自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第40回 2007年9月16日(日) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
日曜日のプロジェクトの稽古が中目黒で終わり、少しだけどこかに寄ろうかということになり、SAKURAと向かったのは、また自由が丘である。
駅前ロータリーのある側の出口に出てから、右手のガード下に出る方の改札を出て右方向に行く。すると、自由が丘に唯一残された「親父空間」に出る。
そこには、 「金田」「かとりや」「阿波の里」「ほさか」という有名店が存在する。
今回もまずは「かとりや」を覗いた。今日は満席の様子。仕方なく店の前を離れ、道の真ん中で考えていると、「かとりや」から一人客が出てきた。ここで、躊躇しているうちに、背後からやってきた二人連れが我々を追い越して中に入ってしまった。優柔不断の結果である。
残っている選択肢は一つ。鰻の串焼きを食べさせる店、「ほさか」である。
中を覗くとコの字カウンターがある。コの字カウンターの中の女性に指を2本出して、二人であることを示すと「どうぞ」という声が聞こえてきた。
中に入ると、コの字カウンターの左の中央辺りにちょうど二つだけ空き席がある。左右の皆さんに頭を下げながらすべりこむ。
まずは、瓶ビール大(600円)を頼む。「キリンですか、アサヒですか」と聞かれる。周囲を見るとスーパードライの瓶が並んでいる。即座に「キリンお願いします」と答えた。
つまみは鰻である。といっても、お新香以外には、鰻しかない店なので当たり前である。
からくり焼き(280円)と塩焼き(280円)を2本づつお願いする。
運ばれてきたキリンラガーをグラスに注ぎ、二人で飲む。うまい。
からくり焼きは甘辛いタレがおいしかった。塩焼きは山葵をつけて食べる。どちらもうまかった。
店内を見回すと、ほとんどが男性客である。
その中でも、コの字カウンターの真ん中の部分に並んでいる男性3人組に興味をそそられた。ちょうど祖父、父、息子という年代構成である。顔が似ている。やはり親子三代であろうか。
やがて、焼酎のウーロン割を頼んだ様子。すると、コップを受け皿に乗せたものが3つ3人の前に運ばれてきた。そこに焼酎「金宮」の一升瓶からなみなみと焼酎が注ぎ込まれ、受け皿の上にこぼれる。次にウーロン茶の350ミリリットル缶が渡され、氷の入ったジョッキが3つやってきた。カウンターの上は、グラスとジョッキと缶で一杯になってしまっている。少し戸惑った様子の「親子三代」。奥行きのあまり無いカウンターなので、一生懸命、皿等をかたづけている。本当に親子三代だとしたら、それは実に幸せであり、微笑ましい光景である。私は幼少期に父親を亡くしているので、父親と杯を酌み交わすようなことも無かった。ましてや、両方の祖父も早く無くなっているので、親子三代で飲むことなど望むべくもない。うらやましい光景であった。
かしら焼き(220円)を追加する。これもおいしかった。ビールも無くなったので、店を出ることにする。25分程の滞在であった。二人で2,150円。
やはり自由が丘は客筋が良い、新しい客が入ってくれば、自分から席を譲る。大声を出すような者もいない。短い時間だが良い一時を過ごさせてもらった。
以前は日曜日が休みであったが、店内に「日曜祝日も営業しております。よろしくお願いします」と書いてあった。年中無休になったようである。
風邪気味の時や、ひどく疲れた時に、焼酎を一杯飲んで鰻を数本食べてさっと帰る。そんな使い方が一番良い店かもしれない。
自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
東京都目黒区自由が丘1-11-5
電話03-3717-6538
無休 営業時間 16:30~21:00
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第40回 2007年9月16日(日) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
日曜日のプロジェクトの稽古が中目黒で終わり、少しだけどこかに寄ろうかということになり、SAKURAと向かったのは、また自由が丘である。
駅前ロータリーのある側の出口に出てから、右手のガード下に出る方の改札を出て右方向に行く。すると、自由が丘に唯一残された「親父空間」に出る。
そこには、 「金田」「かとりや」「阿波の里」「ほさか」という有名店が存在する。
今回もまずは「かとりや」を覗いた。今日は満席の様子。仕方なく店の前を離れ、道の真ん中で考えていると、「かとりや」から一人客が出てきた。ここで、躊躇しているうちに、背後からやってきた二人連れが我々を追い越して中に入ってしまった。優柔不断の結果である。
残っている選択肢は一つ。鰻の串焼きを食べさせる店、「ほさか」である。
中を覗くとコの字カウンターがある。コの字カウンターの中の女性に指を2本出して、二人であることを示すと「どうぞ」という声が聞こえてきた。
中に入ると、コの字カウンターの左の中央辺りにちょうど二つだけ空き席がある。左右の皆さんに頭を下げながらすべりこむ。
まずは、瓶ビール大(600円)を頼む。「キリンですか、アサヒですか」と聞かれる。周囲を見るとスーパードライの瓶が並んでいる。即座に「キリンお願いします」と答えた。
つまみは鰻である。といっても、お新香以外には、鰻しかない店なので当たり前である。
からくり焼き(280円)と塩焼き(280円)を2本づつお願いする。
運ばれてきたキリンラガーをグラスに注ぎ、二人で飲む。うまい。
からくり焼きは甘辛いタレがおいしかった。塩焼きは山葵をつけて食べる。どちらもうまかった。
店内を見回すと、ほとんどが男性客である。
その中でも、コの字カウンターの真ん中の部分に並んでいる男性3人組に興味をそそられた。ちょうど祖父、父、息子という年代構成である。顔が似ている。やはり親子三代であろうか。
やがて、焼酎のウーロン割を頼んだ様子。すると、コップを受け皿に乗せたものが3つ3人の前に運ばれてきた。そこに焼酎「金宮」の一升瓶からなみなみと焼酎が注ぎ込まれ、受け皿の上にこぼれる。次にウーロン茶の350ミリリットル缶が渡され、氷の入ったジョッキが3つやってきた。カウンターの上は、グラスとジョッキと缶で一杯になってしまっている。少し戸惑った様子の「親子三代」。奥行きのあまり無いカウンターなので、一生懸命、皿等をかたづけている。本当に親子三代だとしたら、それは実に幸せであり、微笑ましい光景である。私は幼少期に父親を亡くしているので、父親と杯を酌み交わすようなことも無かった。ましてや、両方の祖父も早く無くなっているので、親子三代で飲むことなど望むべくもない。うらやましい光景であった。
かしら焼き(220円)を追加する。これもおいしかった。ビールも無くなったので、店を出ることにする。25分程の滞在であった。二人で2,150円。
やはり自由が丘は客筋が良い、新しい客が入ってくれば、自分から席を譲る。大声を出すような者もいない。短い時間だが良い一時を過ごさせてもらった。
以前は日曜日が休みであったが、店内に「日曜祝日も営業しております。よろしくお願いします」と書いてあった。年中無休になったようである。
風邪気味の時や、ひどく疲れた時に、焼酎を一杯飲んで鰻を数本食べてさっと帰る。そんな使い方が一番良い店かもしれない。
自由が丘 鰻串焼き「ほさか」
東京都目黒区自由が丘1-11-5
電話03-3717-6538
無休 営業時間 16:30~21:00
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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