雑色 居酒屋「ふないち」
居酒屋探偵DAITENの生活 第467回 2012年1月12日(木) 【地域別】 【時間順】
※2012年1月11日 890,000カウント通過。感謝!
雑色 居酒屋「ふないち」

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忙しい日々が続いている。
ゆえに、探偵生活をする時間が無くなってしまっている。
でも、過去をふり返って、忙しくない時期、暇な時期が自分の人生にあったのか考えてみれば、まったく思い出すことが出来ないのである。
昼も夜も夜中寝ている時以外は何かをやっているのである。その上、「居酒屋探偵daiten」としてブログを始めてしまってからは、本来なら単なる「楽しみの時間」であるはずの「居酒屋で酒を呑む」ということも、ほとんど取材であり、今やまるで「仕事」のようになっているのである。御相談にもいくつかのっていたり・・・。ゆえに、最近は趣味の「小説」を書く時間も無いのである。また、SAPと劇集団咲良舎の公演企画がついに動き出し、今年はますます忙しくなりそうである。
そんな忙しい中、川崎でのある用事を済ませた後にまとまった時間が出来た。
最初に思い出したのは、以前からずっと紹介したかったお店である。京急川崎駅まで行って京浜急行の各駅停車の電車に乗った。そして、二駅目の「雑色」で降りた。
まず、頭に浮かんだのは、蒲田地区の居酒屋を紹介されている「KIMIMATSU」さんの行きつけのお店、雑色の居酒屋「ふないち」さんである。
雑色駅は改装工事中であった。品川方面のホームは高い位置にあり、川崎方面のホームは元の地上のままだった。階段を降りて改札口を出る。踏切を渡って東側へ。そこに「雑色商店街」の一部のアーケード商店街を歩いて、国道15号(京浜第一国道)を渡る。そのまま、渡った先には「水門通り商店街」が続いている。すでに、午後9時近くなっていたので左右のお店の多くは閉まっており、商店街は暗く静かだった。
右手に居酒屋「ふないち」を発見。水門通り商店街は600メートルと、比較的長い商店街なので、もっと先まで歩いてみることにした。そして、ある小さな居酒屋さんに入ってみた。常連の皆さんが静かにお酒を飲んでいるお店である。なかなか良いお店であった。30分ほど滞在してみる。しかし、そのコミュニティを壊すことを恐れ、今回は紹介を見あわせた。
「水門通り商店街」を歩いて戻り、居酒屋「ふないち」さんの前まで行った。
引き戸を開けて中に入る。右手にはカウンター席が6席。左手に二人テーブルが二つ。奥の方は普通の小上がりよりも高い位置に座敷がある。さらに2階にも席がある様子。
カウンター席は常連の皆さんで満席。そこで、左手前の二人テーブルに座らせてもらった。ちょうど、店の入口に向かって座ると、目の前の冷蔵庫の上のテレビがよく見える。反対側の席に荷物と上着を置かせてもらう。
カウンターの中に大将と若い女将さんらしき方。女将さんから大豆煮のお通しを受取り、黒のホッピーセット(450円)を氷無しでお願いする。大豆煮が美味しかった。
とても忙しそうなので、女将さんが他の方の飲物を取りに来られた時に料理を注文することにした。
カウンターの上に掲げられたホワイトボードのおすすめメニューの中からサービス刺身の盛り合せ(800円)と納豆オムレツ(450円)を頼む。
店内の常連の方々のお話が面白い。年齢層が高めなので、「トニー谷」の話題が出た。久しぶりに聞く名前である。「ざんすざんすでさいざんす」というフレーズが懐かしい。
さらに、とりもも正肉(120円)を2本焼いてもらった。
納豆オムレツを出してくれる前と、つけてくれる生野菜に添えるのは、ドレッシングかマヨネーズか聞いてくれる。「何もいりません」と答える。生野菜に何もつけないで食べることが多い。妻は「虫みたい」という。
壁の焼酎メニューがボトル売とグラス売で一覧表になっていて見やすい。
お酒メニューの中からにごり酒菊水五郎八(500円)を頼む。
とりもも正肉の大きさに驚かされた。とり肉好きにはうれしい。
「たった一人で会話もせず呑んでいて楽しいのか」と聞かれる時がある。
冒頭でグチを書いてしまったけれど、実はこの孤独な取材モードが楽しいのである。嫌なことも忘れさせてくれるのだ。
しかし、奥の座敷で大人数でいろいろ食べてもみたいとも思う。
サービス刺身の盛り合せは新鮮であり、つまもシャキシャキとして美味しかったので全部いただく。
刺身の次にキスのてんぷら(580円)をお願いする。塩にするかてんつゆか聞かれたので、塩でいただくことにした。塩でいただくのがやはり正解であった。ふっくらとしたキスの食感を味わうことが出来た。
ここでトイレにたった。場所は座敷の左手奥である。座敷は四人卓、六人卓、八人卓の三つ。
たくさんの皆さんが座っていらっしゃる。まるで親戚の家に行った時の正月の茶の間のようである。
刺身の中の「肉のようなもの」をあえて残しておいて、女将さんがいらした時に聞いてみた。やはり「クジラ」とのこと。美味しくいただいた。
「くじらそんなに癖がなかったでしょ」と女将さん。「ぜんぜん」と答える。癖がなく美味しい。
宴会の皆さんが帰ると、一期に静かになった。もう遅い時間になっていた。にごり酒を飲み干して帰ることにする。
午後9時50分から11時まで1時間10分の滞在。お勘定は3220円であった。
←お年賀
御年賀のチョコレートをいただく。噂通りの良いお店であった。しかし、「御年賀」をいただいたから書くわけではない。本当に良いお店だったのである。焼き物も刺身類もてんぷらも様々な料理が食べられる、地元の方々に愛される個人経営のお店。私にとっての理想のお店の形である。

雑色 居酒屋「ふないち」
住所 東京都大田区東六郷2-13-8
電話 03-3735-2945
定休日 月曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 京浜急行雑色駅下車徒歩3分
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
※2012年1月11日 890,000カウント通過。感謝!
雑色 居酒屋「ふないち」




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ゆえに、探偵生活をする時間が無くなってしまっている。
でも、過去をふり返って、忙しくない時期、暇な時期が自分の人生にあったのか考えてみれば、まったく思い出すことが出来ないのである。
昼も夜も夜中寝ている時以外は何かをやっているのである。その上、「居酒屋探偵daiten」としてブログを始めてしまってからは、本来なら単なる「楽しみの時間」であるはずの「居酒屋で酒を呑む」ということも、ほとんど取材であり、今やまるで「仕事」のようになっているのである。御相談にもいくつかのっていたり・・・。ゆえに、最近は趣味の「小説」を書く時間も無いのである。また、SAPと劇集団咲良舎の公演企画がついに動き出し、今年はますます忙しくなりそうである。
そんな忙しい中、川崎でのある用事を済ませた後にまとまった時間が出来た。
最初に思い出したのは、以前からずっと紹介したかったお店である。京急川崎駅まで行って京浜急行の各駅停車の電車に乗った。そして、二駅目の「雑色」で降りた。
まず、頭に浮かんだのは、蒲田地区の居酒屋を紹介されている「KIMIMATSU」さんの行きつけのお店、雑色の居酒屋「ふないち」さんである。
雑色駅は改装工事中であった。品川方面のホームは高い位置にあり、川崎方面のホームは元の地上のままだった。階段を降りて改札口を出る。踏切を渡って東側へ。そこに「雑色商店街」の一部のアーケード商店街を歩いて、国道15号(京浜第一国道)を渡る。そのまま、渡った先には「水門通り商店街」が続いている。すでに、午後9時近くなっていたので左右のお店の多くは閉まっており、商店街は暗く静かだった。
右手に居酒屋「ふないち」を発見。水門通り商店街は600メートルと、比較的長い商店街なので、もっと先まで歩いてみることにした。そして、ある小さな居酒屋さんに入ってみた。常連の皆さんが静かにお酒を飲んでいるお店である。なかなか良いお店であった。30分ほど滞在してみる。しかし、そのコミュニティを壊すことを恐れ、今回は紹介を見あわせた。
「水門通り商店街」を歩いて戻り、居酒屋「ふないち」さんの前まで行った。
引き戸を開けて中に入る。右手にはカウンター席が6席。左手に二人テーブルが二つ。奥の方は普通の小上がりよりも高い位置に座敷がある。さらに2階にも席がある様子。
カウンター席は常連の皆さんで満席。そこで、左手前の二人テーブルに座らせてもらった。ちょうど、店の入口に向かって座ると、目の前の冷蔵庫の上のテレビがよく見える。反対側の席に荷物と上着を置かせてもらう。
カウンターの中に大将と若い女将さんらしき方。女将さんから大豆煮のお通しを受取り、黒のホッピーセット(450円)を氷無しでお願いする。大豆煮が美味しかった。
とても忙しそうなので、女将さんが他の方の飲物を取りに来られた時に料理を注文することにした。
カウンターの上に掲げられたホワイトボードのおすすめメニューの中からサービス刺身の盛り合せ(800円)と納豆オムレツ(450円)を頼む。
店内の常連の方々のお話が面白い。年齢層が高めなので、「トニー谷」の話題が出た。久しぶりに聞く名前である。「ざんすざんすでさいざんす」というフレーズが懐かしい。
さらに、とりもも正肉(120円)を2本焼いてもらった。
納豆オムレツを出してくれる前と、つけてくれる生野菜に添えるのは、ドレッシングかマヨネーズか聞いてくれる。「何もいりません」と答える。生野菜に何もつけないで食べることが多い。妻は「虫みたい」という。
壁の焼酎メニューがボトル売とグラス売で一覧表になっていて見やすい。
お酒メニューの中からにごり酒菊水五郎八(500円)を頼む。
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冒頭でグチを書いてしまったけれど、実はこの孤独な取材モードが楽しいのである。嫌なことも忘れさせてくれるのだ。
しかし、奥の座敷で大人数でいろいろ食べてもみたいとも思う。
サービス刺身の盛り合せは新鮮であり、つまもシャキシャキとして美味しかったので全部いただく。
刺身の次にキスのてんぷら(580円)をお願いする。塩にするかてんつゆか聞かれたので、塩でいただくことにした。塩でいただくのがやはり正解であった。ふっくらとしたキスの食感を味わうことが出来た。
ここでトイレにたった。場所は座敷の左手奥である。座敷は四人卓、六人卓、八人卓の三つ。
たくさんの皆さんが座っていらっしゃる。まるで親戚の家に行った時の正月の茶の間のようである。
刺身の中の「肉のようなもの」をあえて残しておいて、女将さんがいらした時に聞いてみた。やはり「クジラ」とのこと。美味しくいただいた。
「くじらそんなに癖がなかったでしょ」と女将さん。「ぜんぜん」と答える。癖がなく美味しい。
宴会の皆さんが帰ると、一期に静かになった。もう遅い時間になっていた。にごり酒を飲み干して帰ることにする。
午後9時50分から11時まで1時間10分の滞在。お勘定は3220円であった。

御年賀のチョコレートをいただく。噂通りの良いお店であった。しかし、「御年賀」をいただいたから書くわけではない。本当に良いお店だったのである。焼き物も刺身類もてんぷらも様々な料理が食べられる、地元の方々に愛される個人経営のお店。私にとっての理想のお店の形である。

雑色 居酒屋「ふないち」
住所 東京都大田区東六郷2-13-8
電話 03-3735-2945
定休日 月曜日
営業時間 17:00~23:00
交通 京浜急行雑色駅下車徒歩3分
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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