雪谷大塚 若鶏焼「鳥忠」

居酒屋探偵DAITENの生活 第402回 2011年2月23日(水) 【地域別】  【時間順】



※2011年2月24日 680,000カウント通過 感謝!


雪谷大塚 若鶏焼・活料理「鳥忠」


  雪谷大塚「鳥忠」外観


 
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 城南地区には思いの外、「若鶏焼き」のお店が多い。若鶏焼は私の好物である。唐揚げ鶏刺しなどもよく食べる。私自身は第375回で紹介した池上の呑み川沿いのお店や第377回で紹介した東急多摩川線の多摩川駅のお店などへ行く。田園調布駅前にも某有名野球監督時の宰相だった方も通われる有名店もあるけれど、混み合う店は苦手である。
 実は、その有名店と同じ仕入れ先から鶏を仕入れている若鶏焼のお店が東急池上線の雪谷大塚駅近くにあるのだ。時々うかがいながら、あえて紹介せずにいた。しかし、先日、こちらのお店の情報がすでにネット上にあることを知り、紹介することにしたのである。

 東急池上線の雪谷大塚駅の改札を出て左手へ。昇りエスカレーターの脇の階段を降りる。降りると右手には東急池上線の踏切がある。隣の御嶽山駅方面へ向かって、車両基地脇を線路が左にカーブしてゆく。この線路沿いの道を歩いてゆくのである。すると、次の踏切のすぐ前に白いアクリルの看板が見えてくる。暖簾には「活料理・若鶏焼・鳥忠」と書いてある。
 暖簾をくぐって中に入る。左手にカウンターがあり、椅子は少な目。事務用のグレーの丸椅子が五つほど余裕をもって置いてある。入って右手に二人席と四人席。こちらも丸椅子。背中が無い方が座りやすい。カウンターの上には冷蔵ケースが乗っている。カウンターの中は調理場。手前の方に座ると、立ち上がって冷蔵ケースの上に顔を出さないとマスターの顔が見えない。したがって、常連の方々は店の奥の方の冷蔵ケースが置いてない辺りに座ることになる。今日も先客の方がカウンターの一番奥に1人座っておられた。
 瓶ビール中瓶をお願いする。すると、その先客の方がビールを出してくださった。恐縮しながら受け取り、一杯口にする。この最初の一杯でホッと出来る。なお、ビールはキリンラガーとスーパードライの2種類から選べる。

 マスターが冷蔵ケースの上から顔を出して、お通しを渡してくれる。お通しは、マグロブツとトロロに生のウズラの玉子がのったやまかけである。ズルズルと音をたてていただく。
 常連の方がもう1人入ってこられた。鳥刺し(650円)を頼まれた。鳥刺しは手間がかかることを知っているので、私も一緒に造っていただく。

 ビールを飲みながら入口の上の高いところにあるアナログ・ブラウン管テレビを眺める。見るというよりも眺める感じである。この雰囲気も今年の夏までである。中には、デジタルチューナーを追加して見続ける方もいらっしゃるだろうけれど、ほとんどのブラウン管テレビは引退に違いない。ちょっと寂しい話である。

 「鳥刺し、すぐにいくからねえ」とマスターが気にしてくださる。
 常連の方にまず鳥刺しが行く。
 「マスター、量が多すぎるよ、信じられない」と笑う常連の方。
 「半分以下で同じ値段でもだいじょうぶだよ」と先客の方もおっしゃる。マスターはただ笑っていらっしゃる。
 私のところにも鳥刺しがやってきた。肉が美しい。数えてみれば大ぶりのものが16切れもあった。たしかに多い。
 ワサビ醤油で食べる。ねっとり、しっとりとして、新鮮で美味い。
 その辺の鳥料理専門店の申し訳程度の量ではない。鳥好きとしては最高である。
 「私は、鳥好きなんで、たくさんあるととてもうれしいです。ペロリです」とマスターの応援をする。

 次はお酒を1合お願いする。
 「めいっぱい入ってるんで、気をつけてくださいねえ」といいながら、お銚子とお猪口を渡してくれる。
 一口飲む。ちょうど良い。
 「燗の具合はどうですかあ?」とマスター。
 「ちょうどよいです」と私。
 
 前回来た時には、たまたまマスターが不在で鳥料理が出来ない日であったことをマスターにお話する。
 「常連の方やママさんとビールを呑んでお話をしてたんですよ」と話す。
 「それは、すみませんでした」とマスター。
 若鶏もも焼き(750円)や若鶏手羽焼き(750円)もとても量が多いことを知っている。前々回の時は、鳥刺しもも焼きをいただいて、お腹がいっぱいになってしまったことを覚えている。そこで「お持ち帰り」の相談をすることにした。
 すると、帰る時間、持ち帰る距離、何人で食べるか等を丁寧に聞いてくれて、帰って包みを開いた時、ちょうど良い状態になるよう頃合いを見て焼いてくれることになった。

 3杯目は、いも焼酎・薩摩白波をお湯割りでお願いする。大きなグラスに並々と入ってお皿にもこぼれている。
 薩摩白波のいも焼酎らしい香りが頭の芯の疲れを癒してくれる。

 若鶏手羽焼き(750円)が焼き上がった。約束通りの午後7時45分である。

 「鳥の唐揚げは今はやっていないんですねえ」と私。
 「昔はやっていたんですけど、今はこれをおすすめしてるんです」とのこと。
 何かで隠れていた短冊メニューを示してくれた。づけ焼き(600円)である。 
 ニンニクかショウガのどちらかを選べるようになっているとのこと。次回はそれを食べてみようと思う。

 午後7月35分から7時45分の1時間10分の滞在。御勘定は3,700円であった。

 家に帰り、ちょうど良い状態で焼き上がった若鶏手羽焼きを食べた。
 マスターからすすめられた通り、残った骨でスープも作ってみた。
 上品で良い出汁が出た。これも美味かった。
 


  雪谷大塚「鳥忠」看板

雪谷大塚 若鶏焼・活料理「鳥忠」
住所 東京都大田区北嶺町3-30
電話 03-3728-5177
定休 日曜日
営業時間 16:30~23:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩3分。


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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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