黄金町 居酒屋「みゆき」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第512回 2013年3月24日(日) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
黄金町 居酒屋「みゆき」
~ 恐いほどに美しき桜 ~

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京浜急行黄金町駅近くを流れる大岡川にかかる太田橋周辺は桜の名所である。
濱也耕誠氏とyousaku氏と3人で、橋の周辺を歩きながら花見をした後、前回の記事に書いた焼き鳥店で楽しく飲んで、さらに、濱也耕誠氏の秘密基地で、ベルギービール等を飲みながら氏の弾くピアノを聞かせてもらった。
しかし、忙しい濱也耕誠氏は午後8時頃には行かなければならないところがあるということで、それまでの間、氏の秘密基地的な居酒屋さんに少し行くことになった。
場所は前回のお店から歩いて30秒の場所である。
黄金町駅から太田橋を渡り、川沿いの道を渡ると右手に、前回のお店があり、その先すぐの右角にビルが建っている。右に曲がると右手に看板があった。

居酒屋「みゆき」である。この看板を見ながらビルに入ってゆく。階段を数段あがると目の前にエレベーターがある。エレベーターに乗り3階に上がる。
エレベーターから出ると、左手に曇りガラスの入った格子扉があった。扉の脇には「おふくろの味」と書かれたのぼりがある。これがなければ飲食店とは解らないに違いない。濱也耕誠氏が扉の把手を手前にひいて、中に入って行く。
はじめて、こちらのお店に来た時は戸惑った覚えがある。知る人ぞ知る、まさに、常連の店といえる。
暗めの入口とは違い、中は明るい。右手の入口付近から奥までカウンターが続いていて、奥で左に折れている。L字の外側が調理場になっていて、内側に客が座る「逆L字カウンター」である。席数は10席。客の座る側、中央辺りには、テーブル席がいくつかおけるような空間が空いている。左手側は座敷席でそこに四人掛けの座卓。窮屈な感じがまったくせず、気持ちよくいられるのが良い。
まずは、濱也耕誠氏がカウンターの中の笑顔の女将さんに声をかけ、頼んだのは生ビール(500円)である。
yousaku氏はウイスキーのハイボール(450円)、私は生レモンサワー(400円)からはじめた。お通しは肉じゃがである。
すでに、焼き鳥や煮込みなど食べている。しかし、お二人とも食欲旺盛。メンチカツ(400円)を2皿と、カジキバター(400円)を1皿頼んだ。
飲みながら、また、お酒二合(900円)とお猪口ももらう。
私の2杯目は生茶ハイ(400円)。めひかり(300円)もいただいた。
さきほどの濱也耕誠氏のピアノ演奏の話をする。有名なある曲に歌詞をつけて替え歌をつくる話などをする。出来れば面白いかもしれない。
私の3杯目は、締めの一杯と決めているトマトハイ(400円)である。
やはり、読者の皆さんになるべく様々な飲物を紹介したいと思っているので、次々に違う飲物を頼んでしまうのである。
大規模店舗の方は特に感じられないに違いない。しかし、小さいお店の方々には、面倒な客に見えるに違いない。ちょっと、申し訳ないといつも思うのである。
時はどんどん過ぎてゆく。濱也耕誠氏とのお別れの時間が近づいてきた。
午後6時30分から7時45分まで1時間15分ほどの滞在。御勘定は3人で5,900円であった。
「秘密基地的」等と書いたけれど、実際には、とても落ち着く「家庭的」な料理のお店である。
※ ※ ※
お店を出て、太田橋の辺りで濱也耕誠氏と別れたyousaku氏と私は黄金町駅から電車に乗ることをやめ、横浜駅に一つ近い日ノ出町駅まで歩くことにした。
太田橋から大岡川の左岸を歩いてゆくことにする。デジタル男爵ことyousaku氏がデジカメで撮影をはじめた。私もiPhoneを持ってついて行く。
太田橋の上から下流の末吉橋方面を望む。遠く川面に映る提灯の列が美しい。

薄明るい提灯の光の下を歩いてゆく。かつての古い建物はリニューアルされ、変わってゆく過程の中にあった。ギャラリーやライブハウスまでが存在する新しい街ができつつある。
そして、路地を入って写真を撮影してみた。この場所にどんな人々が住み、どんな生活をしてきたのだろうか。

古い建物の中に若者たちが好むようなBARが出来ていた。そのBARの外壁の灯りが美しかった。

そして、さらに歩いてゆく。大岡川の右岸側に夜店の灯りが見える。川にせり出すように咲く桜を撮影してみた。桜の花が塊となってそこにある。淡い灯りの中に浮かぶそれは、まるで「血まみれの肉片」のように、私には見えた。
恐いほどに美しい桜である。

この辺りでyousaku氏が参加されている横浜の劇団の方々に偶然出会ったり、道端で呑んでおられるグループの中にyousaku氏のお知り合いの女性の方がいらっしゃったり、実に奇遇なことが続いた。
恐いほどに美しい桜の花の下、興味深い時間を楽しむことが出来た。
これからこの界隈を歩くことが多くなるに違いない。
近々にまた呑むことを約束して、京浜急行の電車の中でyousaku氏と別れた。
(了)

黄金町 居酒屋「みゆき」
住所 神奈川県横浜市中区末吉町4-68-301
電話 045-252-9223
営業時間 17:30~25:30
定休日 月曜
交通 京浜急行黄金町駅下車徒歩2分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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~ 恐いほどに美しき桜 ~




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京浜急行黄金町駅近くを流れる大岡川にかかる太田橋周辺は桜の名所である。
濱也耕誠氏とyousaku氏と3人で、橋の周辺を歩きながら花見をした後、前回の記事に書いた焼き鳥店で楽しく飲んで、さらに、濱也耕誠氏の秘密基地で、ベルギービール等を飲みながら氏の弾くピアノを聞かせてもらった。
しかし、忙しい濱也耕誠氏は午後8時頃には行かなければならないところがあるということで、それまでの間、氏の秘密基地的な居酒屋さんに少し行くことになった。
場所は前回のお店から歩いて30秒の場所である。
黄金町駅から太田橋を渡り、川沿いの道を渡ると右手に、前回のお店があり、その先すぐの右角にビルが建っている。右に曲がると右手に看板があった。

居酒屋「みゆき」である。この看板を見ながらビルに入ってゆく。階段を数段あがると目の前にエレベーターがある。エレベーターに乗り3階に上がる。
エレベーターから出ると、左手に曇りガラスの入った格子扉があった。扉の脇には「おふくろの味」と書かれたのぼりがある。これがなければ飲食店とは解らないに違いない。濱也耕誠氏が扉の把手を手前にひいて、中に入って行く。
はじめて、こちらのお店に来た時は戸惑った覚えがある。知る人ぞ知る、まさに、常連の店といえる。
暗めの入口とは違い、中は明るい。右手の入口付近から奥までカウンターが続いていて、奥で左に折れている。L字の外側が調理場になっていて、内側に客が座る「逆L字カウンター」である。席数は10席。客の座る側、中央辺りには、テーブル席がいくつかおけるような空間が空いている。左手側は座敷席でそこに四人掛けの座卓。窮屈な感じがまったくせず、気持ちよくいられるのが良い。
まずは、濱也耕誠氏がカウンターの中の笑顔の女将さんに声をかけ、頼んだのは生ビール(500円)である。
yousaku氏はウイスキーのハイボール(450円)、私は生レモンサワー(400円)からはじめた。お通しは肉じゃがである。
すでに、焼き鳥や煮込みなど食べている。しかし、お二人とも食欲旺盛。メンチカツ(400円)を2皿と、カジキバター(400円)を1皿頼んだ。
飲みながら、また、お酒二合(900円)とお猪口ももらう。
私の2杯目は生茶ハイ(400円)。めひかり(300円)もいただいた。
さきほどの濱也耕誠氏のピアノ演奏の話をする。有名なある曲に歌詞をつけて替え歌をつくる話などをする。出来れば面白いかもしれない。
私の3杯目は、締めの一杯と決めているトマトハイ(400円)である。
やはり、読者の皆さんになるべく様々な飲物を紹介したいと思っているので、次々に違う飲物を頼んでしまうのである。
大規模店舗の方は特に感じられないに違いない。しかし、小さいお店の方々には、面倒な客に見えるに違いない。ちょっと、申し訳ないといつも思うのである。
時はどんどん過ぎてゆく。濱也耕誠氏とのお別れの時間が近づいてきた。
午後6時30分から7時45分まで1時間15分ほどの滞在。御勘定は3人で5,900円であった。
「秘密基地的」等と書いたけれど、実際には、とても落ち着く「家庭的」な料理のお店である。
※ ※ ※
お店を出て、太田橋の辺りで濱也耕誠氏と別れたyousaku氏と私は黄金町駅から電車に乗ることをやめ、横浜駅に一つ近い日ノ出町駅まで歩くことにした。
太田橋から大岡川の左岸を歩いてゆくことにする。デジタル男爵ことyousaku氏がデジカメで撮影をはじめた。私もiPhoneを持ってついて行く。
太田橋の上から下流の末吉橋方面を望む。遠く川面に映る提灯の列が美しい。

薄明るい提灯の光の下を歩いてゆく。かつての古い建物はリニューアルされ、変わってゆく過程の中にあった。ギャラリーやライブハウスまでが存在する新しい街ができつつある。
そして、路地を入って写真を撮影してみた。この場所にどんな人々が住み、どんな生活をしてきたのだろうか。

古い建物の中に若者たちが好むようなBARが出来ていた。そのBARの外壁の灯りが美しかった。

そして、さらに歩いてゆく。大岡川の右岸側に夜店の灯りが見える。川にせり出すように咲く桜を撮影してみた。桜の花が塊となってそこにある。淡い灯りの中に浮かぶそれは、まるで「血まみれの肉片」のように、私には見えた。
恐いほどに美しい桜である。

この辺りでyousaku氏が参加されている横浜の劇団の方々に偶然出会ったり、道端で呑んでおられるグループの中にyousaku氏のお知り合いの女性の方がいらっしゃったり、実に奇遇なことが続いた。
恐いほどに美しい桜の花の下、興味深い時間を楽しむことが出来た。
これからこの界隈を歩くことが多くなるに違いない。
近々にまた呑むことを約束して、京浜急行の電車の中でyousaku氏と別れた。
(了)

黄金町 居酒屋「みゆき」
住所 神奈川県横浜市中区末吉町4-68-301
電話 045-252-9223
営業時間 17:30~25:30
定休日 月曜
交通 京浜急行黄金町駅下車徒歩2分。
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ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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