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石川台 立ちのみ「串揚げ てん」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第542回 2014年1月5日(日) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】




石川台 立ちのみ「串揚げ てん」第2回





 
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 新年である。
 正月休みも気がつけば何か忙しなきことばかりで終わってしまった。
 おせち料理をつまみ、酒をいただいたけれど、ついにくつろいだ気持ちになれる日は一日も無かった。

 休みの最後の日の夕暮れ時、やっと時間をつくって独りで呑むことが出来た。
 私にとって、アルコールという薬品を摂取して、気持ちをおちつけることは「呑む」うちには入らない。
 
 東急池上線の石川台にまたやってきた。

 


 暮れの最後の酒場も石川台だった。
 そして、新年最初の酒場も石川台となった。
 石川台駅改札前の踏切脇のビルの2階にある串揚げ「てん」である。

 「おめでとうございます、今年もよろしくお願いします」という言葉で迎えられた。

 外に特別なセットが紹介されていた。いつものおまかせ串揚げ5本セット(400円)に飲み物がついて600円。

 

 そのセットをホッピーセット黒氷り無しでお願いする。ただし、ホッピーは原価が高いので50円増しである。
 
 ホッピーは、業務用のものではなく、一般用のタイプに変わっていた。販売量によっては、空瓶の保管場所が必要になるので、このタイプの方がお店としては良いのかもしれない。

 日曜日の夕暮れ時に呑むのが好きである。酒場でテレビがついていて、大相撲のある時は相撲中継、そうでない時は「笑点」が良い。少しして、「笑点」の大喜利が始まった。

 5本セットはいつものように1本多い。串カツエビししゃもエリンギハスシシトウ

 普段は揚げ物はあまり食べないようにして、串揚げ店のみで食べる。串揚げと一緒に呑むホッピーは美味い。

 折りたたみ式の椅子があるけれど、私は立ちのみ店では絶対に座らないことにしている。
 こちらのお店に来た時も窓際の窓を背にした場所に立つ。

 その場所に立つと、池上線の踏切がよく見え、聞こえてくる踏切の警報機の音が楽しめるからである。

 

 そのうち、踏切脇にある居酒屋を紹介する「踏切脇居酒屋特集」をやってみたいと思う。

 2杯目はトマト割り(450円)。
 最近の甘いトマトエキスを炭酸で薄めたトマトサワーではない、ちゃんとした焼酎のトマト割りである。
 トマトのリコピンに加え、ニンニクにも入っている栄養素アリシンを摂取する為、エシャレット(300円)も頼む。健康になりたいのである。健康でなければならない理由があるのだ。

 テレビはニュースに変わっていた。今年の築地でのマグロの初競りの様子が伝えられた。
 青森・大間産のマグロが736万円(230キロ)だったという。昨年は約1億5千万円の史上最高値だったのに比べ、今年は平年並みの価格に戻ったとのこと。まるで、夢から覚めたようである。
 それでも、736万円は高い。この話を聞くと、物の「価格」とは「共同幻想」であることに改めて気が付かされる。高額が普通に思える感覚が怖い。

 3杯目には緑茶ハイ(350円)を頼み、口をさっぱりさせた。

 5時30分から6時30分まで約1時間の滞在。お勘定は1,750円であった。

 何か肩の荷がおりたような気持ちで外に出る。

 そして、また荷を背負い直すのである。  





 
石川台 立ちのみ「串揚げ てん」
住所 東京都大田区東雪谷2-24-12-2F
電話 ?
定休日 日曜休
営業時間 17:00~23:00
交通 東急池上線石川台駅下車徒歩10秒。蒲田方面改札前。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

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石川台

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