荏原町 角打「伊豆屋酒店」
居酒屋探偵DAITENの生活 第408回 2011年3月9日(水) 【地域別】 【時間順】
※2011年3月10日 690,000カウント通過 1日のカウント数も初めて2000を越えました。大感謝!!
荏原町 角打「伊豆屋酒店」
← 入口右手にある置き看板
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東急大井町線の荏原町駅の近くに新しく角打の出来る酒屋さんが出来たのである。
立ち飲みを中心に紹介されている姫様のブログに情報が掲載されたので早速行ってみることにした。
荏原町駅の二つの改札のうち、南側の自由が丘、二子玉川方面の改札を出る。改札を出ると目の前の光景は以前とは違っていた。(写真)
← トイレが無くなり、目立つようになった「鳥竹」
以前は、改札を出ると、すぐ目の前は「公衆トイレ」だったのである。その向こう側に、第148回や第186回で紹介した「鳥竹」があった。改札前であることは、まったく変わらないけれどトイレ裏ではなくなり、目立つようになっていた(写真)。また、改札の右手には新しくストアらしきお店が出来るようで、工事の真っ最中であった。
改札を出て、左手に行くと駅前広場になっている。駅前広場から左手に東急大井町線の踏切がある。この踏切を渡れば、右手に第158回で紹介したやきとり・立呑み「きむきむ」があり、その先には、第233回で紹介したちょっと面白いお店、おでん「松田」がある。
踏切の方には行かず、右手へ行くと十字路に出ると、そこはえばらまち商店街である。商店街には入らずこの十字路をまっすぐに行き、左手の路地を入れば、第138回で紹介した豚もつ屋「とり薪」もある。このように、この荏原町駅周辺は狭い範囲に居酒屋が点在しているのである。
前述の十字路を左に曲がった。
20メートルほど歩いた左手に置き看板をみつけた。(最初の写真)
看板の左手には奥に向かって長い廊下のような通路が見えた。通路に入る手前の左手にはワインの空ボトルが並んでいる。これが目印になるかもしれない。
← 入口左手に並べられた空のワインボトル。
通路は奥まで長い。
←長い廊下のようなエントランス
ふと、入口を見れば、頭の上に「杉玉」がぶら下げてあった。
杉玉とは、スギの葉を集めて玉のようにしたもので、酒林とも呼ばれる。造り酒屋などの軒先に吊して、新酒が出来たことを知らせたものである。
←「杉玉」
奥の方から入口付近を見ると壁の白さが際だつ。
←「白い壁」と自転車。
今回は店内ではなく、外廊下なので撮影させていただいた。
明るい照明と白い壁の廊下を歩いていると、奥にあるのがフランス料理店か何かではないかと思えてくる。しかし、ガラス扉を開けて店内に入ってみると、そこは、紛れもなく「酒屋さん」であった。
昭和4年創業とのこと。最近まではコンビにのAM/PMであった。改装後、現在の形になったそうである。お店の中央には、立飲み用テーブルが2つ置いてある。右手の冷蔵庫の中に、様々なお酒やビールが入っている。左手の棚には乾き物や缶詰などが並べてある。
店主の方が笑顔で迎えてくれる。居酒屋やバーではないのでマスターとは書かず、店主の方と書かせていただく。
生ビールが3種類ある。ドイツのパウラーナー ヘフェ ヴァイスビア(600円)とベルギーのヒューガルデン ホワイト(600円)、それから、静岡の風の谷メイボック(600円)である。
店主の方におすすめを聞き、静岡の風の谷メイボック(600円)を選んだ。つまみは、QBBカマンベール入チーズ(50円)である。
風の谷メイボック(600円)を飲む。伊豆・丹那の恵まれた自然の中で造られた「オーガニックビール」とのこと。そのままの味であった。
先客もいないので、店主の方とお話をすることが出来た。
飲めるビールの銘柄は随時変わってゆくそうである。オフィシャルブログで、ビールの銘柄をはじめ、情報が発信されているので、それを見てから来店するのも良い。これは新しい形の角打ちである。
昨年9月に開店をされたそうである。
2杯目は、冷蔵庫に並ぶ開封してある五種のお酒の中から秋田の浅舞酒造株式会社の天の戸 美稲(うましね)(400円)をいただく。
東北にはうまい酒がたくさんある。来月は山形の蔵本さんがお店にいらっしゃる予定とのこと。もっと東北の酒を飲みたいと思う。
燗酒常温用として用意されているのは、純米天狗舞、初孫本醸造、伝心、新政とわずがたりの四種。その中から選ぶようになっている。私が選んだのは、新政酒造株式会社のとわずがたり(400円)である。
「とわずがたり」という文学的で色気を感じさせる銘柄名に惹かれたのである。
次のつまみは、柿ピーナツ(120円)、残れば持って帰ることができるのが良い。
店主の方と話しているとチャイムが鳴った。
商店街に面した入口から奥のお店の部分までかなり離れているので、入口に人が入るとチャイムが鳴るようになっているようである。
「お客さんがいらっしゃいましたね」と私。
「はい、いつもよく来てくださる方です。」と店主の方。
男性の常連の方が女性を二人連れて入ってこられた。
驚いた様子で店内を眺める女性たちに「面白いところでしょ」と、おっしゃっている。
それぞれ、好みをお酒とつまみを買い、テーブルを囲む。
さらに、1人の男性の方が入ってこられた。
「あったかいのね・・・」とおっしゃる。
いつも決まった銘柄を温めてもらい飲まれるようである。
私と同じようにチーズを一つつまみにして飲む。
そして、飲み終わるとすぐに帰ってゆかれた。
本来の「角打」のスタイルである。
ビールとお酒2杯を飲んだ。午後6時50分から午後7時40分まで50分ほどの滞在。
ここは「立ち飲み店」ではない、「新しい形の角打ち」である。その場で飲んでみて、美味しければ売って貰い持ち帰る。
疲れた時、一人で一杯のお酒をいただきに入るのも良い。少人数ならばグループでの来店も良い。実際、前述の方々もどこかのお店に行く前の待ち合わせ場所として使っておられた。いずれにしても長居をする店ではない、それが「角打ち」である。

荏原町 角打「伊豆屋酒店」
住 所 東京都品川区中延5-3-8
電 話 03-5749-1545
定休日 隔週日曜休
営業時間 11:00~22:30(角打営業は18:00~22:30)
交通 東急大井町線荏原町駅徒歩1分
オフィシャルブログ http://blogs.yahoo.co.jp/s_izuya0509
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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※2011年3月10日 690,000カウント通過 1日のカウント数も初めて2000を越えました。大感謝!!
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東急大井町線の荏原町駅の近くに新しく角打の出来る酒屋さんが出来たのである。
立ち飲みを中心に紹介されている姫様のブログに情報が掲載されたので早速行ってみることにした。
荏原町駅の二つの改札のうち、南側の自由が丘、二子玉川方面の改札を出る。改札を出ると目の前の光景は以前とは違っていた。(写真)

以前は、改札を出ると、すぐ目の前は「公衆トイレ」だったのである。その向こう側に、第148回や第186回で紹介した「鳥竹」があった。改札前であることは、まったく変わらないけれどトイレ裏ではなくなり、目立つようになっていた(写真)。また、改札の右手には新しくストアらしきお店が出来るようで、工事の真っ最中であった。
改札を出て、左手に行くと駅前広場になっている。駅前広場から左手に東急大井町線の踏切がある。この踏切を渡れば、右手に第158回で紹介したやきとり・立呑み「きむきむ」があり、その先には、第233回で紹介したちょっと面白いお店、おでん「松田」がある。
踏切の方には行かず、右手へ行くと十字路に出ると、そこはえばらまち商店街である。商店街には入らずこの十字路をまっすぐに行き、左手の路地を入れば、第138回で紹介した豚もつ屋「とり薪」もある。このように、この荏原町駅周辺は狭い範囲に居酒屋が点在しているのである。
前述の十字路を左に曲がった。
20メートルほど歩いた左手に置き看板をみつけた。(最初の写真)
看板の左手には奥に向かって長い廊下のような通路が見えた。通路に入る手前の左手にはワインの空ボトルが並んでいる。これが目印になるかもしれない。

通路は奥まで長い。

ふと、入口を見れば、頭の上に「杉玉」がぶら下げてあった。
杉玉とは、スギの葉を集めて玉のようにしたもので、酒林とも呼ばれる。造り酒屋などの軒先に吊して、新酒が出来たことを知らせたものである。

奥の方から入口付近を見ると壁の白さが際だつ。

今回は店内ではなく、外廊下なので撮影させていただいた。
明るい照明と白い壁の廊下を歩いていると、奥にあるのがフランス料理店か何かではないかと思えてくる。しかし、ガラス扉を開けて店内に入ってみると、そこは、紛れもなく「酒屋さん」であった。
昭和4年創業とのこと。最近まではコンビにのAM/PMであった。改装後、現在の形になったそうである。お店の中央には、立飲み用テーブルが2つ置いてある。右手の冷蔵庫の中に、様々なお酒やビールが入っている。左手の棚には乾き物や缶詰などが並べてある。
店主の方が笑顔で迎えてくれる。居酒屋やバーではないのでマスターとは書かず、店主の方と書かせていただく。
生ビールが3種類ある。ドイツのパウラーナー ヘフェ ヴァイスビア(600円)とベルギーのヒューガルデン ホワイト(600円)、それから、静岡の風の谷メイボック(600円)である。
店主の方におすすめを聞き、静岡の風の谷メイボック(600円)を選んだ。つまみは、QBBカマンベール入チーズ(50円)である。
風の谷メイボック(600円)を飲む。伊豆・丹那の恵まれた自然の中で造られた「オーガニックビール」とのこと。そのままの味であった。
先客もいないので、店主の方とお話をすることが出来た。
飲めるビールの銘柄は随時変わってゆくそうである。オフィシャルブログで、ビールの銘柄をはじめ、情報が発信されているので、それを見てから来店するのも良い。これは新しい形の角打ちである。
昨年9月に開店をされたそうである。
2杯目は、冷蔵庫に並ぶ開封してある五種のお酒の中から秋田の浅舞酒造株式会社の天の戸 美稲(うましね)(400円)をいただく。
東北にはうまい酒がたくさんある。来月は山形の蔵本さんがお店にいらっしゃる予定とのこと。もっと東北の酒を飲みたいと思う。
燗酒常温用として用意されているのは、純米天狗舞、初孫本醸造、伝心、新政とわずがたりの四種。その中から選ぶようになっている。私が選んだのは、新政酒造株式会社のとわずがたり(400円)である。
「とわずがたり」という文学的で色気を感じさせる銘柄名に惹かれたのである。
次のつまみは、柿ピーナツ(120円)、残れば持って帰ることができるのが良い。
店主の方と話しているとチャイムが鳴った。
商店街に面した入口から奥のお店の部分までかなり離れているので、入口に人が入るとチャイムが鳴るようになっているようである。
「お客さんがいらっしゃいましたね」と私。
「はい、いつもよく来てくださる方です。」と店主の方。
男性の常連の方が女性を二人連れて入ってこられた。
驚いた様子で店内を眺める女性たちに「面白いところでしょ」と、おっしゃっている。
それぞれ、好みをお酒とつまみを買い、テーブルを囲む。
さらに、1人の男性の方が入ってこられた。
「あったかいのね・・・」とおっしゃる。
いつも決まった銘柄を温めてもらい飲まれるようである。
私と同じようにチーズを一つつまみにして飲む。
そして、飲み終わるとすぐに帰ってゆかれた。
本来の「角打」のスタイルである。
ビールとお酒2杯を飲んだ。午後6時50分から午後7時40分まで50分ほどの滞在。
ここは「立ち飲み店」ではない、「新しい形の角打ち」である。その場で飲んでみて、美味しければ売って貰い持ち帰る。
疲れた時、一人で一杯のお酒をいただきに入るのも良い。少人数ならばグループでの来店も良い。実際、前述の方々もどこかのお店に行く前の待ち合わせ場所として使っておられた。いずれにしても長居をする店ではない、それが「角打ち」である。

荏原町 角打「伊豆屋酒店」
住 所 東京都品川区中延5-3-8
電 話 03-5749-1545
定休日 隔週日曜休
営業時間 11:00~22:30(角打営業は18:00~22:30)
交通 東急大井町線荏原町駅徒歩1分
オフィシャルブログ http://blogs.yahoo.co.jp/s_izuya0509
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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