五反田 居酒屋「加賀屋」五反田店
Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第549回 2014年3月1日(土) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
五反田 居酒屋「加賀屋」五反田店
~ 見落としていたこと ~

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二十数年前、私がよく出没した東京城東地区には「加賀屋」がたくさんあった。
大規模チェーン居酒屋には当時からあまり行きたくなかった。加賀屋がどこにあるかを覚えておけば、いつもと違う街で飲みたくなった時にも助かった。ゆえに、「困った時の加賀屋」である。加賀屋は暖簾分けで増えたお店でチェーンやフランチャイズではない。
ただし、「加賀屋共栄会」という会があって、入っているお店と、そうでないお店があり、見分け方としては看板に「やっこだこ」のマークが入っているのが「加賀屋共栄会」のお店とのこと。
さらに、店名も微妙な違いがあって、実は「加賀屋」の他に「ニュー加賀屋」「加賀廣」「加賀藤」がある。
西五反田のTSUTAYAに、前から探していたパトリス・ルコント監督の映画「大喝采」のビデオテープがあるという情報を俳優の山岡竜生君から受け取った。
SAKURAと二人、同店でそのビデオを借りた後、すぐ近くの目黒川沿いを歩いていた。二人で行動をすれば、用事を済ませた後、居酒屋に寄ってしまうのが当たり前のようになっている。
五反田駅南側の辺りに、昔から何度も行っている「加賀屋」があることを思い出した。
この「居酒屋探偵DAITENの生活」での紹介も見落としていたのである。
第539回で紹介した酒蔵「ごたん田」の並び、同じ建物の2階に「加賀屋」はあった。また、同じビルの1階には第196回で紹介した立呑処「新橋へそ」五反田店もある。
外看板を下から見あげると「やっこだこ」が店名の上にあった。脇の階段をあがりきったところの壁にも「やっこだこ」を見ることが出来た(下写真)。「加賀屋共栄会」のお店である。
←階段上
階段を上がって左手の入口を開けて入ると、右手には4人テーブルが3つ。その前にカウンター席が6席。カウンターの中は調理場である。左手の川に向かって窓のある側には4人テーブルが8つと8人テーブルが1つあった。その8人テーブルに6人のグループ客。その他の4人テーブルのうち、三つほどうまっている。我々二人は入口左手の4人テーブルに座った。
注文を女性がとりにくる。お通しは大根のキムチ風。
私は黒ホッピーセット(400円)を氷なしで頼む。SAKURAはウーロンハイ(370円)である。
ホッピージョッキに焼酎が入ったものと黒ホッピーの瓶がやってくる。焼酎の中にはレモンの小片が入っている。好きなスタイルだ。そして、女性がマドラーを手渡してしてくれた。
「これいりません」と言って返してしまった。
氷無しの焼酎入りのホッピージョッキに、黒ホッピーを一期に投入。その勢いで焼酎とホッピーを混ぜるのである。
ゆえに、マドラーはいらないことになる。SAKURAに説明すると、もう聞き飽きたという反応。
つまみは、タコブツ(480円)とネギマ(2本)(240円)を頼む。
「塩、タレどっちですかあ~」と聞かれる。
「塩でお願いします」と私。
しばらくして、お盆に鉢を載せた同じ女性がやってくる。
「マグロブツどうぞ」
出てきたのはちゃんとタコブツであった。
「本日のおすすめ、どうですか~?」とすすめてくれる。
「それじゃ、菜の花辛子あえね」と私。
「はい、ナノハナ・・・」
この時期、菜の花辛子あえ(380円)は定番のつまみである。
女性たちはとても仕事熱心で、各テーブルの空いた器はどんどん持っていってしまう。
でも、ホッピー瓶はジョッキの隣に並べ、眺めながら飲みたい。ホッピー瓶が隣に無いと、ホッピーなのに、泡のなくなった生ビールに見えてしまうのである。
洗い物がたまらないようにする為、どんどん器を持ってゆくのは私は良いと思う。
ホッピー瓶は少しの間は許して欲しい。ホッピー好きの小さな楽しみに、ちょっとつきあって欲しいのである。
2杯めはホッピーセット(400円)の氷り無しを頼む。今度は白ホッピーである。
五反田駅の近くである。気が付けば店内はかなり混んできた。店内に流れるゆるい空気を楽しんで外に出た。
5時15分から6時15分まで1時間の滞在。お金を払って扉をあけると、降りる時にだけ見える階段の上の壁にこうかいてあった。
「本日の御来店 有りがとうございました 店主」(写真)
←階段上 反対側の壁
後半の飲物と合計金額を忘れてしまった。
店内のゆるい空気と共に、私の脳もゆるくなってしまったのだろうか?

五反田 居酒屋「加賀屋」五反田店
住所 東京都品川区西五反田1-4-8 秀和レジデンス2F
電話 03-3490-0333
定休日 日曜祭日
営業時間 17:00~23:30
交通 JR五反田駅下車徒歩2分。東急池上線五反田駅下車徒歩3分。都営地下鉄浅草線五反田駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE
居酒屋探偵DAITENの生活 第549回 2014年3月1日(土) 【地域別】 【時間順】 【がっかり集】
五反田 居酒屋「加賀屋」五反田店
~ 見落としていたこと ~




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二十数年前、私がよく出没した東京城東地区には「加賀屋」がたくさんあった。
大規模チェーン居酒屋には当時からあまり行きたくなかった。加賀屋がどこにあるかを覚えておけば、いつもと違う街で飲みたくなった時にも助かった。ゆえに、「困った時の加賀屋」である。加賀屋は暖簾分けで増えたお店でチェーンやフランチャイズではない。
ただし、「加賀屋共栄会」という会があって、入っているお店と、そうでないお店があり、見分け方としては看板に「やっこだこ」のマークが入っているのが「加賀屋共栄会」のお店とのこと。
さらに、店名も微妙な違いがあって、実は「加賀屋」の他に「ニュー加賀屋」「加賀廣」「加賀藤」がある。
西五反田のTSUTAYAに、前から探していたパトリス・ルコント監督の映画「大喝采」のビデオテープがあるという情報を俳優の山岡竜生君から受け取った。
SAKURAと二人、同店でそのビデオを借りた後、すぐ近くの目黒川沿いを歩いていた。二人で行動をすれば、用事を済ませた後、居酒屋に寄ってしまうのが当たり前のようになっている。
五反田駅南側の辺りに、昔から何度も行っている「加賀屋」があることを思い出した。
この「居酒屋探偵DAITENの生活」での紹介も見落としていたのである。
第539回で紹介した酒蔵「ごたん田」の並び、同じ建物の2階に「加賀屋」はあった。また、同じビルの1階には第196回で紹介した立呑処「新橋へそ」五反田店もある。
外看板を下から見あげると「やっこだこ」が店名の上にあった。脇の階段をあがりきったところの壁にも「やっこだこ」を見ることが出来た(下写真)。「加賀屋共栄会」のお店である。

階段を上がって左手の入口を開けて入ると、右手には4人テーブルが3つ。その前にカウンター席が6席。カウンターの中は調理場である。左手の川に向かって窓のある側には4人テーブルが8つと8人テーブルが1つあった。その8人テーブルに6人のグループ客。その他の4人テーブルのうち、三つほどうまっている。我々二人は入口左手の4人テーブルに座った。
注文を女性がとりにくる。お通しは大根のキムチ風。
私は黒ホッピーセット(400円)を氷なしで頼む。SAKURAはウーロンハイ(370円)である。
ホッピージョッキに焼酎が入ったものと黒ホッピーの瓶がやってくる。焼酎の中にはレモンの小片が入っている。好きなスタイルだ。そして、女性がマドラーを手渡してしてくれた。
「これいりません」と言って返してしまった。
氷無しの焼酎入りのホッピージョッキに、黒ホッピーを一期に投入。その勢いで焼酎とホッピーを混ぜるのである。
ゆえに、マドラーはいらないことになる。SAKURAに説明すると、もう聞き飽きたという反応。
つまみは、タコブツ(480円)とネギマ(2本)(240円)を頼む。
「塩、タレどっちですかあ~」と聞かれる。
「塩でお願いします」と私。
しばらくして、お盆に鉢を載せた同じ女性がやってくる。
「マグロブツどうぞ」
出てきたのはちゃんとタコブツであった。
「本日のおすすめ、どうですか~?」とすすめてくれる。
「それじゃ、菜の花辛子あえね」と私。
「はい、ナノハナ・・・」
この時期、菜の花辛子あえ(380円)は定番のつまみである。
女性たちはとても仕事熱心で、各テーブルの空いた器はどんどん持っていってしまう。
でも、ホッピー瓶はジョッキの隣に並べ、眺めながら飲みたい。ホッピー瓶が隣に無いと、ホッピーなのに、泡のなくなった生ビールに見えてしまうのである。
洗い物がたまらないようにする為、どんどん器を持ってゆくのは私は良いと思う。
ホッピー瓶は少しの間は許して欲しい。ホッピー好きの小さな楽しみに、ちょっとつきあって欲しいのである。
2杯めはホッピーセット(400円)の氷り無しを頼む。今度は白ホッピーである。
五反田駅の近くである。気が付けば店内はかなり混んできた。店内に流れるゆるい空気を楽しんで外に出た。
5時15分から6時15分まで1時間の滞在。お金を払って扉をあけると、降りる時にだけ見える階段の上の壁にこうかいてあった。
「本日の御来店 有りがとうございました 店主」(写真)

後半の飲物と合計金額を忘れてしまった。
店内のゆるい空気と共に、私の脳もゆるくなってしまったのだろうか?

五反田 居酒屋「加賀屋」五反田店
住所 東京都品川区西五反田1-4-8 秀和レジデンス2F
電話 03-3490-0333
定休日 日曜祭日
営業時間 17:00~23:30
交通 JR五反田駅下車徒歩2分。東急池上線五反田駅下車徒歩3分。都営地下鉄浅草線五反田駅下車徒歩3分。
ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。
「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら。
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