沼部 若鳥焼「鳥勢本店」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第493回 2012年9月26日(水) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
※2012年10月6日 1,040,000カウント通過。感謝!
沼部 若鳥焼「鳥勢本店」

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前回、「鵜の木駅」近くのお店を紹介した際、「東急多摩川線の7つある駅の中で「鵜の木駅」と「沼部駅」の店を紹介したことがない」と書いた。そこで、今回は、鵜の木駅に続いて、沼部駅のお店も紹介することにしたのである。
「沼部駅」近くには、ネットやマスコミでも取り上げられている焼き鳥店がある。すでに、訪問もしており、行ったことのある方からの聞き込みも終わっている。
しかし、そのお店は、「居酒屋探偵DAITENの生活」としては高級店の部類に入るので、紹介はしないでいた。
こちらのお店を見つけたのは、前回のお店を出た後に乗ったタクシーの車内からであった。
調べてみると、インターネットでまったく紹介もされず、マップにもまったく載っていないお店であった。
沼部駅の蒲田方面の改札を出ると、目の前は細い路地である。
右手へ進むと、路地は左へ直角に曲がっていた。路なりに行くと多摩堤通りに出る。多摩堤通りを右方向へ歩き始めた。下丸子駅から多摩川駅まで多摩堤通りと東急多摩川を線は平行に走っているので、800メートルほど歩けば、前回の「鵜の木駅」のそばに出る。
歩き始めると、すぐ目の前にガードが見えた。ガードの上を通っているのは、横須賀線と東海道新幹線である。ガードをくぐり150メートルほど歩くと左手に蕎麦屋さんが見えた。そのすぐ前が一際明るくなっていた。
蕎麦屋さん側から外観を撮影し眺める。酒場好きとしては、ほれぼれとする美しい光景である(写真)。「アサヒ生ビール」の立てかけ看板が4枚も立ち、「アサヒの丸提灯」が4つ掛かっている。古いホッピー提灯、ホッピーの宣伝短冊も貼ってある。左手の方のガラス引き戸には、紺色の暖簾に「若鳥焼」の三文字。
表のアクリル看板には、こう書いてある。
「年中生ビールの旨い店 若鳥焼のお持ち帰りできます 鳥勢」
店名は、若鳥焼「鳥勢本店」である。
以前、第402回の記事にも書いた通り、城南地区には若鳥焼のお店が多い。こちらもそのうちの一軒である。
思い切って中に入ってみた。右手には、奥行が狭いカウンター席が6席、カウンターの中の調理場との間には冷蔵ケースがあり、調理場とカウンター席とは隔絶している。左側に狭めの四人掛テーブル席が二つ。その向こうには、ビールやお酒用の冷蔵庫やテレビが置かれていた。
カウンターとテーブルの間が狭いので、カウンターに五人座っていらっしゃる常連の方々は、カウンター席に貼りつくように、そして、奥に向かってややななめに向いて、座っておられる。奥のテレビを見る為の様子。
奥側のテーブル席には「予約席」と書かれたテーブルサインがのっていた。カウンターの一番手前の一人分くらいの場所だけ調理場から客席が見えるようになっているようで、そこからのぞかれた大将らしき方と目があう。
「一人なんですが・・・ここいいですか?」と言って、手前のテーブル席に一人座らせてもらった。
奥の方から顔を出された大将に一言。
「ホッピー、氷無しでお願いします」
こちらのホッピーセットは黒ホッピー(430円)である。
出てきたセットは、凍らせたビールジョッキに焼酎がはいり、冷えたホッピー瓶が着いてきた。
鳥串焼五本一人前(400円)とお新香(300円)を頼んだ。
すぐに出てきたお新香は、いろいろなつけものが盛り合わせである。
カウンターの手前端から二番目の先客の方から声をかけていただいた。
「お近くなんですか?」の一言から始まり、カウンターの手前隣の方も加わって、近隣の様々な飲み屋さんの話で盛り上がった。
あまり、話をせず、黙って飲むのがお好きな方もいらっしゃるので、どこのお店に行っても、私の方から先客の方に声をかけることは少ない。しかし、常連の皆さんから気軽に声をかけていただくのは、取材を考えている私としては、とても助かるのである。
2杯目は、ハイサワー(380円)である。
ここで、女性の方が入ってこられる。いつもは、カウンターの端の席に座られるそうである。今日は先客の方がいるので、私と同じテーブルに座られた。カウンター席の方ともお知り合いで、皆さんで楽しそうに話されていた。
そのカウンターの一番手前の席の前に小さな紙が貼ってあり、「特別席」と書いてあった。
「特別席」という紙が貼ってあるのは、どうしてなんですか?」と、皆さんに聞いてみる。
そこだけ冷蔵ケースがカウンターの上に無いので、調理場の中の店主の方と話が出来る。ゆえに、特別席なのである。
しかし、女性の方が「あたしの座る席だから特別席なのよ」と笑顔でおっしゃるのが面白かった。
さすが常連である。
3杯目は、ウコン茶ハイ(400円)である。
お相席になった女性に、おつまみを分けていただいた。
もちろん、自分から分けて欲しいと言ったわけではないけれど、まるで吉田類さんである。食べたそうな顔を私がしていたのだろうか。
「特別席」に座られていた方が帰られるのをきっかけに、私も御勘定をお願いした。
午後7時20分から8時10分まで50分ほどの滞在。
お勘定は、「三杯二品」で1,910円であった。
地元の皆さんのお店である。
女性の方は、後から「特別席」に移動されたに違いない。

沼部 若鳥焼「鳥勢」
住所 東京都大田区田園調布南18-6
電話 03-3787-3587
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急多摩川線沼部駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第493回 2012年9月26日(水) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
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沼部 若鳥焼「鳥勢本店」




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前回、「鵜の木駅」近くのお店を紹介した際、「東急多摩川線の7つある駅の中で「鵜の木駅」と「沼部駅」の店を紹介したことがない」と書いた。そこで、今回は、鵜の木駅に続いて、沼部駅のお店も紹介することにしたのである。
「沼部駅」近くには、ネットやマスコミでも取り上げられている焼き鳥店がある。すでに、訪問もしており、行ったことのある方からの聞き込みも終わっている。
しかし、そのお店は、「居酒屋探偵DAITENの生活」としては高級店の部類に入るので、紹介はしないでいた。
こちらのお店を見つけたのは、前回のお店を出た後に乗ったタクシーの車内からであった。
調べてみると、インターネットでまったく紹介もされず、マップにもまったく載っていないお店であった。
沼部駅の蒲田方面の改札を出ると、目の前は細い路地である。
右手へ進むと、路地は左へ直角に曲がっていた。路なりに行くと多摩堤通りに出る。多摩堤通りを右方向へ歩き始めた。下丸子駅から多摩川駅まで多摩堤通りと東急多摩川を線は平行に走っているので、800メートルほど歩けば、前回の「鵜の木駅」のそばに出る。
歩き始めると、すぐ目の前にガードが見えた。ガードの上を通っているのは、横須賀線と東海道新幹線である。ガードをくぐり150メートルほど歩くと左手に蕎麦屋さんが見えた。そのすぐ前が一際明るくなっていた。
蕎麦屋さん側から外観を撮影し眺める。酒場好きとしては、ほれぼれとする美しい光景である(写真)。「アサヒ生ビール」の立てかけ看板が4枚も立ち、「アサヒの丸提灯」が4つ掛かっている。古いホッピー提灯、ホッピーの宣伝短冊も貼ってある。左手の方のガラス引き戸には、紺色の暖簾に「若鳥焼」の三文字。
表のアクリル看板には、こう書いてある。
「年中生ビールの旨い店 若鳥焼のお持ち帰りできます 鳥勢」
店名は、若鳥焼「鳥勢本店」である。
以前、第402回の記事にも書いた通り、城南地区には若鳥焼のお店が多い。こちらもそのうちの一軒である。
思い切って中に入ってみた。右手には、奥行が狭いカウンター席が6席、カウンターの中の調理場との間には冷蔵ケースがあり、調理場とカウンター席とは隔絶している。左側に狭めの四人掛テーブル席が二つ。その向こうには、ビールやお酒用の冷蔵庫やテレビが置かれていた。
カウンターとテーブルの間が狭いので、カウンターに五人座っていらっしゃる常連の方々は、カウンター席に貼りつくように、そして、奥に向かってややななめに向いて、座っておられる。奥のテレビを見る為の様子。
奥側のテーブル席には「予約席」と書かれたテーブルサインがのっていた。カウンターの一番手前の一人分くらいの場所だけ調理場から客席が見えるようになっているようで、そこからのぞかれた大将らしき方と目があう。
「一人なんですが・・・ここいいですか?」と言って、手前のテーブル席に一人座らせてもらった。
奥の方から顔を出された大将に一言。
「ホッピー、氷無しでお願いします」
こちらのホッピーセットは黒ホッピー(430円)である。
出てきたセットは、凍らせたビールジョッキに焼酎がはいり、冷えたホッピー瓶が着いてきた。
鳥串焼五本一人前(400円)とお新香(300円)を頼んだ。
すぐに出てきたお新香は、いろいろなつけものが盛り合わせである。
カウンターの手前端から二番目の先客の方から声をかけていただいた。
「お近くなんですか?」の一言から始まり、カウンターの手前隣の方も加わって、近隣の様々な飲み屋さんの話で盛り上がった。
あまり、話をせず、黙って飲むのがお好きな方もいらっしゃるので、どこのお店に行っても、私の方から先客の方に声をかけることは少ない。しかし、常連の皆さんから気軽に声をかけていただくのは、取材を考えている私としては、とても助かるのである。
2杯目は、ハイサワー(380円)である。
ここで、女性の方が入ってこられる。いつもは、カウンターの端の席に座られるそうである。今日は先客の方がいるので、私と同じテーブルに座られた。カウンター席の方ともお知り合いで、皆さんで楽しそうに話されていた。
そのカウンターの一番手前の席の前に小さな紙が貼ってあり、「特別席」と書いてあった。
「特別席」という紙が貼ってあるのは、どうしてなんですか?」と、皆さんに聞いてみる。
そこだけ冷蔵ケースがカウンターの上に無いので、調理場の中の店主の方と話が出来る。ゆえに、特別席なのである。
しかし、女性の方が「あたしの座る席だから特別席なのよ」と笑顔でおっしゃるのが面白かった。
さすが常連である。
3杯目は、ウコン茶ハイ(400円)である。
お相席になった女性に、おつまみを分けていただいた。
もちろん、自分から分けて欲しいと言ったわけではないけれど、まるで吉田類さんである。食べたそうな顔を私がしていたのだろうか。
「特別席」に座られていた方が帰られるのをきっかけに、私も御勘定をお願いした。
午後7時20分から8時10分まで50分ほどの滞在。
お勘定は、「三杯二品」で1,910円であった。
地元の皆さんのお店である。
女性の方は、後から「特別席」に移動されたに違いない。

沼部 若鳥焼「鳥勢」
住所 東京都大田区田園調布南18-6
電話 03-3787-3587
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急多摩川線沼部駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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情報ありがとうございます。