蒲田 大衆割烹「三州屋本店」第2回
居酒屋探偵DAITENの生活 第415回 2011年4月23日(土) 【地域別】 【時間順】
蒲田 大衆割烹「三州屋本店」 第2回

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最近は平日の夜は様々な要因からなかなか居酒屋探偵として活動出来ないでいる。そんな中、土曜日の午後から夕暮れ時にかけては貴重な取材の時間となっている。
ある品物を入手する為、何軒かの店を訪問するも成果がなかった。携帯メールで連絡を取り合いながら、やはり外出していたSAKURAと蒲田駅で待ち合わせた。
まずは、JR蒲田駅東口側を歩く。目当ての店は何軒かあった。しかし、まだ午後3時半をまわった早い時間である。やっているお店となると選択肢が狭くなる。向かったのは、JR蒲田駅東口のロータリーを見ながら左に歩いて行くと、すぐに大衆割烹「三州屋本店」がある。こちらのお店を前回紹介したのは第242回、2009年8月8日(土)であるから1年半以上前である。
暖簾をくぐって中に入ると、左手の手前から四人掛テーブル席一つ、二人掛テーブル席三つ、四人掛テーブル席二つと続く。右手奥には、右手壁に向かって座る席が八つ、奥に向かって座る席が二つからなる変則的L字カウンターがある。店の一番奥が調理場である。テーブル席に四人グループと二人組、カウンターのL字部分に二人組の方々が座っておられた。
5時半から少し大人数の予約が入っているらしく、カウンター席に通された。最初からカウンター席に座りたかったのでちょうど良い。カウンターの一番奥の辺りに二人で並んで座った。
私はホッピーセット(380円)、SAKURAは小生ール(360円)である。ホッピーの焼酎は私としては多めである。価格も安く抑えられていて良い。
つまみは、春菊胡麻和え(400円)と、三州屋さんの名物料理、鳥豆腐(550円)を頼んだ。春菊の胡麻和えが特に美味しかった。
SAKURAの2杯目は、白鶴熱燗(380円)である。
「最近、ついつい日本酒を飲んでしまうのよねえ・・・」と言う。
「日本人は米を食べ、米から作った酒を飲む・・・それは良いことじゃない」と答える。あまりに普通な答えで自分でも驚く。
私は、何を飲もうかと壁に貼ってある短冊メニューを眺めていた。
レモンハイ(380円)とレモンサワー(380円)の二枚の短冊が並んでいるのをみつけた。これは珍しい。たいていはどちらか一方である。
お店の方に質問してみた。
「レモンハイとレモンサワーの両方が書いてあるんですけど・・・どう違うんですか?」
「レモンハイは水で・・・、レモンサワーは水は使ってなくて、炭酸を使っています。それに焼酎とレモンジュースとレモンの切ったやつが・・・」
「ええと、つまり・・・レモンハイは、焼酎の水割りにレモンが入っていて、レモンサワーは、焼酎の炭酸割りにレモンが入っているものですね?」
「はい、そうです」
「それじゃぁ・・・レモンハイをお願いします」
自分でもよく解らなくなってくる会話であった。
やがて、やってきたレモンハイには、レモンジュースと共にレモンの四つに切ったものが入っていて酸味が強く、美味しかった。
こちらのお店は、外から見た姿も良いけれど、店内の様子もとても素敵である。天井が高いのがまた良い。
やがて、若い女性の従業員の方が二人やってきた。店内が一期に華やかになる。これからが本番の時間だ。
午後5時になった。だんだんにお客さんが増えてきた。
数人の皆さんが入ってきて、気がつけば、我々の並びに座りたい様子であった。我々が移動すれば座れるのだ。
「ここ空きますよ」と言って、若い女性にお勘定をお願いした。
午後4時から午後5時まで1時間、ゆっくり飲ませていただいた。御勘定は二人で2,430円であった。
お店を出ると、すぐそばにある地下通路を通って西口側に向かった。一軒で終わるわけもないのである。
(つづく)
蒲田 大衆割烹「三州屋本店」
住所 東京都大田区蒲田5-11-10
電話 03-3731-5647
営業時間 11:30~22:30
定休日 日曜日
交通 JR京浜東北線蒲田駅東口下車徒歩1分、東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分、京浜急行線京急蒲田駅下車徒歩10分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
蒲田 大衆割烹「三州屋本店」 第2回




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最近は平日の夜は様々な要因からなかなか居酒屋探偵として活動出来ないでいる。そんな中、土曜日の午後から夕暮れ時にかけては貴重な取材の時間となっている。
ある品物を入手する為、何軒かの店を訪問するも成果がなかった。携帯メールで連絡を取り合いながら、やはり外出していたSAKURAと蒲田駅で待ち合わせた。
まずは、JR蒲田駅東口側を歩く。目当ての店は何軒かあった。しかし、まだ午後3時半をまわった早い時間である。やっているお店となると選択肢が狭くなる。向かったのは、JR蒲田駅東口のロータリーを見ながら左に歩いて行くと、すぐに大衆割烹「三州屋本店」がある。こちらのお店を前回紹介したのは第242回、2009年8月8日(土)であるから1年半以上前である。
暖簾をくぐって中に入ると、左手の手前から四人掛テーブル席一つ、二人掛テーブル席三つ、四人掛テーブル席二つと続く。右手奥には、右手壁に向かって座る席が八つ、奥に向かって座る席が二つからなる変則的L字カウンターがある。店の一番奥が調理場である。テーブル席に四人グループと二人組、カウンターのL字部分に二人組の方々が座っておられた。
5時半から少し大人数の予約が入っているらしく、カウンター席に通された。最初からカウンター席に座りたかったのでちょうど良い。カウンターの一番奥の辺りに二人で並んで座った。
私はホッピーセット(380円)、SAKURAは小生ール(360円)である。ホッピーの焼酎は私としては多めである。価格も安く抑えられていて良い。
つまみは、春菊胡麻和え(400円)と、三州屋さんの名物料理、鳥豆腐(550円)を頼んだ。春菊の胡麻和えが特に美味しかった。
SAKURAの2杯目は、白鶴熱燗(380円)である。
「最近、ついつい日本酒を飲んでしまうのよねえ・・・」と言う。
「日本人は米を食べ、米から作った酒を飲む・・・それは良いことじゃない」と答える。あまりに普通な答えで自分でも驚く。
私は、何を飲もうかと壁に貼ってある短冊メニューを眺めていた。
レモンハイ(380円)とレモンサワー(380円)の二枚の短冊が並んでいるのをみつけた。これは珍しい。たいていはどちらか一方である。
お店の方に質問してみた。
「レモンハイとレモンサワーの両方が書いてあるんですけど・・・どう違うんですか?」
「レモンハイは水で・・・、レモンサワーは水は使ってなくて、炭酸を使っています。それに焼酎とレモンジュースとレモンの切ったやつが・・・」
「ええと、つまり・・・レモンハイは、焼酎の水割りにレモンが入っていて、レモンサワーは、焼酎の炭酸割りにレモンが入っているものですね?」
「はい、そうです」
「それじゃぁ・・・レモンハイをお願いします」
自分でもよく解らなくなってくる会話であった。
やがて、やってきたレモンハイには、レモンジュースと共にレモンの四つに切ったものが入っていて酸味が強く、美味しかった。
こちらのお店は、外から見た姿も良いけれど、店内の様子もとても素敵である。天井が高いのがまた良い。
やがて、若い女性の従業員の方が二人やってきた。店内が一期に華やかになる。これからが本番の時間だ。
午後5時になった。だんだんにお客さんが増えてきた。
数人の皆さんが入ってきて、気がつけば、我々の並びに座りたい様子であった。我々が移動すれば座れるのだ。
「ここ空きますよ」と言って、若い女性にお勘定をお願いした。
午後4時から午後5時まで1時間、ゆっくり飲ませていただいた。御勘定は二人で2,430円であった。
お店を出ると、すぐそばにある地下通路を通って西口側に向かった。一軒で終わるわけもないのである。
(つづく)
蒲田 大衆割烹「三州屋本店」
住所 東京都大田区蒲田5-11-10
電話 03-3731-5647
営業時間 11:30~22:30
定休日 日曜日
交通 JR京浜東北線蒲田駅東口下車徒歩1分、東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分、京浜急行線京急蒲田駅下車徒歩10分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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