高田馬場 蔵元居酒屋「清瀧」高田馬場店
高田馬場 蔵元居酒屋「清瀧」高田馬場店




前回のお店串焼き「鳥やす支店」を出たGAIと私は、早稲田通りを歩いて高田馬場駅前まで戻った。西武新宿線とJR山手線のガード下を潜り、駅の西側に出ると右に入る道がある。それが昔よくお世話になった「さかえ通り商店街」である。この商店街の終わり辺りに串焼き「鳥やす本店」がある。もちろん、同じ料理を出すお店の支店と本店の梯子という訳にもいかないので、商店街に入ってすぐ右手にある蔵元居酒屋「清瀧」高田馬場店に入ることにした。
蔵元居酒屋「清瀧」チェーンは埼玉県蓮田市にある清瀧酒造株式会社から分家した東京都内だけに支店を持つ居酒屋チェーンである。20年以上前、池袋に毎日のように出没していた頃は池袋本店で時々お世話になったものである。今はそんなことは無いけれど、当時の池袋のお客さんたちはそれなりの雰囲気をもった方々が多く、入店するのに覚悟が必要だった。
居酒屋「清瀧」高田馬場店は地上3階、地下1階という規模である。総席数306席というから大規模店舗である。
土曜日でも1階は満席に近い状態であった。調理場が1階にあるので1階の席数は少ないようである。地下へ通された。地下はまだ開けたばかりの様子で、先客は一組だけであった。
広い店内の真ん中辺りに通された。アジア系の女性が接客係としてついてくれた。
2つ出てきたお通し(158円・税込)はペンネサラダであった。因みにペンネはチクワブと並んで私の好物である。
まずはホッピーセット(399円・税込)を2つ頼む。もちろん二人とも氷無しである。
つまみは、サービス品の鹿児島かつお刺(190円・税込)。ふきのとうとアジのてんぷら(350円・税込)、自家製白魚の玉子焼き(380円・税込)と一期に頼む。実は、お店にどんどん新しいお客さんが入店されてきて、早めに頼んだ方が良いと思ったからである。
追加のお酒は、GAIがホッピー中(242円・税込)、私は清龍原酒一合(252円・税込)にした。メニューにアルコール度数が書いてあるのが面白い。原酒なので19.5度と高い。まるで焼酎のように強いのである。
追加のつまみは、韓国チヂミ(347円・税込)、ガーリックシーザーサラダ(504円・税込)の2品。
出てきた韓国チヂミを見て驚いた。「巨大」なのである。そして、次に来たガーリックシーザーサラダも「大量」であった。
今日の我々は自分たちでも驚くほど食べてしまう。昔の我々二人ならば朝飯前の量だと思うけれど、今の我々としては、かなり食べ過ぎであった。
清龍升酒一合(168円・税込)はアルコール度数が15.5度である。私にはこのくらいが飲みやすかった。
午後6時から7時30分まで1時間半ほどの滞在。支払ったお勘定は3,756円であった。
遠い記憶をたどって、二人で話しながら高田馬場の街を歩いた。もはやより多くの酒の力は必要がない。それぞれの苦く切ない思い出が酔いを保ってくれていた。
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翌日の日曜日、母がGAIに会いたいというので我が家で「御苦労さん会」ということになった。思えば、昔も同じようにGAIが我が家に来て酒を飲み、母を交えて色々と話したものである。あれから30年以上の時がたっている。お互い体中のどこかが痛くなったり、調子が悪くなっているとはいえ、一緒に語り合い酒を飲むことが出来る、それはなによりも幸せなことに違いない。
家族や友人の存在、それがどれだけ大切なものであるのか。今、この時代に何よりもそれを考える。
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GAIも蔵元居酒屋「清瀧」さんが気に入ったようで、後日一人で吉祥寺店に行ってみたそうである。
高田馬場 蔵元居酒屋「清瀧」高田馬場店
住所 東京都新宿区高田馬場3-1-2
電話 03-3371-9525
営業時間 16:00~24:30
定休日 年中無休
交通 JR高田馬場駅徒歩1分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
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