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自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」第2回

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第550回 2014年3月2日(日) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



 ※記事の後半に3月16日再訪の追記あり


 自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」第2回

   ~ 焼き鳥店で「私はカモメ」 ~


 


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 日曜日にSAKURAの芝居の稽古やワークショップが行われることが多い。
 (因みに、2014年3月30日にもSAPのレッスンを公開で実施。)

 仕事帰りにちょっと一杯というのは、誰でもよくあること。それには、やはり駅の近くのお店が良い。
 焼き鳥「やっちゃん」である。

 2013年11月25日第535回で紹介した時も日曜日の訪問であった。 
 東横線と大井町線の交叉するターミナル駅、自由が丘のガード下側の北口から左斜めを見ると、すぐそこに「自由が丘デパート」の入り口がある。入ってすぐの階段またはエレベーターで3階まで上がって、廊下を歩いた右手最初のお店である。
 (自由が丘北口改札で息を止め、そのままお店まで行ける近さといえる。因みに南口側からこの実験をやると、途中で倒れるのでやめた方がよい。)

 「自由が丘デパート」3階の廊下から小さな四角いガラス窓がいくつかあって、そこから店内が少し見える。窓からのぞくとマスターが気づいてくれた。手前カウンター側だけを見るとお客さんがいっぱいである。一瞬、「満席かな?」と思うが中からマスターが手招きをしてくれた。
 SAKURAと二人、入口のボタンを押して、自動ドアから中に入る。
 前回の時、帰り際に「また、奥さんともどうぞ」と言ってくれた通り、二人での訪問である。
 
 L字カウンターの手前側一直線の席に、たくさんの皆さんが座っていらっしゃる。その方々の背後を通らせてもらい、右手奥に回り込み、一番奥の席に座らせてもらった。
 まずは、サッポロビール赤星大瓶(600円)で軽く乾杯である。

 最初に頼んだのは、かしら(100円)、たん(100円)各2本。

 ビールはSAKURAに任せて、私はレモンハイ(380円)に切り替える。
 レモンハイを作るマスターの手元を見る。氷の入ったハイサワーグラスの真ん中まで金宮焼酎が入る。
 私には濃いので「チビチビ飲まなければ」と思う。でも途中から忘れてしまう。

 この位置から店内を見るのは初めてである。ロイ・リキテンスタインの有名な絵のポスターが貼ってある。ビートルズに関するグッズがあったり、店内に流れる音楽は懐かしいポップミュージックやロックであったりする。

 厚揚げ(280円)とコンブの煮物(280円)をお願いする。
 すぐに出てきたコンブの煮物は、味付けが濃すぎずちょうど良い。SAKURAのお気に入りとなった。 
 SAKURAの次の飲み物はグラスワイン赤(400円)である。
 マスター「勝手にやってね」とボトルとグラスを渡してくれる。
 2杯目を飲む時は自己申告をすることにしよう。流れる歌は、ジャニスジョプリンとなった。

 トマト割りを飲んでいるお客様がいるので真似をしてみることにした。
 メニューに無いので、マスターに値段をこっそり聞いてしまった。トマト割りは380円。
 カルピス割り(380円)やお茶割り(380円)もあるとのこと。

 厚揚げが懐かしい。昔、以前のお店でマスターが毎回のようにすすめてくれた厚揚げである。
 「かつぶしがのっているのが昔と違うでしよ」とマスター。進化しているのだ。
 かつぶし、ネギ、しょうががこんなにたくさん乗った厚揚げをあまり見ない。美味しい。

 演劇のプロであるSAKURAチェーホフ戯曲「カモメ」からとった言われた、有名な女性宇宙飛行士テレシコワの言葉「私はカモメ」「私はアヒル」と言ってしまい、なぜかツボに入ってしまったのか、彼女は笑い続けていた。
 因みに、当時、テレシコワのコードネームが「チャイカ(かもめ)」であり、「ヤー・チャイカ」(こちら、チャイカ)と事務的に言った言葉を日本では、チェーホフの戯曲「かもめ」と結びつけて考えてしまったそうなのである。面白い。

 おつまみ南部せんべい(250円)というものをSAKURAが発見する。柿の種と混ぜた味付してある南部せんべいである。塩分が強めなので酒がすすんでしまう。

 チューハイ(380円)をいただき、「私はアヒル」の笑い話が続く。
 店内を見れば、びっくりするくらい若いカップルが多くなっている。日曜日の自由が丘らしい瞬間かもしれない。
 手元の赤ワインのボトルから自己申告でチェックしてもらい、グラスワイン赤(400円)を私も飲む。

 午後6時から7時半までの1時間半ほどの滞在。私としては、ちょっと飲み過ぎである。お勘定は二人で3,120円。

 「また来ます」。マスターの合掌で送られ、外に出る。

 お店を出ても建物の中なのである。3月に入ってもまだまだ凍えるほど寒い街中に急に出ないですむのが良い。
 自由が丘駅改札まで近いのも助かる。急いで、帰ろう。
 しかし、息を止めて一期に走るのは危険である。
 そんな歳ではないのだ。


   ※   ※   ※

 追記 2014.3.16 再々訪問記

 日曜日の夜10時である。
 自由が丘改札前の焼き鳥「やっちゃん」で稽古帰りのSAKURAと待ち合わせた。
 5分ほど先に到着していたSAKURAは、入口を入って右手側に座って、サッポロビール大瓶・赤星(600円)とセロリイカマリネ(280円)で先に飲んでいた。

 実は、私は日曜日の早い時間ばかり来るのでお会いしたことは無いのだけれど、今日はいつもの女性の方が休みとのことで、ピンチヒッターの元気な女性がカウンターの中におられた。ビールのグラスをもらい、さっそくサッポロ赤星で乾杯である。
 
 「おすすめボード」が右の壁から一番カウンターの長い部分からよく見える場所にかかっていた。
 マスターによれば、お客さんからの要望に応えたとのこと。

 セロリイカマリネは、干したイカとセロリをマリネしたもので、なかなか良いツマミである。自宅でもやってみたいと思う。

 トマト割り(380円)は、グラスの真ん中より上まで焼酎である。

 「濃いなあ、今日も・・・」と、一口飲んで言ってしまう。
 
 「おすすめボード」を再びよく読むと次のようなことが書いてあった。

 「3月26日から4月5日まで店主留守の為、焼き鳥のみお休みします」

 マスターが不在でも、焼き鳥以外のつまみで留守の間も営業するのである。

 お酒も熱燗で2本飲んだ。
 マスターやお店の女性、そして、常連の方々お二人と楽しくお話をした。
 女性は、いつもはお客様の方とのこと。その方の普段の「お仕事」の話で盛り上がった。実は凄い人なのである。

 グラスワイン赤(400円)をいただく、すると今日もボトル1本まるまる口開けで出してくれた。

 でも、話が面白くなってしまい、結局、自己申告で5杯をいただき、ぴったり5杯目でボトルは空になった。
 
 最初からボトル1本で頼めばよかったのである。結局、1本1,800円のお値段にしてくださった。

 午後10時10分から午後12時10分まで2時間の滞在。お勘定は2人で4,260円であった。

 今日も楽しい時間を過ごすことができた。

 
 (了)

 
 お知らせ 3月26日から4月5日までマスターが留守の為、焼き鳥のみお休み、お店は営業とのこと


     ※   ※   ※

 追記 2014.3.21

 こちらにも訪問記があります。

 追記 2014.5.6

 こちらにも訪問記があります。


自由が丘 焼き鳥「やっちゃん」 
住所 東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3階 
電話 090-2627-6333
営業時間 18:00~24:00
定休日 水曜日
交通 東急東横線・大井町線自由が丘駅から徒歩1分




ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

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