居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第18回/どちらを向いているのか解らない・・・・
居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」第18回 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
どちらを向いているのか解らない・・・・
約1年ぶりの「がっかり録」である。
様々な理由からあちらのちらの居酒屋を探して彷徨う回数が格段に減ってしまっている。故に、飛び込みで店に入ってみて、がっかりしてしまう回数も減ったのである。
それでも、今回は久しぶりに書いてみることにした。
少し前のことである。ある私鉄沿線の「おしゃれな」という表現でマスコミで語られる街を歩いていた。そこから少し歩いた隣町で、ある焼き鳥店に入った。
お店はまだ新しいようだ。入口に持ち帰り出来ることが書かれており、焼き台は外に向かっている。
焼き鳥は1本120円だから高くもないけれど、安い訳でもない価格である。
中に入ると、カウンター席が3席あるのみ、独り客相手の店としてはつらい。少し離れて奥には暖色の壁に囲まれ、照明を落としたスペースがあり、掘り炬燵やテーブルが並び、高めの値段設定の串焼き店のような感じである。しかし、この場所は外からはよく見えない。ゆえに、始めてのお客さんが外から中を見て、カウンター席が一杯な時は帰ってしまう可能性も高い。損である。
サワー類、生ビールなどは400円代後半という値段設定は高い。簡単なカクテルを作れるような酒瓶が並んでいて、定番カクテルがメニューに書いてある。焼酎や日本酒もあるけれど、やはり比較的高い値段設定になっている。しかし、特に銘柄にこだわりを感じない
食事メニューも何種類かあり、一種類だけれど「定食」も用意されている。
来店中、店内に入ってくるお客さんは1人もいなかった。ただ、お土産の焼き鳥を買う為に何回もお客さんが来訪されて、中には1本だけ焼いてもらって食べているお婆さま等もいる。したがって、そちらの方が優先になってしまい、こちらの簡単な注文も間違えてまっていた。
買い物帰りの主婦を狙ってのお持ち帰りの焼き鳥店なのか、独り客を相手にした定食屋兼居酒屋なのか、家族連れを相手にしているのか、学生を相手にしているのか、サラリーマンを相手にしているのか、よく解らない。
一言で言えば、「どちらを向いているのか解らない」という印象のお店であった。このような感じの新しいお店を時々見かける。断取りの悪さなどを見ていると、やっている方は経験の浅い方なのかもしれない。
飼料の値上げが続いている現在の状況では、大量の飼料を必要とする牛肉は原価率がどんどん上がってゆくので、これからますます「鶏」を売るお店の方が手を出しやすいかもしれない。しかし、焼き鳥屋といっても店によってまったく違うのである。店を選ぶ側としても難しい領域である。
何か特徴が無ければ埋もれてしまう。しかし、奇をてらった店構え、過剰な宣伝をされても疲れる。
少なくとも、さりげない解りやすさは必要であると思う。
どちらを向いているのか解らないお店には、やはり、足が向かない。
前回の居酒屋探偵DAITENの「がっかり録」へ
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どちらを向いているのか解らない・・・・
約1年ぶりの「がっかり録」である。
様々な理由からあちらのちらの居酒屋を探して彷徨う回数が格段に減ってしまっている。故に、飛び込みで店に入ってみて、がっかりしてしまう回数も減ったのである。
それでも、今回は久しぶりに書いてみることにした。
少し前のことである。ある私鉄沿線の「おしゃれな」という表現でマスコミで語られる街を歩いていた。そこから少し歩いた隣町で、ある焼き鳥店に入った。
お店はまだ新しいようだ。入口に持ち帰り出来ることが書かれており、焼き台は外に向かっている。
焼き鳥は1本120円だから高くもないけれど、安い訳でもない価格である。
中に入ると、カウンター席が3席あるのみ、独り客相手の店としてはつらい。少し離れて奥には暖色の壁に囲まれ、照明を落としたスペースがあり、掘り炬燵やテーブルが並び、高めの値段設定の串焼き店のような感じである。しかし、この場所は外からはよく見えない。ゆえに、始めてのお客さんが外から中を見て、カウンター席が一杯な時は帰ってしまう可能性も高い。損である。
サワー類、生ビールなどは400円代後半という値段設定は高い。簡単なカクテルを作れるような酒瓶が並んでいて、定番カクテルがメニューに書いてある。焼酎や日本酒もあるけれど、やはり比較的高い値段設定になっている。しかし、特に銘柄にこだわりを感じない
食事メニューも何種類かあり、一種類だけれど「定食」も用意されている。
来店中、店内に入ってくるお客さんは1人もいなかった。ただ、お土産の焼き鳥を買う為に何回もお客さんが来訪されて、中には1本だけ焼いてもらって食べているお婆さま等もいる。したがって、そちらの方が優先になってしまい、こちらの簡単な注文も間違えてまっていた。
買い物帰りの主婦を狙ってのお持ち帰りの焼き鳥店なのか、独り客を相手にした定食屋兼居酒屋なのか、家族連れを相手にしているのか、学生を相手にしているのか、サラリーマンを相手にしているのか、よく解らない。
一言で言えば、「どちらを向いているのか解らない」という印象のお店であった。このような感じの新しいお店を時々見かける。断取りの悪さなどを見ていると、やっている方は経験の浅い方なのかもしれない。
飼料の値上げが続いている現在の状況では、大量の飼料を必要とする牛肉は原価率がどんどん上がってゆくので、これからますます「鶏」を売るお店の方が手を出しやすいかもしれない。しかし、焼き鳥屋といっても店によってまったく違うのである。店を選ぶ側としても難しい領域である。
何か特徴が無ければ埋もれてしまう。しかし、奇をてらった店構え、過剰な宣伝をされても疲れる。
少なくとも、さりげない解りやすさは必要であると思う。
どちらを向いているのか解らないお店には、やはり、足が向かない。
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