東日本大震災お見舞いとして「温かさについて」
2011年3月11日 東日本大震災
温かさについて
~東日本大震災被災お見舞いとして~
2011年3月11日(金)午後2時46分に発生、マグニチュード 9.0 を記録した「東日本大震災」の被害報道をこの3日間見続けてきた。東京にいる私と私の家族、同僚、友人達の生活は止まることなく続いている。そして、被災地の皆さんが置かれている状況に比べれば、なにほどのこともないとはいえ、震災以前とは違う様々な問題に直面した。
街を歩けば、理路整然と動く人々の営みを見て感心し、いつもとは違うその不思議な街の静けさに驚かされた。
そんな中、久しぶりに自宅の小さなポリバスで風呂に入ることが出来た。後に入る家族の為、身体を洗い、急いで湯船に浸かる。すると、温かさが身体全体を包む。その途端、今、テレビの画面で見た様々なことが蘇った。青森、岩手、宮城、福島など、厳寒の被災地で暖房も無く過ごしている人達のことを想い、心地良さと共に、ありがたさがこみあげ、湯船の中で自然と手を合わせた。
徳利に時折軽く手を当てながらゆっくりとお店の方が温めてくれた「燗酒」をいただける喜び、そして、カウンターに座り、知り合いの人々と楽しく語り合ったり、見知らぬ人とはいえ、誰かが隣に座っていてくれる心強さを感じたり、酒場でのそんな「時」が人々のもとに戻ってくることを祈る。
亡くなった人々の冥福を祈り、傷を負った人々のそれが癒えることを望み、一日も早く別れ別れになった家族が一つになること、そして、世界の人々の手を借り、この国が今一度、再生することをなによりも強く望むものである。
2011年3月14日
居酒屋探偵DAITENこと新岳大典
温かさについて
~東日本大震災被災お見舞いとして~
2011年3月11日(金)午後2時46分に発生、マグニチュード 9.0 を記録した「東日本大震災」の被害報道をこの3日間見続けてきた。東京にいる私と私の家族、同僚、友人達の生活は止まることなく続いている。そして、被災地の皆さんが置かれている状況に比べれば、なにほどのこともないとはいえ、震災以前とは違う様々な問題に直面した。
街を歩けば、理路整然と動く人々の営みを見て感心し、いつもとは違うその不思議な街の静けさに驚かされた。
そんな中、久しぶりに自宅の小さなポリバスで風呂に入ることが出来た。後に入る家族の為、身体を洗い、急いで湯船に浸かる。すると、温かさが身体全体を包む。その途端、今、テレビの画面で見た様々なことが蘇った。青森、岩手、宮城、福島など、厳寒の被災地で暖房も無く過ごしている人達のことを想い、心地良さと共に、ありがたさがこみあげ、湯船の中で自然と手を合わせた。
徳利に時折軽く手を当てながらゆっくりとお店の方が温めてくれた「燗酒」をいただける喜び、そして、カウンターに座り、知り合いの人々と楽しく語り合ったり、見知らぬ人とはいえ、誰かが隣に座っていてくれる心強さを感じたり、酒場でのそんな「時」が人々のもとに戻ってくることを祈る。
亡くなった人々の冥福を祈り、傷を負った人々のそれが癒えることを望み、一日も早く別れ別れになった家族が一つになること、そして、世界の人々の手を借り、この国が今一度、再生することをなによりも強く望むものである。
2011年3月14日
居酒屋探偵DAITENこと新岳大典