蒲田 立呑「絶好鳥」
居酒屋探偵DAITENの生活 第485回 2012年6月23日(土) 【地域別】 【時間順】
蒲田 立呑「絶好鳥」

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何かと話題の蒲田である。
有名な手配犯が逮捕されるという、あの出来事から一週間の時が過ぎ、そろそろ落ち着いた頃ではないかと考えて、土曜日の午後に蒲田に行ってみた。
JR蒲田の東口側に降り立ち、京急蒲田駅方面へ歩いてみる。
京急蒲田駅近くの立ち飲み「とっちゃん」に行ってみると、今日は臨時休業であった。
京急蒲田駅周辺には、古い建物が取り壊され、高層マンションが次々に建っている。
そんな高層マンションのすぐ脇、商店街の裏側に広い空き地があって、「駅前再開発事業仮設店舗用地」という看板が掲示してあった(下写真)。第390回でも書いたように、京急蒲田駅周辺では大規模な再開発が行われつつあるのである。
← 「駅前再開発事業仮設店舗用地」
「変わりゆく街」としても蒲田は今注目の場所である。
再び、JR蒲田駅方面に歩いてみる。蒲田を東側と西側に分断している京浜東北線と東海道線のガードのところまで行ってみる。すると、ガードのすぐ脇、下をくぐる車道にかかる橋のたもとにあった店が無くなり、すっかり別の業態になっていた。一時はマスコミでも取り上げられ、ちょっと有名になった店である。入ってみたけれど、紹介はしなかった。自分の中にあったある予想が当たったようである。
車道の脇に人の為の歩道もあって、ガード下をくぐって西側に出ることが出来た。
そこに、一週間前に話題となった場所があった。すでに、人通りも少なく、すっかり静かになっていた。
少し写真を撮影してから蒲田駅のロータリーを渡り、東急線の蒲田駅ホーム北側の地区を目指した。
※ ※ ※
前述の立ち飲み「とっちゃん」もそうだけれど、蒲田には立ち呑み店が多い。
私がブログで紹介している店だけでも現存する立ち飲み店は12軒ある。
特に、JR蒲田駅の西側、東急池上線と東急多摩川線の蒲田駅ホーム北側には、本当にたくさんの立ち飲み店がある。そんな地区に、また「立ち飲み店」を発見したのは、今から1ヶ月ほど前であった。
JR蒲田駅西口のロータリー側に出る。正面を見ると幅の広い通りがまっすぐ延びている。しかし、大きくカーブしながら北西方向から終点蒲田駅まで入り込んでくる東急池上線の線路にぶつかり、300メートルほど先で、この通りは突然終わってしまっているのだ。
右手斜め方向にも大通りがある。蒲田駅西口を起点とする路線バスはこの右斜めの通りから入ってきて客を降ろし、大きくロータリーを回り込んで正面の通りに面したバス停で再び客を乗せて走り去る。
このロータリーの左手には、中央の大きな木を中心に円形の広場があり、ここには、いつもたくさんの「先輩たち」が座り込んでいる。
この広場から蒲田西口商店街のサンライズとサンロードの二つのアーケード街が始まっている。このうち、短く道幅の狭いサンロードの方をまっすぐに歩いて行く。一つ目の十字路を抜け、二つ目の十字路に出ると、そこからはアーケード街の屋根は無くなる。そのまま狭い路地を進むとT字路となり道は終わっている。このT字に出る手前左手に、今日の目的の店、立呑「絶好鳥」がある。「絶好鳥」と書いて「ぜっこうちょう」と読むのである。
ちょうど開店時間の午後4時になっていた。
私の前に男性が一人店に入っていった。後を追う様に店内に入る。
狭い間口右手にカウンター席があり、中は調理場である。入ってすぐの位置に七厘がすえてあり、炭がおこっている。カウンター前に立てるのは6、7人ほどである。
さらに、店の奥に少し広い空間があり、左手に四人が座れる壁カウンターがある。右手にも壁カウンターがあるけれど、そこは荷物置き場になっているそうである。
七厘の向こうの壁にこう書いてあった。
「当店の利用時間はお一人様30分までです」
気を付けることにしよう。
特に何か御指導があったわけではないけれど、入ってすぐのカウンターの上にのっている小さな器を手にとり、自分の前に置き、そこへ500円玉3枚を投入した。
まず頼んだのは、生ホッピー(450円)とあじ燻製(150円)。
因みに生ホッピーとは別にホッピーセット(350円)もあった。
マスターによれば、「最近は焼き鳥と燻製のお店になってきちゃったんですよ」とのこと。
たしかに、燻製メニューが十種類以上ある。
やがて、3人目のお客さんが登場された。
こちらのカウンターに立つと、背後の壁に横木が打ち付けてあって、壁に寄りかかることが出来るようになっているのである。私も腰を壁に預けていたので、身体を前に傾け、背後を通って奥へ行ってもらった。
焼き物のうち、焼鳥上モモ(200円)と焼鳥セセリ(180円)を焼いてもらう。七厘に乗せ、丁寧に炭火で焼いてくれる焼き鳥はうまそうである。
実際に、大ぶりのモモ肉がとても美味しかった。
奥に入られた方が「白レバ」を頼んでおられる。
すでに評判の白レバである。私の前で美味そうに焼かれてゆく白レバ。通風気味の私は今日のところは我慢をするのであった。
二杯目は、金魚(380円)と呼ばれる飲物を選んだ。マスターと相談して、辛さ薄目でお願いする。唐辛子を漬け込んだ焼酎を使って、唐辛子1本と大葉が入っているのである。
色が変わるほどの辛さのものもあるそうである。
三杯目は、お疲れ酸(380円)を選んだ。マスターに聞いてみる前からクエン酸入りかなと思う。聞いてみれば、やはりそうであった。
メニューには、ラーメン(600円)もあった。「たまにあります」と短冊には書いてある。
壁に、「今月は水曜日が定休日」と書いてある。月ごとに変わるようである。
初めての店に入り、ゆっくりと観察しながら滞在するのは、やはり楽しい。蒲田にまた良い立ち飲み店が一軒増えたのである。
午後4時から4時50分まで50分の滞在。結局支払ったのは1,740円であった。
あの出来事から考えても、蒲田はやはり、都会の「迷宮(ラビリンス)」である。
路地を抜け、歩いてゆくうちに、また、あの歌詞が頭に浮かんだ。
グッドバイ
作詞/浅川マキ 作曲/板橋文夫
今 しずかな夜
ちょうど いい季節
誰も知らない抜け道を
急ぐ あなたが見える
自分にさえもサヨナラした
あなたの 背中がゆく
もう愛せないの
闇を駆ける さすらいびと
蒲田 立呑「絶好鳥」
住所 東京都大田区西蒲田7-63-1
電話 090-8818-4868
営業時間 16:00~24:00
定休日 月ごとに定休の曜日が変化
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
蒲田 立呑「絶好鳥」




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何かと話題の蒲田である。
有名な手配犯が逮捕されるという、あの出来事から一週間の時が過ぎ、そろそろ落ち着いた頃ではないかと考えて、土曜日の午後に蒲田に行ってみた。
JR蒲田の東口側に降り立ち、京急蒲田駅方面へ歩いてみる。
京急蒲田駅近くの立ち飲み「とっちゃん」に行ってみると、今日は臨時休業であった。
京急蒲田駅周辺には、古い建物が取り壊され、高層マンションが次々に建っている。
そんな高層マンションのすぐ脇、商店街の裏側に広い空き地があって、「駅前再開発事業仮設店舗用地」という看板が掲示してあった(下写真)。第390回でも書いたように、京急蒲田駅周辺では大規模な再開発が行われつつあるのである。

「変わりゆく街」としても蒲田は今注目の場所である。
再び、JR蒲田駅方面に歩いてみる。蒲田を東側と西側に分断している京浜東北線と東海道線のガードのところまで行ってみる。すると、ガードのすぐ脇、下をくぐる車道にかかる橋のたもとにあった店が無くなり、すっかり別の業態になっていた。一時はマスコミでも取り上げられ、ちょっと有名になった店である。入ってみたけれど、紹介はしなかった。自分の中にあったある予想が当たったようである。
車道の脇に人の為の歩道もあって、ガード下をくぐって西側に出ることが出来た。
そこに、一週間前に話題となった場所があった。すでに、人通りも少なく、すっかり静かになっていた。
少し写真を撮影してから蒲田駅のロータリーを渡り、東急線の蒲田駅ホーム北側の地区を目指した。
※ ※ ※
前述の立ち飲み「とっちゃん」もそうだけれど、蒲田には立ち呑み店が多い。
私がブログで紹介している店だけでも現存する立ち飲み店は12軒ある。
特に、JR蒲田駅の西側、東急池上線と東急多摩川線の蒲田駅ホーム北側には、本当にたくさんの立ち飲み店がある。そんな地区に、また「立ち飲み店」を発見したのは、今から1ヶ月ほど前であった。
JR蒲田駅西口のロータリー側に出る。正面を見ると幅の広い通りがまっすぐ延びている。しかし、大きくカーブしながら北西方向から終点蒲田駅まで入り込んでくる東急池上線の線路にぶつかり、300メートルほど先で、この通りは突然終わってしまっているのだ。
右手斜め方向にも大通りがある。蒲田駅西口を起点とする路線バスはこの右斜めの通りから入ってきて客を降ろし、大きくロータリーを回り込んで正面の通りに面したバス停で再び客を乗せて走り去る。
このロータリーの左手には、中央の大きな木を中心に円形の広場があり、ここには、いつもたくさんの「先輩たち」が座り込んでいる。
この広場から蒲田西口商店街のサンライズとサンロードの二つのアーケード街が始まっている。このうち、短く道幅の狭いサンロードの方をまっすぐに歩いて行く。一つ目の十字路を抜け、二つ目の十字路に出ると、そこからはアーケード街の屋根は無くなる。そのまま狭い路地を進むとT字路となり道は終わっている。このT字に出る手前左手に、今日の目的の店、立呑「絶好鳥」がある。「絶好鳥」と書いて「ぜっこうちょう」と読むのである。
ちょうど開店時間の午後4時になっていた。
私の前に男性が一人店に入っていった。後を追う様に店内に入る。
狭い間口右手にカウンター席があり、中は調理場である。入ってすぐの位置に七厘がすえてあり、炭がおこっている。カウンター前に立てるのは6、7人ほどである。
さらに、店の奥に少し広い空間があり、左手に四人が座れる壁カウンターがある。右手にも壁カウンターがあるけれど、そこは荷物置き場になっているそうである。
七厘の向こうの壁にこう書いてあった。
「当店の利用時間はお一人様30分までです」
気を付けることにしよう。
特に何か御指導があったわけではないけれど、入ってすぐのカウンターの上にのっている小さな器を手にとり、自分の前に置き、そこへ500円玉3枚を投入した。
まず頼んだのは、生ホッピー(450円)とあじ燻製(150円)。
因みに生ホッピーとは別にホッピーセット(350円)もあった。
マスターによれば、「最近は焼き鳥と燻製のお店になってきちゃったんですよ」とのこと。
たしかに、燻製メニューが十種類以上ある。
やがて、3人目のお客さんが登場された。
こちらのカウンターに立つと、背後の壁に横木が打ち付けてあって、壁に寄りかかることが出来るようになっているのである。私も腰を壁に預けていたので、身体を前に傾け、背後を通って奥へ行ってもらった。
焼き物のうち、焼鳥上モモ(200円)と焼鳥セセリ(180円)を焼いてもらう。七厘に乗せ、丁寧に炭火で焼いてくれる焼き鳥はうまそうである。
実際に、大ぶりのモモ肉がとても美味しかった。
奥に入られた方が「白レバ」を頼んでおられる。
すでに評判の白レバである。私の前で美味そうに焼かれてゆく白レバ。通風気味の私は今日のところは我慢をするのであった。
二杯目は、金魚(380円)と呼ばれる飲物を選んだ。マスターと相談して、辛さ薄目でお願いする。唐辛子を漬け込んだ焼酎を使って、唐辛子1本と大葉が入っているのである。
色が変わるほどの辛さのものもあるそうである。
三杯目は、お疲れ酸(380円)を選んだ。マスターに聞いてみる前からクエン酸入りかなと思う。聞いてみれば、やはりそうであった。
メニューには、ラーメン(600円)もあった。「たまにあります」と短冊には書いてある。
壁に、「今月は水曜日が定休日」と書いてある。月ごとに変わるようである。
初めての店に入り、ゆっくりと観察しながら滞在するのは、やはり楽しい。蒲田にまた良い立ち飲み店が一軒増えたのである。
午後4時から4時50分まで50分の滞在。結局支払ったのは1,740円であった。
あの出来事から考えても、蒲田はやはり、都会の「迷宮(ラビリンス)」である。
路地を抜け、歩いてゆくうちに、また、あの歌詞が頭に浮かんだ。
グッドバイ
作詞/浅川マキ 作曲/板橋文夫
今 しずかな夜
ちょうど いい季節
誰も知らない抜け道を
急ぐ あなたが見える
自分にさえもサヨナラした
あなたの 背中がゆく
もう愛せないの
闇を駆ける さすらいびと
蒲田 立呑「絶好鳥」
住所 東京都大田区西蒲田7-63-1
電話 090-8818-4868
営業時間 16:00~24:00
定休日 月ごとに定休の曜日が変化
交通 東急池上線・多摩川線蒲田駅下車徒歩3分。JR京浜東北線蒲田駅下車徒歩4分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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