矢口渡 角打「丸徳関口商店」
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第521回 2013年7月1日(月) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
閉店されておりました。雪谷大塚のバー「OVAL」のマスターからの情報です。(2017年2月12日)
※2013年7月7日 1,170,000カウント通過。感謝!
矢口渡 角打「丸徳関口商店」
~ 多摩川の流れのもとで ~

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自分は海沿い町にいるのか?
そして、ここは「海の家」なのか?
そんな気分になった。
※ ※ ※
夕暮れ時、大田区立多摩川図書館の近くにある一軒の「酒店」を目差して、工場やマンションが建つ大田区多摩川の町を歩いた。
「多摩川」といっても東横線の「多摩川駅」からはかなり離れている。多摩川駅を起点としている多摩川線に乗って、沼部、鵜の木、新丸子、武蔵新田と乗り、五つ目の矢口渡で降りる。次は終点の蒲田である。
何故、居酒屋探偵が普通の酒屋さんへ行くのか。酒を買う為ではない、飲む為である。
まず、多摩川の土手に上がってみた。
上流側を眺めると、多摩川沿いの東京都と神奈川県の間にある最大の橋、多摩川大橋が近くに見えた。国道1号線が通っている橋である。(写真下)
↑多摩川上流方面を望む
下流側を眺めると、遠くに川崎駅周辺のビル群が見えた。
多摩川は多摩川大橋を過ぎると右に大きく曲がり、さらに左に大きく曲がってから東京湾に至る。表現は悪いかもしれないけれど、それはまるでS字結腸のようである。(写真)

↑多摩川下流方面を望む
土手から降りて、車道を渡り、再び住宅街へ入ってゆく。
多摩川図書館の建物が少し先に見えた。
その南東側には10棟以上の建物が建ち並び、かなり大規模なマンション群となっている。
その正面入口の前にそのお店はあった。「丸徳関口商店」という酒屋さんである。
間口が広い2階建ての建物の前に、レジャー用の椅子が何脚か置かれている。ここに座って飲む人もいるのかもしれない。「生ビール有マス 380円」という貼り紙が見えた。

店内奥に入って行った。店の奥のレジ前の辺りに、先客の皆さんが3人立っておられた。
一瞬、どの方がお店のマスターなのか解らなくなってしまった。
そこで、レジの左手の飲物用の冷蔵庫の方に行って、何を飲むか選ぶ。
ハイサワー缶(170円)を1本出して、レジの方に持っていった。
レジカウンターの向側に立つ笑顔の方がマスターのようである。
その方の前にだけ飲物が無かったので解ったのである。
お金を払い、缶を開けて飲む。
マスターと常連の皆さんがいろいろと気を使ってくださる。
「椅子、ありますよ」と言ってくださる方もいた。
「ありがとうございます。立っているのが好きなんです。どうも、どうも」
先客の方々とマスターが話しで盛り上がっている。
私は店内を廻って見させてもらった。
アサヒスーパードライの生ビールサーバーがある。
人参、玉ネギ、ジャガイモ、ピーマンなど野菜も売っているようである。近くにはコンビニもストアもないので、近隣の方は便利に違いない。(写真)

さきほどは、猫ちゃんが椅子の上にのっていた。今はどこかに消えてしまったようである。
店を一度出て、右手の多摩川方面を見る。土手の向こうがまるで海岸のように思え、砂浜が広がっているような気がした。
店内に戻る時、再び、生ビールサーバーが目に付いた。
2杯目は生ビール(380円)にする。
棚のいか燻製(315円)も一緒に買った。
「一人で食べるには多すぎるので、良かったら一緒に食べてください」と言って、レジカウンターの上で袋を開け、皆さんで食べてもらうことにした。
すると、別の方が柿ピーをすすめてくれた。
さらに、角打ち定番の魚肉ソーセージ(100円)を買う。
「これ、開けるのへたでして・・・」と言うと、マスターがうまくむいてくれた。
3杯目を選びに冷蔵庫へ行く。
ゆず味を無造作につかむと、脇にいた常連の方が「レモンの方が普通な感じですよ」と教えてくださる。
下町ハイボールレモン(150円)を選んだ。
レジわまりで話す地元の皆さんの話題は広い。
何故なら入れ替わり立ち替わり、色々な方がいらっしゃるからである。
生ビール1杯で帰る方もいらした。角打ちならではである。
釣りの帰りの方がいらっしゃれば、本日の釣場の様子、釣果(ちょうか)の話になる。
地元の方の近況、お祭りの話、政治むきの話も出る。
それぞれの職業、それぞれの背景によって、様々に話題が変わってゆく。角打ちの面白さである。
すでに、3杯のんでいる。お話が面白いので帰るのももったいないので、ノンアルコールのオールフリー(150円)を買って、さきほどの生ビールの空いた紙コップに入れると、生ビールを飲んでいる気分になる。
こうすれば、一人だけノンアルコールを飲んでいることがマスター以外の周囲の方に解らないので、しらけさせないで済むのだ。
女性の方もいらっしゃった。一段とその場の雰囲気が華やかになる。
午後8時を過ぎてしまった。
皆さんに「お先に失礼します」と言って外に出た。

外はすっかり暗くなっていた。多摩川の土手の方を見れば真っ暗である。
駅まで歩く。
また、この懐かしい場所に来るに違いない。
※ ※ ※
追記 丸徳関口商店については、当ブログと提携関係のこちらの方のブログ記事で細かく御覧になれます。
矢口渡 角打「丸徳関口商店」
住所 東京都大田区多摩川2-25-8
電話 03-3759-3353
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急多摩川線矢口渡駅下車徒歩10分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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居酒屋探偵DAITENの生活 第521回 2013年7月1日(月) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
閉店されておりました。雪谷大塚のバー「OVAL」のマスターからの情報です。(2017年2月12日)
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矢口渡 角打「丸徳関口商店」
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自分は海沿い町にいるのか?
そして、ここは「海の家」なのか?
そんな気分になった。
※ ※ ※
夕暮れ時、大田区立多摩川図書館の近くにある一軒の「酒店」を目差して、工場やマンションが建つ大田区多摩川の町を歩いた。
「多摩川」といっても東横線の「多摩川駅」からはかなり離れている。多摩川駅を起点としている多摩川線に乗って、沼部、鵜の木、新丸子、武蔵新田と乗り、五つ目の矢口渡で降りる。次は終点の蒲田である。
何故、居酒屋探偵が普通の酒屋さんへ行くのか。酒を買う為ではない、飲む為である。
まず、多摩川の土手に上がってみた。
上流側を眺めると、多摩川沿いの東京都と神奈川県の間にある最大の橋、多摩川大橋が近くに見えた。国道1号線が通っている橋である。(写真下)

下流側を眺めると、遠くに川崎駅周辺のビル群が見えた。
多摩川は多摩川大橋を過ぎると右に大きく曲がり、さらに左に大きく曲がってから東京湾に至る。表現は悪いかもしれないけれど、それはまるでS字結腸のようである。(写真)

↑多摩川下流方面を望む
土手から降りて、車道を渡り、再び住宅街へ入ってゆく。
多摩川図書館の建物が少し先に見えた。
その南東側には10棟以上の建物が建ち並び、かなり大規模なマンション群となっている。
その正面入口の前にそのお店はあった。「丸徳関口商店」という酒屋さんである。
間口が広い2階建ての建物の前に、レジャー用の椅子が何脚か置かれている。ここに座って飲む人もいるのかもしれない。「生ビール有マス 380円」という貼り紙が見えた。

店内奥に入って行った。店の奥のレジ前の辺りに、先客の皆さんが3人立っておられた。
一瞬、どの方がお店のマスターなのか解らなくなってしまった。
そこで、レジの左手の飲物用の冷蔵庫の方に行って、何を飲むか選ぶ。
ハイサワー缶(170円)を1本出して、レジの方に持っていった。
レジカウンターの向側に立つ笑顔の方がマスターのようである。
その方の前にだけ飲物が無かったので解ったのである。
お金を払い、缶を開けて飲む。
マスターと常連の皆さんがいろいろと気を使ってくださる。
「椅子、ありますよ」と言ってくださる方もいた。
「ありがとうございます。立っているのが好きなんです。どうも、どうも」
先客の方々とマスターが話しで盛り上がっている。
私は店内を廻って見させてもらった。
アサヒスーパードライの生ビールサーバーがある。
人参、玉ネギ、ジャガイモ、ピーマンなど野菜も売っているようである。近くにはコンビニもストアもないので、近隣の方は便利に違いない。(写真)

さきほどは、猫ちゃんが椅子の上にのっていた。今はどこかに消えてしまったようである。
店を一度出て、右手の多摩川方面を見る。土手の向こうがまるで海岸のように思え、砂浜が広がっているような気がした。
店内に戻る時、再び、生ビールサーバーが目に付いた。
2杯目は生ビール(380円)にする。
棚のいか燻製(315円)も一緒に買った。
「一人で食べるには多すぎるので、良かったら一緒に食べてください」と言って、レジカウンターの上で袋を開け、皆さんで食べてもらうことにした。
すると、別の方が柿ピーをすすめてくれた。
さらに、角打ち定番の魚肉ソーセージ(100円)を買う。
「これ、開けるのへたでして・・・」と言うと、マスターがうまくむいてくれた。
3杯目を選びに冷蔵庫へ行く。
ゆず味を無造作につかむと、脇にいた常連の方が「レモンの方が普通な感じですよ」と教えてくださる。
下町ハイボールレモン(150円)を選んだ。
レジわまりで話す地元の皆さんの話題は広い。
何故なら入れ替わり立ち替わり、色々な方がいらっしゃるからである。
生ビール1杯で帰る方もいらした。角打ちならではである。
釣りの帰りの方がいらっしゃれば、本日の釣場の様子、釣果(ちょうか)の話になる。
地元の方の近況、お祭りの話、政治むきの話も出る。
それぞれの職業、それぞれの背景によって、様々に話題が変わってゆく。角打ちの面白さである。
すでに、3杯のんでいる。お話が面白いので帰るのももったいないので、ノンアルコールのオールフリー(150円)を買って、さきほどの生ビールの空いた紙コップに入れると、生ビールを飲んでいる気分になる。
こうすれば、一人だけノンアルコールを飲んでいることがマスター以外の周囲の方に解らないので、しらけさせないで済むのだ。
女性の方もいらっしゃった。一段とその場の雰囲気が華やかになる。
午後8時を過ぎてしまった。
皆さんに「お先に失礼します」と言って外に出た。

外はすっかり暗くなっていた。多摩川の土手の方を見れば真っ暗である。
駅まで歩く。
また、この懐かしい場所に来るに違いない。
※ ※ ※
追記 丸徳関口商店については、当ブログと提携関係のこちらの方のブログ記事で細かく御覧になれます。
矢口渡 角打「丸徳関口商店」
住所 東京都大田区多摩川2-25-8
電話 03-3759-3353
定休日 ?
営業時間 ?
交通 東急多摩川線矢口渡駅下車徒歩10分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
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Re: あらま!恐縮でございます.