雪谷大塚 居酒屋「クエルヤ」第3回
居酒屋探偵DAITENの生活 第451回 2011年10月7日(金) 【地域別】 【時間順】
雪谷大塚 居酒屋「クエルヤ」 第3回
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外観を塗り替えた「クエルヤ」
東日本大震災により、私の「居酒屋探偵DAITENの生活」も一時休止していた。「経済活動」を再開しなければとの思いで久しぶりに書いたのが2011年3月27日の第409回のクエルヤさんへの再訪の記事であった。その日から7ヶ月の時が経っている。なにやら、感慨深いものがある。
その時、「居酒屋探偵DAITENの気持ちになって飲んだのは久しぶりである。目の前の危機は去っていない。しかし、止まる訳にはゆかない。「経済活動」再開である。」と書いた。
雪谷大塚駅で待ち合わせたのは、友人のOZAKI先生である。
若い頃からどこかヨーロッパ辺りの大学で哲学でも研究している先生のように見える為、OZAKI先生と周囲から呼ばれていた。ビートルズと横浜と川崎、そして、古い建物のバーや居酒屋を愛する好人物である。
お互いに若かった頃、OZAKI先生のお気に入りの横浜のバー、「スターダスト」へ連れていってもらった。米軍のベースの入口にあるそのバーのことは楽しい思い出である。
雪谷大塚駅の西側には中原街道が通っている。改札を出て右手に行き、階段を降りると目の前は中原街道である。中原街道の歩道を南向きに歩いてゆき、左手に踏切を見ながら中原街道を渡ると、すぐに「自由通り」への分岐点がある。この「自由通り」と通称で呼ばれている道の正式名は「東京都道426号上馬奥沢線」、東京都世田谷区上馬三丁目から目黒区八雲を経由して大田区雪谷大塚町を結ぶ特例都道であるとのこと。
OZAKI先生と自由通りに入ると、次の十字路の左手前にはセブンイレブンがある。十字路を過ぎて、すぐ左手に、「クエルヤ」はある。
前回記事を書いた後も何度か行っているけれど、ここ数ヶ月はまったく行かなかった。
久しぶりに行ってみると、外観が前と変わっていた。錆びた古いシャッターにドアの穴をあけて作った外観の描写は第389回の記事に詳しい。そのシャッターは上記の写真のように塗り替えられていた。
開け放たれた扉を入ると、左手にはカウンター席が4席。右手のテーブル席は2席のみ。二階は座敷である。
まずは、生ビール小(350円)を2つ。焼き鳥が好きなOZAKI先生なので、こちらのお店に連れてきたのである。ただし、彼は小食である。
まずは、ねぎま(180円)とつくね(180円)各2本を頼んだ。つくぬには玉子の黄身をつけて食べる。鶏にうるさい先生が美味しいという。そして、ねぎまも気に入ったようである。
2杯目は、芋焼酎黒霧島お湯割り(380円)を二つである。馴染みの芋焼酎である。
珍しく揚げ物を食べたくなり、とりから(580円)を頼む。つくねに使った残りの玉子の黄身を鶏の唐揚げにつけて食べてみた。うまい。
3杯目も芋焼酎黒霧島お湯割りを2つ。
小食のOZAKI先生も何かお腹にたまるものを少し食べたいという。そこで、あげもち納豆(480円)を食べてみた。甘からのタレで食べる。良い締めになるとOZAKI先生絶賛であった。
午後7時45分から9時15分まで、1時間30分。ゆっくりと飲みながら話すことが出来た。お勘定は4,600円である。
帰り際、隣に新しい店が出来るという話をマスターから教えていただいた。楽しみである。
※ ※ ※
2軒目は探偵事務所こと「バーOVAL」
さて、探偵事務所へ向かう。中原街道沿いの歩道脇、「乾杯横丁」の入口に、まるで誘蛾灯のように青く輝くメニュー付看板前を左に曲がり、横丁に入った。
← まるで誘蛾灯のように我々を誘うメニュー看板
この横丁に入ったとたんに、OAZKI先生が元気になってしまった。まず、目に入るのはやきとり「京太」である。
「こちらのお店ですか?」とOZAKI先生はやきとり「京太」を指さす。
「京太は単なるやきとり屋さんに見えて、実はこの辺じゃ有名なカラオケ店なんだけど・・・今日は、カラオケが苦手な先生におすすめのこちら・・・」
右に曲がる。するとそこにあったのは、「探偵事務所」と私が呼ばせてもらっているバー「OVAL」であった。
この外観である。OAZKI先生は、当然の如く「いいですね」と笑顔で喜ぶ。

扉を開け中に入り、OAZKI先生を招きいれた。先客は女性が二人。店内もまたOAZKI先生のレトロ趣味にぴったりだったのである。
「「スターダスト」を思い出しますね」という言葉が先生の口からでる。案内した方としては、まさに「成功」であった。
それから、OAZKI先生は、いつになく先客の女性たちと盛り上がってしまい、ウイスキーを繰り返し飲んでいた。
やがて、半年ぶりに来店された女性客の方もいらっしゃって、楽しくお話をする。次々にお客様が登場され、店内は満席の状態になった。その時点で帰ることにして御勘定である。普通のバーなら万単位のお金をとられる量を飲んでいる。それが、思いの外、安く済んだ。やはり、オーバルさんである。
さて、少々飲み過ぎているOAZKI先生を連れだし、外に出たのは午前1時過ぎであった。OAZKI先生は身体が揺れている。いつものように、OAZKI先生がタクシーに乗り込むのを少し遠くから見て確認した。
こんな時間まで飲むのは久しぶりである。私はそれほど飲んでいない。もう一度「探偵事務所」に戻ることも少し考えたけれど、やはり、おとなしく帰ることにした。
雪谷大塚 居酒屋「クエルヤ」
住所 東京都大田区雪谷大塚町19-7
電話 03-3748-3499
定休日 定休日未定
営業時間 18:00~26:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
雪谷大塚 居酒屋「クエルヤ」 第3回




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外観を塗り替えた「クエルヤ」
東日本大震災により、私の「居酒屋探偵DAITENの生活」も一時休止していた。「経済活動」を再開しなければとの思いで久しぶりに書いたのが2011年3月27日の第409回のクエルヤさんへの再訪の記事であった。その日から7ヶ月の時が経っている。なにやら、感慨深いものがある。
その時、「居酒屋探偵DAITENの気持ちになって飲んだのは久しぶりである。目の前の危機は去っていない。しかし、止まる訳にはゆかない。「経済活動」再開である。」と書いた。
雪谷大塚駅で待ち合わせたのは、友人のOZAKI先生である。
若い頃からどこかヨーロッパ辺りの大学で哲学でも研究している先生のように見える為、OZAKI先生と周囲から呼ばれていた。ビートルズと横浜と川崎、そして、古い建物のバーや居酒屋を愛する好人物である。
お互いに若かった頃、OZAKI先生のお気に入りの横浜のバー、「スターダスト」へ連れていってもらった。米軍のベースの入口にあるそのバーのことは楽しい思い出である。
雪谷大塚駅の西側には中原街道が通っている。改札を出て右手に行き、階段を降りると目の前は中原街道である。中原街道の歩道を南向きに歩いてゆき、左手に踏切を見ながら中原街道を渡ると、すぐに「自由通り」への分岐点がある。この「自由通り」と通称で呼ばれている道の正式名は「東京都道426号上馬奥沢線」、東京都世田谷区上馬三丁目から目黒区八雲を経由して大田区雪谷大塚町を結ぶ特例都道であるとのこと。
OZAKI先生と自由通りに入ると、次の十字路の左手前にはセブンイレブンがある。十字路を過ぎて、すぐ左手に、「クエルヤ」はある。
前回記事を書いた後も何度か行っているけれど、ここ数ヶ月はまったく行かなかった。
久しぶりに行ってみると、外観が前と変わっていた。錆びた古いシャッターにドアの穴をあけて作った外観の描写は第389回の記事に詳しい。そのシャッターは上記の写真のように塗り替えられていた。
開け放たれた扉を入ると、左手にはカウンター席が4席。右手のテーブル席は2席のみ。二階は座敷である。
まずは、生ビール小(350円)を2つ。焼き鳥が好きなOZAKI先生なので、こちらのお店に連れてきたのである。ただし、彼は小食である。
まずは、ねぎま(180円)とつくね(180円)各2本を頼んだ。つくぬには玉子の黄身をつけて食べる。鶏にうるさい先生が美味しいという。そして、ねぎまも気に入ったようである。
2杯目は、芋焼酎黒霧島お湯割り(380円)を二つである。馴染みの芋焼酎である。
珍しく揚げ物を食べたくなり、とりから(580円)を頼む。つくねに使った残りの玉子の黄身を鶏の唐揚げにつけて食べてみた。うまい。
3杯目も芋焼酎黒霧島お湯割りを2つ。
小食のOZAKI先生も何かお腹にたまるものを少し食べたいという。そこで、あげもち納豆(480円)を食べてみた。甘からのタレで食べる。良い締めになるとOZAKI先生絶賛であった。
午後7時45分から9時15分まで、1時間30分。ゆっくりと飲みながら話すことが出来た。お勘定は4,600円である。
帰り際、隣に新しい店が出来るという話をマスターから教えていただいた。楽しみである。
※ ※ ※
2軒目は探偵事務所こと「バーOVAL」
さて、探偵事務所へ向かう。中原街道沿いの歩道脇、「乾杯横丁」の入口に、まるで誘蛾灯のように青く輝くメニュー付看板前を左に曲がり、横丁に入った。

この横丁に入ったとたんに、OAZKI先生が元気になってしまった。まず、目に入るのはやきとり「京太」である。
「こちらのお店ですか?」とOZAKI先生はやきとり「京太」を指さす。
「京太は単なるやきとり屋さんに見えて、実はこの辺じゃ有名なカラオケ店なんだけど・・・今日は、カラオケが苦手な先生におすすめのこちら・・・」
右に曲がる。するとそこにあったのは、「探偵事務所」と私が呼ばせてもらっているバー「OVAL」であった。
この外観である。OAZKI先生は、当然の如く「いいですね」と笑顔で喜ぶ。

扉を開け中に入り、OAZKI先生を招きいれた。先客は女性が二人。店内もまたOAZKI先生のレトロ趣味にぴったりだったのである。
「「スターダスト」を思い出しますね」という言葉が先生の口からでる。案内した方としては、まさに「成功」であった。
それから、OAZKI先生は、いつになく先客の女性たちと盛り上がってしまい、ウイスキーを繰り返し飲んでいた。
やがて、半年ぶりに来店された女性客の方もいらっしゃって、楽しくお話をする。次々にお客様が登場され、店内は満席の状態になった。その時点で帰ることにして御勘定である。普通のバーなら万単位のお金をとられる量を飲んでいる。それが、思いの外、安く済んだ。やはり、オーバルさんである。
さて、少々飲み過ぎているOAZKI先生を連れだし、外に出たのは午前1時過ぎであった。OAZKI先生は身体が揺れている。いつものように、OAZKI先生がタクシーに乗り込むのを少し遠くから見て確認した。
こんな時間まで飲むのは久しぶりである。私はそれほど飲んでいない。もう一度「探偵事務所」に戻ることも少し考えたけれど、やはり、おとなしく帰ることにした。
雪谷大塚 居酒屋「クエルヤ」
住所 東京都大田区雪谷大塚町19-7
電話 03-3748-3499
定休日 定休日未定
営業時間 18:00~26:00
交通 東急池上線雪谷大塚駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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