に思える。

 トイレに立つ。左手のボックス席とコの字カウンターの間を通って奥へゆく。右手に広い座席が二つ。合わせて三十人以上が座れるかもしれない。1人で来ても、数人で来ても、そして大人数で来ても楽しむことが出来る貴重な店であることを改めて確認した。
 後から来た方の為に席を少しずれて譲った。さらに、新しく2人客が入ってくると1人客の方が離れた席に移っていた。自然と店は満席になってゆく。大衆酒場はこのようであって欲しい。

 次はお酒に切り替える。表の暖簾にもあった日出盛金印一合(320円)の熱燗を2本頼む。手酌は出世しないというけれど、最初の一杯だけはお互いにお酌をして、二杯目からは手酌である。この方が自分が呑んだ量が解るのでよいのである。

 イカ煮付(420円)もお願いした。丸のままのイカが二杯、奇麗に並んで出てきた。二人で一杯づつのイカをいただく。これがお酒に合うのである。ついつい、日出盛金印一合(320円)の熱燗の追加である。もちろん2本。

 さらに、いか天さつまあげ(300円)も追加する。また、これがお酒に合う。さらに、最後はRUM元帥がどこのお店に行っても必ず頼む、おしんこ(300円)である。そして、日出盛金印一合(320円)を1本だけ追加。1本なので互いにお酌をする。これで出世できる。

 お勘定をお願いする。二人で4,290円。お通しなどもない明朗会計である。
 RUM元帥が「本当に良いお店ですね」と、さわやかな笑顔で女将さんに感動を伝える。女将さんも微笑んでくれた。

 東神奈川の老舗である大衆酒場「根岸家」さんで、「居酒屋探偵DAITENの生活」の記念すべき第400回を迎えられたことをうれしく思う。
 お店の前まで行った時は、高層ビルの1階のお店ということで、正直、少し期待が薄らいだのだけれど、実際に中に入ってみると、大衆酒場好きなら誰もが感動するに違いないお店であった。そして、午後4時から開店しているのも良い。

 午後4時35分から6時まで1時間半ほどの滞在。居心地が良くつい長居をしてしまった。
 ほろ酔いのRUM元帥と酔いがすすんでいる私。帰れば良いのに帰らず、もう一軒。明るいうちに目を付けておいた次の店へと向かったのである。 


 (その3へ つづく)


東神奈川 大衆酒場「根岸家」
住所 神奈川県横浜市神奈川区東神奈川1-10-1 ザ・ステーションタワー1F
電話 045-451-0700
定休 日曜祝日休
営業時間 月~金16:00~23:00 土16:00~21:00
交通 JR京浜東北線・横浜線東神奈川駅徒歩1分 京浜急行線仲木戸駅下車徒歩2分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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東神奈川

Comments 2

新岳大典

Re: 根岸屋

しょう様

居酒屋探偵DAITENです。
コメントありがとうございます。

> 東神奈川〜仲木戸の乗り換えはよく使いまして、かなっくホールの下に店があるなとは思っていましたが、「創作料理系」と勝手に勘違いしておりまして、訪問することは無かったのです。
> この記事で行ってみようかと思いました。

少しでもお役に立ててうれしく思います。
東神奈川と仲木戸の間のペディトリアンデッキに屋根をつけて欲しい
という要望が多いそうですね。

> 上の記事とは関係ありませんが、私の友達が「勘藏」によく行ってて、お会いしたこともあるようです。

そうですか、「勘藏」さんは常連の方が本当に多いですね。
私ももっと行きたいのを我慢して、あえて抑えております。
それでも、過去に10回も紹介してしまった私としては珍しいお店です。

御友人にもよろしくお伝えください。
今後ともよろしくお願いします。

しょう

根岸屋

はじめてコメントいたします。

東神奈川〜仲木戸の乗り換えはよく使いまして、かなっくホールの下に店があるなとは思っていましたが、「創作料理系」と勝手に勘違いしておりまして、訪問することは無かったのです。

この記事で行ってみようかと思いました。


上の記事とは関係ありませんが、私の友達が「勘藏」によく行ってて、お会いしたこともあるようです。