尻手 立呑処「酔舎本店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第407回 2011年3月5日(土) 【地域別】  【時間順】




尻手 立呑処「酔舎本店」


   尻手酔舎本店外観

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 JR南武線の尻手駅を降り、改札を出ると小さな広場になっていて、左手に歩いてゆくと通りに出る。
 この道は、川崎市幸区の尻手交差点から始まり、川崎市麻生区の黒川交差点に至る尻手黒川道路(尻手黒川線)である。尻手黒川道路は、川崎市駅前から川崎市の西端までを貫いて走る川崎市にとって重要な道路といえる。この道に出て、右に1キロほどゆけばJR川崎駅西口に至るのである。
 面白いことに、尻手駅前に降り立った時、そこは川崎市である。ところが、前述の尻手黒川道路に出て、左手のJR南武線のガード下をくぐると、そこはもう横浜市鶴見区となるのである。
 そのまま、尻手黒川道路を200メートルほど歩いたところにそのお店はあった。

 間口がとても広く、入口が左右に二つあって、まるで別々のお店が二軒並んでいるように見える。二つの入口には、それぞれ、「立呑処酔舎本店」と書かれた小豆色の暖簾が掛かっている。
 ガラスの戸には、×状に白いテープが貼ってあり、戦時中に空爆からガラスを守る為に貼った白い紙を想起させる。正面から見て右手のガラス戸の入口を開け中に入った。店内は横に長く、左手が広く右手が狭い三角形である。店に入ると横に長いカウンターが左手から右手にかけてある。左の端から三角の地形に合わせて向こう側に回り込むように、カウンターが続いている。ちょうどそれは大きな矢印のようだ。

 カウンターの左の端の方に立つ。比較的広いカウンターの中の調理場にはマスターが1人。
 目の前のカウンター上に番号のついた小さな小銭入れがのっている。ここにお金を入れておいて精算するのである。まずは、白ホッピーセット(380円)を氷り無しでもらう。

 焼き物は3種類、焼きとん、焼きとり、焼きモツと書いてある。それぞれ1本ずつ、焼きとん(カシラ)(100円那)、焼きとり(正肉)(100円)、焼きモツ(シロ)(100円)を1本ずつ。たれがおいしいと書いてあるのでシロはタレ、他は塩である。
 店内を見廻す。カウンターとは別に店の左端に廻りに立つことのできるテーブルがある。グループの方々はことらに立つのが良い。

 私の中の定番の商品、ポテトサラダ(250円)をいただく。ポテサラを食べると元気が出るのだ。

 メニューを見ると、安いつまみもある。柿ピー(100円)、らっきょ(150円)、えびせん(150円)などがある。実は私は柿ピーが好きである。お店に持ち込んで飲みたいと思うがそうもゆかない。それほど好きである。

 2杯目に迷う。ビールのメニューを見ると、サッポロ赤星中瓶(480円)がある。これはうれしい。しかし、クエン酸生搾り(380円)を飲むことにした。

 マスターの手が少しあいた。
 「あの、クエン酸生搾りって、どんなものなんですか?」と聞いてみる。

 北海道生絞り(330円)をジョッキに入れて、あとからクエン酸の液を投入した飲み物であった。
 実際に造ってもらって飲む。少し酸味を感じる。川崎地区ではホッピーを頼むとレモンが一片入っていることがあるので、私的には違和感の無い味だった。

 流れるレトロな音楽が店の雰囲気にあう。「襟裳岬」「君といつまでも」そして、美空ひばりの曲が続く。

 チューハイ類はどれも270円と安い。クエン酸サワー(270円)もある。「三杯目はこれ?」と思う。
 サワーグラス一杯に梅干し8個分2400ミリのクエン酸が入っているそうである。

 しかし、実際に頼んだのは、美酔サワー(270円)。トマトコラーゲンを少し入れたチューハイである。

 「女性の気持ちをくすぐる飲みものが多いですね」と私。
 「そういうわけでもないんですが・・・」と、マスターは照れたような笑顔でおっしゃる。

 午後4時少し過ぎにお店に入ってから30分ほどたっても客はずっと私1人だった。

 最初に「あまりお客さんが来ない時間なので残った仕込みさせてもらいます」と気遣いの一言を口にして、マスターが仕込みをされている。
 
 やがて、仕込みが終わり、マスターとお話ができた。こちらのお店の場所は、何十年もラーメン店だった場所だそうで、「スケルトン状態」の空間に、内装全てをマスターと仲間の皆さんの手づくりで造ったお店だそうである。

 マスターとお話を出来て本当に良かった。このお店には物語がある。必ず再訪したいと感じるお店であった。

 午後4時から営業している点も良い。「4時から酒場」をまた一軒みつけてしまった。



  尻手酔舎本店暖簾

尻手 立呑処「酔舎本店」
住 所 神奈川県横浜市鶴見区矢向2-13-14 MYビル 1F
電 話 ?
定休日 日曜日
営業時間 16:00~23:00
交通 JR尻手駅下車徒歩3分


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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Re: 尻手酒場

南武侍様

居酒屋探偵DAITENです。

> 21時過ぎ頃に混む様です。トイレが檜木材の為、檜木の良い香りがします。

遅い時間に混むという話を聞きました。

トイレ入ってみました。なんだか懐かしい雰囲気だったことを覚えています。
この日も常連の皆さんが何人かで旅行に行った帰りにお店に寄るという話を伺いました。
すでに、常連の皆さんの横のつながりも出来ているんですね。

よいお店です。暖簾に「本店」と書いてあったので、
是非、「支店」が蒲田辺りに出来て欲しいと思います。

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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