FC2ブログ

下高井戸 居酒屋「たつみ駅前店」

居酒屋探偵DAITENの生活 第417回 2011年4月24日(日) 【地域別】  【時間順】



 ※2011年4月24日 720,000カウント通過。感謝!

 下高井戸 居酒屋「たつみ駅前店」

 下高井戸 居酒屋「たつみ駅前店」 ← 写真撮影失敗 再び撮影にうかがいます。詳しくはこちらを御覧下さい。


   ←クリックお願いします。 にほんブログ村 酒ブログ 東京飲み歩きへ ←クリックお願いします。

 blogram投票ボタン
 ←クリックお願いします。


 京王線八幡山駅の近くにワーサルシアターという小劇場がある。
 【中津留章仁Lovers】というグループの『黄色い叫び』という芝居をSAKURAと二人で見た。劇評家の村井健氏の強いおすすめをうけての観劇である。観劇したのは4月13日から4月24日まで全15回公演の最終回であった。
 今、最も熱い「震災と原発事故」という題材を扱い、批判精神を持って、自主規制することなく書き上げた作品であった。

 作・演出の中津留章仁氏は挨拶文の中で次のように書いている。

 「そもそも芝居自体、無駄な電力を使う訳でやる意味がないものは辞めた方が良い。むしろ辞めてくれた方が有り難い。そういったものをやられても芝居の、演劇の品格が下がるだけだ。つまりこういう時だからこそ作家の魂と、その真価が問われるのだ。望むところである。」

 一言でこの芝居を表現すれば、「東京人の喉元に突きつけられた刃」と言えるかもしれない。多くの人に見てもらいたい作品であると思う。再演を強く望む。
 2時間半、休憩が入ることなく「対立」と「葛藤」が持続する芝居を見て、静かな興奮と心地良い疲労感に包まれ、劇場を後にした。
 
  ※   ※   ※

 下高井戸駅

 芝居の後に降り立った街は京王線の下高井戸である。SAKURAが世田谷線に乗りたいと言うからである。京王線から世田谷線へ乗り換える為、階段を降りた。しかし、その前に少し休んでゆきたいという。我々の間で休むということは、居酒屋で飲むということである。
 頭にある店のことが浮かんだ。
 京王線の下の連絡通路を使い、駅の北側へ行った。駅の周辺を歩く。「立ち呑み」と書いてありながら椅子が置かれてしまっているお店を発見する。立ち呑み好きの私としては、悲しくてとても入る気持ちにはなれない。
 やがて、駅前辺り、「駅前市場」と呼ばれている一画に出た。その一画に入り込み、反対側に抜ける。すると左手にその店はあった。

 橋本健二先生の著書『居酒屋ほろ酔い考現学』やブログ「橋本健二の居酒屋考現学」の記事で読んでからずっと行ってみたいと思っていたお店である。そのお店とは居酒屋「たつみ」である。ただし、こちらは少し離れたところにある本店ではなく、駅前店である。

 午後5時の開店時間の5分前に店の入口に立った。お店はまだ開いていない。店の中をのぞくと人影があった。

 「あの・・・まだですよね」
 「何人様ですか?」
 「二人です」
 「どうぞ~」

 開店前にお店を開けて、中に入れてくれた。
 入って右手に勘定場がある。その奥にテーブル席、カウンター席と続く。カウンターの中は調理場である。左手にもテーブル席が並んでいる。さらに奥に行くと、調理場の奥に独立したスペースがあり、テーブル席を組み合わせて大人数の宴会も可能なようになっている。
 
 ビールはモルツ樽生、ヱビス、ハートランド、銀河高原など種類が多い。
 SAKURA生ビール中ジョッキ=モルツ樽生500ml(475円)、私はホッピー白氷なし(420円)を頼み、乾杯する。

 壁に貼られた短冊メニューは魅力的なものばかりである。眺めているうちに開店時間が近づく。すると、次々にお客さんが入ってこられた。予約を入れている方もいらっしゃる。
 まずは、鶏ゆずこしょう焼(395円)、九条ねぎおひたし(335円)を頼んだ。
 隣の方も九条ねぎおひたしを頼まれた。少し離れたグループの一人の方も「今は九条ねぎは外せないよ」とおっしゃっている。

 SAKURAだったんざるそば(595円)を頼んだ。すぐに出てきた韃靼そばがとても美味しかった。韃靼そばは、フラボノイドの一種のルチンの含有量がソバの100倍、毛細血管強化作用を持ち、血圧低下に良いと言われている。

 山形県の出羽桜酒造出羽桜・淡麗辛口お銚子2本分(690円)と共に炙りさわら刺(495円)を頼んだ。
 うまい刺身を食べ、美味い酒を飲みながら今日見た芝居の話をする。「危機における人間」について考えさせられた今日の芝居を観劇した後である。自分たちの幸せを痛感する。

 周囲を見ると、午後5時の開店時間から30分でほぼ満席になっていた。
 宮城県大崎市新澤醸造店愛宕の松特選辛口150ミリ(450円)を発見。宮城の酒を飲んでささやかな復興支援である。

 車椅子と一緒に御高齢の御夫婦が入ってこられた。お店のスタッフが馴れた様子で整然と対応している。こちらのお店の良いところは静かに働くスタッフである。
 時々出逢う大規模チェーン居酒屋で「よろこんで!」などと叫ばれると、途端に店を出て帰りたくなる。
 「店の人間が叫んで騒いでお客をのせて回転率を上げようというコンセプト」が見え見えの商売に時々出逢うけれど、そういう店に再び行こうとは思わない。こちらの「たつみ」さんのような地元に密着した良い意味で普通な対応がうれしいのである。

 トイレに立つ。トイレの一つが和式の水洗トイレになっていた。何か不思議な装置が壁につけてある。壁から針金のようなものが伸びていてドアの一番上の辺りを叩くようになっているのである。
 御勘定の時に、聞いてみると、背後の戸を外からノックされた時に、しゃがんだままドアをノックして答えられるようになっていたのである。気配りである。

 午後4時55分から6時25分まで1時間半ほどの滞在。御勘定は2人で3,855円であった。お通しはサービスである。お通し代をとらないという一点でお店の品格があがる。

  ※   ※   ※

 この後、商店街で缶ビールを購入。東急世田谷線は空いており、座ることが出来たので、飲みながら世田谷線の小さな旅を三軒茶屋まですることが出来た。世田谷線に乗るのは本当に楽しい。我々は幸せである。

 
 下高井戸居酒屋たつみ看板


下高井戸 居酒屋「たつみ駅前店」
住所 東京都杉並区下高井戸1-2-14
電話 03-3325-9640
営業時間 17:00~24:30 
定休日 年中無休
交通 京王線下高井戸駅・東急世田谷線下高井戸駅下車徒歩1分
公式サイト http://www.shimotaka.or.jp/tatsumi/

ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」

---------------------------------------------------------------------------------------


下高井戸

Comments 0