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大岡山 季節の旬彩「りきちゃん」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第546回 2014年2月2日(日)  【地域別】 【池上線】 【時間順】 【がっかり集】



 大岡山 季節の旬彩「りきちゃん」

   ~ 変わりゆく街の中で ~
 

  
 
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 東京城南地区から川崎市と横浜市にかけて、広範囲に広がる東京急行電鉄の沿線の中でも東急目黒線の沿線の駅は一番変化したかもしれない。東京急行電鉄の元々の社名は目黒蒲田電鉄といった。その目黒蒲田電鉄が最初に開業させたのが目蒲線であった。思えば一番最初に資本をかけたとしても不思議はないのである。
 目黒駅から蒲田駅まであった目蒲線は、目黒駅から日吉駅までの目黒線と多摩川駅から蒲田駅までの東急多摩川線の2本の線に分けられたのは2000年8月からである。
 目黒線の目黒駅、不動前駅、武蔵小山駅、西小山駅、洗足駅、大岡山駅、奥沢駅、多摩川駅、田園調布駅、新丸子駅、武蔵小杉駅、元住吉駅、日吉駅の13駅の全てが新しい駅舎となっている。

 大岡山駅は地下駅の上の人工地盤に5階建の建物が建てられており、1階の一部と2階から5階までが東急病院となっている。改札を出たすぐ目の前には広く美しいロータリーもあり、その向こうには、国立大学法人東京工業大学とその同窓会組織である社団法人蔵前工業会との共同事業で建てられた東工大蔵前会館の美しい姿も見える。因みに、同会館の前にあるモニュメント「飛翔」を寄贈されたのは株式会社ぐるなび会長・創業者の滝久雄氏である。

 稽古帰りのSAKURAと待ち合わせたのは大岡山駅の改札であった。改札を出て左手へ自然に歩いて行き、東急病院の建物を左に回り込んだところで、二人とも驚いたのである。駅の南側にいつの間にかマンションが建っていたのである。
 しかし、その左隣の角には、変わらず「大岡山地下飲食店街」を地下にもつ雑居ビルがちゃんと建っていた。

 

 1階にはストアと郵便局が入っており、2階には、カラオケBOXやファミリーレストラン「サイゼリア」、そして、地下が「大岡山地下飲食店街」となっている。

 地下へ降りる階段は北西端と南西端の2箇所ある。
 北西端の階段上には店内案内図になっている看板がある。

 


 階段を降りきると、まっすぐに行く通路がある。この通路は奥で右に折れ、さらに右に折れ、回遊できるようになっている。そちらには行かず右に折れることにした。

 


 右折してまっすぐ行くと、前述の回遊する通路と合流できる。その合流点に新しいお店を発見した。

 


 赤提灯もちゃんと下がっている。地下の飲食街である。ここにぶらさがっている限り、常に照明で照らされ、暗がりに浮かび上がる赤提灯本来の姿を見せることにはならないのだと思うと面白い。

 

 
 SAKURAが暖簾をくぐり、ドアの小さな窓から中を見る。

 ふり返って「なんだか、いい感じよ」とSAKURAが言い、ドアを手前に開いて先に立って入ってゆく。
 
 左手にカウンターが10席、手前から奥へ一直線にある。カウンターの中とその奥が調理場になっており、テーブル席は無い。カウンターの中に大将がお一人。
 カウンターの椅子が面白い。立ちのみにも使えるような高いカウンターに、高い回転椅子である。椅子には肘置きがついていて、身体を包まれる感覚でくつろげる。隣のお客さんとの距離が保てるので女性には特に良いかもしれない。

 メニューを見れば、お刺身から焼き物、様々な料理があり、創作和食といった感じの印象。

 まずは、私は雪の山形純米(600円)を燗にしてもらう。
 sakuraは芋焼酎さつま美人お湯割り(480円)である。

 本日の三種盛(680円)を頼んでみる。
 これは八種の中から三種を選ぶようになっている。

 菊花カブの酢の物メカブ釜揚げしらすを選んだ。

 人には好き嫌いがある。だから、自分の好きなものを少しずつ選ぶことが出来るのはとても良い。
 自宅で夕食を済ませた後、外に出て飲みたい人には、軽いつまみは助かるに違いない。
 お店にとっても、何かを作り過ぎた場合、翌日に回すことも出来るというメリットだけではなく、どの料理が客に人気があるのか、自然とアンケートをとっていることにもなる。人気があれば、単品に昇格させれば良いのだ。
 
 菊花カブは、刻みがとても綺麗で食べやす、美味しかった。釜揚げしらすもお酒のお供としては最高である。

 メニューの中ににしん刺しを発見、珍しいので頼んでみた。にしん刺し(580円)に都内で出会ったことはほとんど無い、足が早いからであろう。

 自家製ぬか漬け(380円)を頼むことにする。

 「あの自家製ぬか漬けお願いします」
 「ああ、すいません、今、調整中なんですよ」と大将。
 「いや、私も自分でぬか漬けをやるので解ります」と私。
 
 実はここのところ休んでしまっているは反省である。
 北海道生まれのSAKURAはにしんの刺身が気に入ったようだ。

 「にしんの刺身、素晴らしいですね」とSAKURA。
 「黙って食べたらわかりませんね」と私。
 「はい、でも、骨を抜くのが大変なんですよ」と大将。

 豚もつ煮込み(480円)も頼んでみた。野菜が多いタイプである。

 前菜、刺身、煮込みときたので、焼き物の中から鳥もも(120円)を2本お願いする。

 とても、大串で美味しいももであった。

 讃岐うどん(500円)もあるので、しめに良いかも知れない。
 瓶ビール(360円)は小瓶なので独り客にはちょうど良い。これを最初に飲んで、後は酒や焼酎を飲みながら料理を楽しみ、最後は讃岐うどんでしめる。

 SAKURA芋焼酎ど黒のお湯割りを頼んでいた。

 トイレも明るく綺麗。これは今時は必要な要因である。

 5時30分から6時30分まで1時間の滞在。
 お勘定は二人4,100円であった。

 外に出て、階段を上がりながら話す。

 「良いお店を見つけたよね」
 「大岡山に来た時、ちょうど良い店が出来たね」
 「なんていうお店だっけ・・・」
 「あっ、そうだ、忘れてた」

 急いで階段をかけおりて、お店の前まで戻って、前述の赤提灯の隣に暖簾を発見した二人であった。

 

 店名は「りきちゃん」であった。
 失礼な話なので、心の中でお店に陳謝したい。

 「りきちゃん」は、また来てみたいお店であった。




  

大岡山 季節の旬彩「りきちゃん」
住所 東京都大田区北千束3-26-12 B1
電話 03-3728-3308
定休日 不定休
営業時間 17:00~24:00
交通 東急大井町線・目黒線大岡山駅下車徒歩1分。
公式ブログ→「りきちゃんのブログ」


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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