鵜の木 おうち酒場「優味恵」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第513回 2013年4月5日(金) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
鵜の木 おうち酒場「優味恵」
~ 完全禁煙酒場にて ~

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某テレビ番組のナレーションのように言うとしたら、次のようになるのかもしれない。
「まず、一番最初に有権者の皆様にお訴え申し上げたいことは、こちらの居酒屋さんが「完全禁煙酒場」であるということなのです」
1年ほど前からお店のホームページを発見していた。実際に近くまで行って場所も確認していた。とても行きたいと思っていた。
しかし、なかなかスケジュールが合わなかったのである。
その理由は、こちらのお店の「定休日」にあった。実は、定休日が日曜、月曜、火曜、水曜の四日間。
いや、営業日が木曜、金曜、土曜であると言わなければいけないのかもしれない。
数週間前に、いつものように探偵事務所で呑んでいる時、御一緒になったY氏からすすめられたお店がこちらであった。リアルな情報を得て、ますます行ってみたくなったのである。
金曜日の夕方、時間が少し出来たので、タクシーを飛ばした。
住宅街の中に一軒だけあるお店である。
タクシーが去った後、静かな住宅街に一人立つ。そして、お店を撮影する。
白い壁である。
入口の右側には三方にガラスの入った出窓が壁から突き出ており、レースのカーテンとガラス越しに室内の天井が見える。まるで、よそ様のお宅の居間を覗いている感じである。
入口の前には暖簾。左手に赤提灯が下がっている。入口の上に「おうち酒場 優味恵」の文字。
暖簾をくぐり、左にスライドする扉を開けて中に入った。店内はにぎやかな様子。
そこは玄関であった。靴を脱ぐ。左手の下駄箱に靴を入れる。初めての方は戸惑うかもしれない。
店内はフローリングの床。右奥の方にL字カウンターがあった。左から右に三人、手前から奥に三人が座れるカウンター席は合わせて六席。そこには、カジュアルな身なりの地元御常連らしき男性が二人座っておられた。
手前右手の出窓前に四人掛けテーブル席があり、カウンター席の椅子を借りているのか、そこに五人の男性客。
左手に四人席があり、その席の向こう側の高い位置にテレビがのせてある。こちらにも男性客が二人。
男性客ばかりである。
カウンター席の奥の方から二つ目の席にすべり込ませてもらう。店内の照明は比較的暗く、落ち着いた雰囲気を演出している。
こちらでは、時間を区切ってのハッピーアワーではなく、「生ビール1杯目」(290円)というメニューがある。2杯目からの「生ビール」は450円となっている。実は外にもこのことが書いてあった。
席につくと、カウンターの上には様々なお酒が並んでいてカウンター内の調理場はみえにくい。中で忙しく働く若いママが奥の方から顔を出す。美人である。しかも着物美人。噂は真実であった。
やはり、この生ビール1杯目(290円)をたのむことにした。
お通しは、奴豆腐にメカブがのったもの。お通しを食べ、生ビールを飲む。喉が渇いていたのでうまい。
定番のメニューの中から本日の出し巻き卵(250円)を選び、カウンターの上に掲げられた手書きメニューからマグロカルパッチョ(450円)を選んだ。カウンターの中でもう一人の女性が料理を作っておられる様子。
出窓前の五人グループのお仲間の男性が二人来られ、四人掛けのところに七人がすわる盛況となった。どうやら近くの大企業の皆さんのようである。
だし巻き卵は、大きなものをケーキのように切って提供される。美味しかった。カルパッチョは野菜がいっぱいである。
さて、2杯目はヨーグルトハイ(390円)。無糖のヨーグルトで焼酎を割ったものである。ちょっと、マッコリのような感じでうまい。この飲み方を気に入ってしまう自分がいる。
さらに、男性二人組の仲間の男性一人がお店を探しながらやってこられた。
普通のお宅のダイニングキッチンのように思える場所、そこに、十三人もの男性があがりこんで楽しそうに呑んでいる。しかも、完全禁煙。それが面白い。
「この中暑いですか?」と、ママに笑顔で聞かれる。
「そうですね・・・お客さんが一杯ですからね」と、笑顔で答える私である。
「ホッピー白を氷なしでお願いします」とたのむ。
冷えたジョッキに焼酎が入り、冷えたホッピーが出てきた。私が勝手に決めている、ホッピーセット価格ボーダーライン400円以下の390円だ。良心的である。
ホッピーを呑みながらスマートフォンを使う。yousaku氏、濱也耕誠氏、探偵事務所のMマスターとメールのやりとりもあった。
ソフトバンクのWi-Fiスポットになっているので、ネット環境も整っている。
さて、帰らなければならない時間となってきた。御勘定をお願いする。
6時50分から7時50分まで1時間ほどの滞在。御勘定は2,110円であった。
小銭を出してピッタリ払うことが出来た。気分がよい。
笑顔でおくられながら外に出る。防音がしっかりしているのであろう。お店の外は静かである。
暗い住宅街を歩いて多摩川線の鵜の木駅を目指した。
どうも不思議に元気な自分がいた。

完全禁煙
鵜の木 おうち酒場「優味恵」
住所 東京都大田区鵜の木2-48-4
電話 03-3758-2176
営業時間 木・土18:00~24:00 金17:00~24:00
営業日 木・金・土 / 定休日 日・月・火・水
交通 東急多摩川線鵜の木駅から徒歩5分/下丸子駅から徒歩6分
公式サイト http://www.yumiejapan.com/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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実力派俳優になりたい人は→ 演出家守輪咲良のページ「さくらの便り」
居酒屋探偵DAITENの生活 第513回 2013年4月5日(金) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
鵜の木 おうち酒場「優味恵」
~ 完全禁煙酒場にて ~




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某テレビ番組のナレーションのように言うとしたら、次のようになるのかもしれない。
「まず、一番最初に有権者の皆様にお訴え申し上げたいことは、こちらの居酒屋さんが「完全禁煙酒場」であるということなのです」
1年ほど前からお店のホームページを発見していた。実際に近くまで行って場所も確認していた。とても行きたいと思っていた。
しかし、なかなかスケジュールが合わなかったのである。
その理由は、こちらのお店の「定休日」にあった。実は、定休日が日曜、月曜、火曜、水曜の四日間。
いや、営業日が木曜、金曜、土曜であると言わなければいけないのかもしれない。
数週間前に、いつものように探偵事務所で呑んでいる時、御一緒になったY氏からすすめられたお店がこちらであった。リアルな情報を得て、ますます行ってみたくなったのである。
金曜日の夕方、時間が少し出来たので、タクシーを飛ばした。
住宅街の中に一軒だけあるお店である。
タクシーが去った後、静かな住宅街に一人立つ。そして、お店を撮影する。
白い壁である。
入口の右側には三方にガラスの入った出窓が壁から突き出ており、レースのカーテンとガラス越しに室内の天井が見える。まるで、よそ様のお宅の居間を覗いている感じである。
入口の前には暖簾。左手に赤提灯が下がっている。入口の上に「おうち酒場 優味恵」の文字。
暖簾をくぐり、左にスライドする扉を開けて中に入った。店内はにぎやかな様子。
そこは玄関であった。靴を脱ぐ。左手の下駄箱に靴を入れる。初めての方は戸惑うかもしれない。
店内はフローリングの床。右奥の方にL字カウンターがあった。左から右に三人、手前から奥に三人が座れるカウンター席は合わせて六席。そこには、カジュアルな身なりの地元御常連らしき男性が二人座っておられた。
手前右手の出窓前に四人掛けテーブル席があり、カウンター席の椅子を借りているのか、そこに五人の男性客。
左手に四人席があり、その席の向こう側の高い位置にテレビがのせてある。こちらにも男性客が二人。
男性客ばかりである。
カウンター席の奥の方から二つ目の席にすべり込ませてもらう。店内の照明は比較的暗く、落ち着いた雰囲気を演出している。
こちらでは、時間を区切ってのハッピーアワーではなく、「生ビール1杯目」(290円)というメニューがある。2杯目からの「生ビール」は450円となっている。実は外にもこのことが書いてあった。
席につくと、カウンターの上には様々なお酒が並んでいてカウンター内の調理場はみえにくい。中で忙しく働く若いママが奥の方から顔を出す。美人である。しかも着物美人。噂は真実であった。
やはり、この生ビール1杯目(290円)をたのむことにした。
お通しは、奴豆腐にメカブがのったもの。お通しを食べ、生ビールを飲む。喉が渇いていたのでうまい。
定番のメニューの中から本日の出し巻き卵(250円)を選び、カウンターの上に掲げられた手書きメニューからマグロカルパッチョ(450円)を選んだ。カウンターの中でもう一人の女性が料理を作っておられる様子。
出窓前の五人グループのお仲間の男性が二人来られ、四人掛けのところに七人がすわる盛況となった。どうやら近くの大企業の皆さんのようである。
だし巻き卵は、大きなものをケーキのように切って提供される。美味しかった。カルパッチョは野菜がいっぱいである。
さて、2杯目はヨーグルトハイ(390円)。無糖のヨーグルトで焼酎を割ったものである。ちょっと、マッコリのような感じでうまい。この飲み方を気に入ってしまう自分がいる。
さらに、男性二人組の仲間の男性一人がお店を探しながらやってこられた。
普通のお宅のダイニングキッチンのように思える場所、そこに、十三人もの男性があがりこんで楽しそうに呑んでいる。しかも、完全禁煙。それが面白い。
「この中暑いですか?」と、ママに笑顔で聞かれる。
「そうですね・・・お客さんが一杯ですからね」と、笑顔で答える私である。
「ホッピー白を氷なしでお願いします」とたのむ。
冷えたジョッキに焼酎が入り、冷えたホッピーが出てきた。私が勝手に決めている、ホッピーセット価格ボーダーライン400円以下の390円だ。良心的である。
ホッピーを呑みながらスマートフォンを使う。yousaku氏、濱也耕誠氏、探偵事務所のMマスターとメールのやりとりもあった。
ソフトバンクのWi-Fiスポットになっているので、ネット環境も整っている。
さて、帰らなければならない時間となってきた。御勘定をお願いする。
6時50分から7時50分まで1時間ほどの滞在。御勘定は2,110円であった。
小銭を出してピッタリ払うことが出来た。気分がよい。
笑顔でおくられながら外に出る。防音がしっかりしているのであろう。お店の外は静かである。
暗い住宅街を歩いて多摩川線の鵜の木駅を目指した。
どうも不思議に元気な自分がいた。

完全禁煙
鵜の木 おうち酒場「優味恵」
住所 東京都大田区鵜の木2-48-4
電話 03-3758-2176
営業時間 木・土18:00~24:00 金17:00~24:00
営業日 木・金・土 / 定休日 日・月・火・水
交通 東急多摩川線鵜の木駅から徒歩5分/下丸子駅から徒歩6分
公式サイト http://www.yumiejapan.com/
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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