鵜の木 居酒屋「美味鮮菜~祭~」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第492回 2012年9月19日(水) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
鵜の木 居酒屋「美味鮮菜~祭~」

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時折、たった一人になりたい時がある。
山奥の誰もいない森の中で本当に独りになりたい訳ではない。
都会の中、見知らぬ人々に囲まれ、ひとりになりたいのである。
東急多摩川線の7つある駅の中で「鵜の木駅」と「沼部駅」の店を紹介したことがない。
今日は、そのうちの「鵜の木駅」で降りてみることにした。以前に駅周辺を巡り歩いてみた時は、時間切れとなって再び電車に乗って帰った。その時、気になった店に、今回は入ってみることにした。
鵜の木駅の脇には、あまり広くない道が線路と直角に交叉している。多摩川方面の改札口を出て、左に踏切を渡る。まっすぐ行けば、すぐに多摩堤通りが通っている。そして、線路際から多摩堤通りにかけて、その道沿いにビルが建っている。
一番線路沿いの階段下から見上げると、外階段の外壁に「赤い看板」が取り付けられており、それがよく目立つ。
←「赤い目立つ看板」
その「祭」の文字を見上げてから下を見ると、気になる告知を発見する。

「寄り道セット 小鉢、小盛り刺身、店長おすすめ料理二品、生ビール一杯、ウーロンサワー、レモンサワー、どちらか二杯付 大サービス 1,570円」と書いてあった。
これは、お得である。
二階へ上がると、すぐ左手に「美味鮮菜 祭」と書かれた木の看板が掲げられ、「御祭禮」の提灯も下がっていた。
ちょっと地味な感じの入口である。引き戸をあけて中に入った。足元を見れば、靴を脱いで一段高い店内へ上がるようになっていた。
右手には、掘りごたつのようになったカウンターに座椅子が10個ほど並んでいる。
カウンターの中は、とても広い調理場になっている。調理場の中は、大将と女将さんの二人。人差し指を立てて、「一人なんですけど・・・」と女将さんに伝えると、「奥へどうぞ~」と言われた。
靴を脱いで上がってゆくと、左手は座敷席になっている。手前から8人、6人、8人と座卓があり、そちらも掘りごたつになっている。つまり、全席掘りごたつということになる。
カウンター手前の方に数人の方が座っておられ、奥の方のお二人の間に座らせてもらった。
奥のカウンター席に座っている方が座敷に移ってくださった為、一番奥の落ち着く席に座ることが出来た。
どうやら、後からお仲間がいらっしゃるようである。
座ってすぐに、女将さんに「寄り道セットお願いします」と伝える。
寄り道セット(1,570円)の内容が楽しみである。
まずは、生ビールがやってくる。グラス生ではない、ちゃんとした中生ビールである。
飲む。うまい。
同時に、小鉢らしきものが出てきた。小鉢といっても大きめの小鉢である。
見れば、ポテトサラダのようである。食べてみると、マカロニサラダのようでもある。
それは、茹でたマカロニをポテトサラダと和えた、ポテトマカロニサラダであった。
次に出てきたのは、白身の刺身が6切れほど。
美味しかったので、目の前の調理場に立つ大将に聞いてみることにした。
「このお刺身、何のお刺身ですか?」
「カンパチです。」
刺身が美味しかったので、日本酒を頼みたいけれど、寄り道セットの一部のレモンサワーをお願いする。
レモンサワーを飲む。そこへ次の店長おすすめ料理二品の一品がカウンターの中の大将から渡される。
丸干し二本であった。
これがでかい。ふっくらとして、焼き加減も最高である。これをレモンと大根おろしでいただく。
感動である。
レモンサワーがすすむ。
メニューを見る。飲み物は、生ビール(550円)、瓶ビール(550円)、レモンサワー(300円)、ウーロンハイ(300円)など。
刺身、煮付け、焼き物、揚げ物、定食もたくさんあって、これは助かるお店である。
気がつけば、カウンター席も常連の皆さんでいっぱいになっていた。
椅子ではなく、掘りごたつ状態のカウンター席は実におちつくのである。
店長おすすめ料理二品のもう一品が出てきた。
大将の手渡しで出されたのは、大きいカツである。
「チキンカツですか?」
「とんかつです・・・大丈夫ですか?」
「大好きです」
サイズが大きかったので、チキンカツだと思ったのである。
心の中で「いえいえ、とんかつ屋の息子ですから・・・」などと言って、独りで笑ってしまう。
実際、私は子供の頃、とんかつ屋の息子だったのである。
ここで、ウーロンハイをお願いする。
揚げ物にあうウーロンハイを飲みながら美味しくとんかつをいただいた。
工夫と努力の寄り道セットであった。
こんなにリーズナブルな「寄り道セット」は、そうは無いと思う。
店内の会話を聞いていれば、大将と女将さんが常連を大切にされていることが解る。
窓の外から東急多摩川線の踏切音が聞こえ、電車が走ってゆく音がする。
どこか、地方のローカル線の駅前のお店にいるような気持ちになった。
ふと、箸袋を見る。「飛騨高山店」と書いてあった。驚きである。
さらに、蒲田に季節料理「飛騨」というお店もあるようだ。
お腹も気持ちも満足して、御勘定をお願いする。
1,570円を予定通り支払って外に出る。
6時45分から7時30分迄、45分ほどの滞在。
珍しく、タクシーに乗った。
その車中から気になる店を発見した。

鵜の木 居酒屋「美味鮮菜~祭~」
住所 東京都大田区鵜の木2-5-1 イーグルビル2F
電話 03-3750-2873
定休日 ?
営業時間 11:30~15:00/17:30~24:30
交通 東急多摩川線鵜の木駅下車徒歩10秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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時折、たった一人になりたい時がある。
山奥の誰もいない森の中で本当に独りになりたい訳ではない。
都会の中、見知らぬ人々に囲まれ、ひとりになりたいのである。
東急多摩川線の7つある駅の中で「鵜の木駅」と「沼部駅」の店を紹介したことがない。
今日は、そのうちの「鵜の木駅」で降りてみることにした。以前に駅周辺を巡り歩いてみた時は、時間切れとなって再び電車に乗って帰った。その時、気になった店に、今回は入ってみることにした。
鵜の木駅の脇には、あまり広くない道が線路と直角に交叉している。多摩川方面の改札口を出て、左に踏切を渡る。まっすぐ行けば、すぐに多摩堤通りが通っている。そして、線路際から多摩堤通りにかけて、その道沿いにビルが建っている。
一番線路沿いの階段下から見上げると、外階段の外壁に「赤い看板」が取り付けられており、それがよく目立つ。

その「祭」の文字を見上げてから下を見ると、気になる告知を発見する。

「寄り道セット 小鉢、小盛り刺身、店長おすすめ料理二品、生ビール一杯、ウーロンサワー、レモンサワー、どちらか二杯付 大サービス 1,570円」と書いてあった。
これは、お得である。
二階へ上がると、すぐ左手に「美味鮮菜 祭」と書かれた木の看板が掲げられ、「御祭禮」の提灯も下がっていた。
ちょっと地味な感じの入口である。引き戸をあけて中に入った。足元を見れば、靴を脱いで一段高い店内へ上がるようになっていた。
右手には、掘りごたつのようになったカウンターに座椅子が10個ほど並んでいる。
カウンターの中は、とても広い調理場になっている。調理場の中は、大将と女将さんの二人。人差し指を立てて、「一人なんですけど・・・」と女将さんに伝えると、「奥へどうぞ~」と言われた。
靴を脱いで上がってゆくと、左手は座敷席になっている。手前から8人、6人、8人と座卓があり、そちらも掘りごたつになっている。つまり、全席掘りごたつということになる。
カウンター手前の方に数人の方が座っておられ、奥の方のお二人の間に座らせてもらった。
奥のカウンター席に座っている方が座敷に移ってくださった為、一番奥の落ち着く席に座ることが出来た。
どうやら、後からお仲間がいらっしゃるようである。
座ってすぐに、女将さんに「寄り道セットお願いします」と伝える。
寄り道セット(1,570円)の内容が楽しみである。
まずは、生ビールがやってくる。グラス生ではない、ちゃんとした中生ビールである。
飲む。うまい。
同時に、小鉢らしきものが出てきた。小鉢といっても大きめの小鉢である。
見れば、ポテトサラダのようである。食べてみると、マカロニサラダのようでもある。
それは、茹でたマカロニをポテトサラダと和えた、ポテトマカロニサラダであった。
次に出てきたのは、白身の刺身が6切れほど。
美味しかったので、目の前の調理場に立つ大将に聞いてみることにした。
「このお刺身、何のお刺身ですか?」
「カンパチです。」
刺身が美味しかったので、日本酒を頼みたいけれど、寄り道セットの一部のレモンサワーをお願いする。
レモンサワーを飲む。そこへ次の店長おすすめ料理二品の一品がカウンターの中の大将から渡される。
丸干し二本であった。
これがでかい。ふっくらとして、焼き加減も最高である。これをレモンと大根おろしでいただく。
感動である。
レモンサワーがすすむ。
メニューを見る。飲み物は、生ビール(550円)、瓶ビール(550円)、レモンサワー(300円)、ウーロンハイ(300円)など。
刺身、煮付け、焼き物、揚げ物、定食もたくさんあって、これは助かるお店である。
気がつけば、カウンター席も常連の皆さんでいっぱいになっていた。
椅子ではなく、掘りごたつ状態のカウンター席は実におちつくのである。
店長おすすめ料理二品のもう一品が出てきた。
大将の手渡しで出されたのは、大きいカツである。
「チキンカツですか?」
「とんかつです・・・大丈夫ですか?」
「大好きです」
サイズが大きかったので、チキンカツだと思ったのである。
心の中で「いえいえ、とんかつ屋の息子ですから・・・」などと言って、独りで笑ってしまう。
実際、私は子供の頃、とんかつ屋の息子だったのである。
ここで、ウーロンハイをお願いする。
揚げ物にあうウーロンハイを飲みながら美味しくとんかつをいただいた。
工夫と努力の寄り道セットであった。
こんなにリーズナブルな「寄り道セット」は、そうは無いと思う。
店内の会話を聞いていれば、大将と女将さんが常連を大切にされていることが解る。
窓の外から東急多摩川線の踏切音が聞こえ、電車が走ってゆく音がする。
どこか、地方のローカル線の駅前のお店にいるような気持ちになった。
ふと、箸袋を見る。「飛騨高山店」と書いてあった。驚きである。
さらに、蒲田に季節料理「飛騨」というお店もあるようだ。
お腹も気持ちも満足して、御勘定をお願いする。
1,570円を予定通り支払って外に出る。
6時45分から7時30分迄、45分ほどの滞在。
珍しく、タクシーに乗った。
その車中から気になる店を発見した。

鵜の木 居酒屋「美味鮮菜~祭~」
住所 東京都大田区鵜の木2-5-1 イーグルビル2F
電話 03-3750-2873
定休日 ?
営業時間 11:30~15:00/17:30~24:30
交通 東急多摩川線鵜の木駅下車徒歩10秒。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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