鹿島田 居酒屋「すずかづ」第2回
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第497回 2012年11月2日(金)【地域別】【時間順】【池上線】【がっかり集】
※2012年11月15日 1,060,000カウント通過。感謝!
※2018年8月閉店
鹿島田 居酒屋「すずかづ」 第2回
~ 何も知らずその名物料理を頼んでしまい絶句する人々 ~

久しぶりにRAM元帥と会うことになって、待ち合わせをしたのは南武線の鹿島田駅である。
すでにお店は決まっていたので、そのまま直行。後からメールでやりとりしながらRAM元帥の飲み友達のTT女史も合流することになった。
電話で話した時、RAM元帥もそのお店なら知っていると言っていた。解りにくい場所のお店なのに、よく知っているなと感心する。
鹿島田駅の東側に出ると、左手、南武線と踏切と交叉する道の向側に、「ルリエ新川崎」という神奈川県住宅供給公社の建物が見える。3階から上は住宅となっており、1階はスーパーマルエツが入っていて、2階及び1階の一部に飲食店が入っている。
駅から建物の東側に回り込んでみると、その一画に地下へ降りる小さな階段がある。向き合うように二つある狭い階段のどちらかを降りてゆくと2軒の店が並んでいる。その一番左側のガラス扉の中が今日の目的の店、居酒屋「すずかづ」である。前は鉄の扉だったものが改装されて中の見えるガラス扉になっていた。
店の入口に立ち、RAM元帥は自分の記憶が間違っていたという。隣のお店と勘違いしていたそうであった。
居酒屋「すずかづ」は、その料理のボリュームで、南武線沿線で知られた店である。私はRAM元帥の驚く顔が見たかったのだ。
こちらのお店を初めて紹介したのは、2011年6月19日の第432回である。
その時も盛況であったけれど、今日も店内は満席のようであった。入って左手のカウンター席、その奥の靴を脱いで上がるようになっているフローリングの座敷席もいっぱいであった。ただ、一番奥の右手の四人席だけが奇跡的に空いていたのである。
店の真ん中に立つ名物マスターに「どうぞ~」と言われ、席に座る。
まずは、瓶ビール大瓶(530円)を頼む。ママさんが瓶ビールを無造作に置いてゆく。お通しは枝豆である。
刺身メニューの中からマグロコハダ(550円)を選び、煮込み(350円)、はらす焼き(350円)、ナス焼(300円)と一期に頼む。煮込み好きのRAM元帥の要望により、煮込みは二つ頼んだ。
瓶ビールで乾杯。それぞれに忙しすぎる二人の友人同士が久しぶりに会って乾杯が出来た。
うまい。至福の時である。
店内は、盛り上がっていた。男性、女性、壮年、中年、青年。家族連れ。年代も様々である。
煮込みはどんぶり一杯の量。RAM元帥は美味しそうに食べている。
マグロコハダがやってくる。赤身のマグロは巨大であった。切り身の大きさが違う。
刺身を箸で持ち上げて、重いと思ったのは初めてであった。
隣は中高年の男性客四人組。どうやら、名物のあの料理を頼んでしまったようである。
私は遠くであの料理が調理場を出てくる様子を見て一人笑う。
運ばれてくる。
60代の皆さんであろうか。その四人の真ん中に、あの料理が置かれる。
その料理の姿を見て、若い人たちなら驚愕の叫びになるのであろうが・・・その方々は絶句してしまっていた。
それは、巨大なメンチカツであった。すごい。本当に凄い大きさであった。
まさに、フライパンの丸い部分の大きさそのままである。
そこへRAM元帥の飲み友達のTT女史が登場。
乾杯をしてから隣のテーブルに置かれたままのメンチカツを指さす。
「なんですか? あれは・・・」
「メンチかつ」
「すんごーい」
ビールの後の飲物は、男性2人はウーロンサワー(300円)、TT女史はカルピスサワー(300円)である。
このサワーの焼酎が濃いのである。しかもジョッキ。値段は300円。驚愕である。一緒についてきたアイスペールから氷をどんどん入れて混ぜて薄める。濃すぎて飲めないからである。
次に頼んだのは、ハムやさい(400円)、アジフライ(400円)、大きなハムが野菜の上に盛りつけてある。
出てきたアジフライは、なんと8匹。たべやすくカットしてある。
この後、私は牛乳サワー(300円)を飲んでみた。焼酎が濃いので胃のことを考えて牛乳サワーにしたのだけれど、やはり焼酎は濃い。
この後、「濃い濃い」と文句を言いながらウーロンサワーを二人とも頼んでしまった。
マスターがアイスクリームを持って「女性だけね」といいながら配っていた。
我が方のTT女史もとても喜んだ。
マスターは、注文された食べ物を届けたり、注文を受けたりしながら、店の中央に立って何かジョークを飛ばす。すると、店全体が一帯となって笑う。この雰囲気は一朝一夕には出来ないものだと思う。実に楽しい。
御勘定をお願いする。3人で5,200円。
午後7時15分から午後9時15分まで2時間の滞在。
お腹一杯で、外に出る。
RAM元帥は喜んでくれた。
TT女史も「こんないいお店があるなんて知りませんでした・・・よく知っていますね」と感心してくれた。
居酒屋探偵冥利である。
(了)
鹿島田 居酒屋「すずかづ」
住 所 神奈川県川崎市幸区新塚越136
電 話 044-522-9285
定休日 ?
営業時間 16:00~23:00
交通 JR南武線鹿島田駅下車徒歩3分。
居酒屋探偵DAITENの生活 第497回 2012年11月2日(金)【地域別】【時間順】【池上線】【がっかり集】
※2012年11月15日 1,060,000カウント通過。感謝!
※2018年8月閉店
鹿島田 居酒屋「すずかづ」 第2回
~ 何も知らずその名物料理を頼んでしまい絶句する人々 ~

久しぶりにRAM元帥と会うことになって、待ち合わせをしたのは南武線の鹿島田駅である。
すでにお店は決まっていたので、そのまま直行。後からメールでやりとりしながらRAM元帥の飲み友達のTT女史も合流することになった。
電話で話した時、RAM元帥もそのお店なら知っていると言っていた。解りにくい場所のお店なのに、よく知っているなと感心する。
鹿島田駅の東側に出ると、左手、南武線と踏切と交叉する道の向側に、「ルリエ新川崎」という神奈川県住宅供給公社の建物が見える。3階から上は住宅となっており、1階はスーパーマルエツが入っていて、2階及び1階の一部に飲食店が入っている。
駅から建物の東側に回り込んでみると、その一画に地下へ降りる小さな階段がある。向き合うように二つある狭い階段のどちらかを降りてゆくと2軒の店が並んでいる。その一番左側のガラス扉の中が今日の目的の店、居酒屋「すずかづ」である。前は鉄の扉だったものが改装されて中の見えるガラス扉になっていた。
店の入口に立ち、RAM元帥は自分の記憶が間違っていたという。隣のお店と勘違いしていたそうであった。
居酒屋「すずかづ」は、その料理のボリュームで、南武線沿線で知られた店である。私はRAM元帥の驚く顔が見たかったのだ。
こちらのお店を初めて紹介したのは、2011年6月19日の第432回である。
その時も盛況であったけれど、今日も店内は満席のようであった。入って左手のカウンター席、その奥の靴を脱いで上がるようになっているフローリングの座敷席もいっぱいであった。ただ、一番奥の右手の四人席だけが奇跡的に空いていたのである。
店の真ん中に立つ名物マスターに「どうぞ~」と言われ、席に座る。
まずは、瓶ビール大瓶(530円)を頼む。ママさんが瓶ビールを無造作に置いてゆく。お通しは枝豆である。
刺身メニューの中からマグロコハダ(550円)を選び、煮込み(350円)、はらす焼き(350円)、ナス焼(300円)と一期に頼む。煮込み好きのRAM元帥の要望により、煮込みは二つ頼んだ。
瓶ビールで乾杯。それぞれに忙しすぎる二人の友人同士が久しぶりに会って乾杯が出来た。
うまい。至福の時である。
店内は、盛り上がっていた。男性、女性、壮年、中年、青年。家族連れ。年代も様々である。
煮込みはどんぶり一杯の量。RAM元帥は美味しそうに食べている。
マグロコハダがやってくる。赤身のマグロは巨大であった。切り身の大きさが違う。
刺身を箸で持ち上げて、重いと思ったのは初めてであった。
隣は中高年の男性客四人組。どうやら、名物のあの料理を頼んでしまったようである。
私は遠くであの料理が調理場を出てくる様子を見て一人笑う。
運ばれてくる。
60代の皆さんであろうか。その四人の真ん中に、あの料理が置かれる。
その料理の姿を見て、若い人たちなら驚愕の叫びになるのであろうが・・・その方々は絶句してしまっていた。
それは、巨大なメンチカツであった。すごい。本当に凄い大きさであった。
まさに、フライパンの丸い部分の大きさそのままである。
そこへRAM元帥の飲み友達のTT女史が登場。
乾杯をしてから隣のテーブルに置かれたままのメンチカツを指さす。
「なんですか? あれは・・・」
「メンチかつ」
「すんごーい」
ビールの後の飲物は、男性2人はウーロンサワー(300円)、TT女史はカルピスサワー(300円)である。
このサワーの焼酎が濃いのである。しかもジョッキ。値段は300円。驚愕である。一緒についてきたアイスペールから氷をどんどん入れて混ぜて薄める。濃すぎて飲めないからである。
次に頼んだのは、ハムやさい(400円)、アジフライ(400円)、大きなハムが野菜の上に盛りつけてある。
出てきたアジフライは、なんと8匹。たべやすくカットしてある。
この後、私は牛乳サワー(300円)を飲んでみた。焼酎が濃いので胃のことを考えて牛乳サワーにしたのだけれど、やはり焼酎は濃い。
この後、「濃い濃い」と文句を言いながらウーロンサワーを二人とも頼んでしまった。
マスターがアイスクリームを持って「女性だけね」といいながら配っていた。
我が方のTT女史もとても喜んだ。
マスターは、注文された食べ物を届けたり、注文を受けたりしながら、店の中央に立って何かジョークを飛ばす。すると、店全体が一帯となって笑う。この雰囲気は一朝一夕には出来ないものだと思う。実に楽しい。
御勘定をお願いする。3人で5,200円。
午後7時15分から午後9時15分まで2時間の滞在。
お腹一杯で、外に出る。
RAM元帥は喜んでくれた。
TT女史も「こんないいお店があるなんて知りませんでした・・・よく知っていますね」と感心してくれた。
居酒屋探偵冥利である。
(了)
鹿島田 居酒屋「すずかづ」
住 所 神奈川県川崎市幸区新塚越136
電 話 044-522-9285
定休日 ?
営業時間 16:00~23:00
交通 JR南武線鹿島田駅下車徒歩3分。