下丸子 居酒屋「清水屋」

Life of the izakaya detective DAITEN
居酒屋探偵DAITENの生活 第553回 2014年3月31日(月) 【地域別】  【時間順】  【がっかり集】



 


 下丸子 居酒屋「清水屋」

  ~ ずっと気になっていた改札前のお店 ~

  
 
 
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 以前、友人数人と東急多摩川線の下丸子に来たことがあった。
 なんとなく流れでごく普通の「今時のお店」に入ってしまった。ちょっと小洒落た感じのそのお店に入って2時間ほど飲んだ。後日、その友人たちに聞いてみると、どうやら私を含め全員が同じことを考えていたようなのである。そのお店は、やはり、我々の仲間の感覚とは違う内容だった。親父には「親父酒場」が必要なのである。
 「ずっと前から気になっていたよなあ、このお店・・・」。そう思いながら、その日、お店の前を通り過ぎてしまったのであった。

 気になり始めると収まりがつかない、そこで今日改めて来てみたのである。そのお店は下丸子駅の多摩川方面改札前にある。改札を出てすぐなので、迷うことは無い。入り口の上のアクリル看板にも脇に置いてあるアクリル看板にも毛筆の書体で「清水屋」と大きく書いてある。

 ガラスの引き戸を開けて中に入る。ガラス越しに店内が見えるので躊躇いはなかった。
 入ると左手にレジがあり、その向こうがカウンター席。カウンターの中は調理場の様子。手前右手にお酒などを作る場所があり、その奥側にテーブル席がいくつかあって、奥左手にもテーブル席、さらに奥は小上がり座敷席になっている。外から想像していたよりも広いお店だ。

 カウンター右端に一人、手前左端にも一人、先客の方がいらっしゃる。お二人の真ん中辺りに座らせてもらった。
 目の前のカウンター上の壁、調理場との間の冷蔵ケースの前側、側面、背後、全ての壁に手書きメニューが貼ってある。その多さに圧倒された。始めて来店した人はみなそうに違いない。 
 まずは飲物はどうしようかと考える。メニューの中に飲み物を探す。しかし、ビールとかサワーとかいう文字がない。
 カウンター端に笑顔のママさん。調理場の中にマスターがいらっしゃるようだ。

 「うち、お酒は出ていないんで・・・」とママさん。
 
 意味がつかめずにいる私である。やっと、お酒のメニューが出ていないという意味だということが解った。

 「サワーとかビールとか、お酒とか・・・」とママさん。
 「生ビールとかは・・・」と私。
 「生ビールはグラスもありますよ」
 「それじゃ、グラスでお願いします」と、通風を恐れてジョッキではなくグラスにする私である。

 グラスといってもサワーグラスほどのサイズである。生ビールグラスをいただく。泡が美しい。そして、うまい。

 メニューを眺める。眺める。眺める。メニューに圧倒されたままである。
 やっと選んだのは、春、富山のホタルイカ刺身(580円)である。

 ホタルイカは脂肪肝に効果があるとの情報を得たばかりである。
 さっそく頼んでみる。

 常連の方々お二人とママさんとマスターとのやりとりを聞きながら、ホタルイカが来るのを待つ。皆さんの会話が面白い。

 ホタルイカが美味い。さらに、刺身類を食べてみたくなる。
 シーズン最後の上ぶり ぶりの自然薯山かけ(500円)をいただくことにする。
 メニューには、どれも品名の前にキャッチフレーズが書いてあるのだ。
 ブリがやってくる。

 「ブリには下味がついているんで、味をみてからかけてください」とママさん。ブリと一緒にタレをついてくるのである。
 マグロの山かけはよく食べるけれど、ブリの山かけは珍しい。これも美味しかった。

 常連さんとのかけあいがすごい、途切れることがなく、会話が弾みに弾む。

 「あの、ビールのつまみ三種盛りって何ですか?」とママさんに聞いてみた。
 「三種盛りは何だっけ?」と、ママさんがマスターに聞いてくれる。
 「今日は、キンピラと・・・ポテサラと・・・ええと、なんだっけ・・・」マスターの声が調理場の中から聞こえた。
 そして、「今、考えます」とのこと。
 「それじや、楽しみにということで、それおねがいします」と答えた。

 ビールのつまみ三種盛り(450円)が出てきた。気になる3品目は、ホタルイカ、うど、わかめ、菜の花和えものであった。ホタルイカ好きとしては、もう一度食べられるのがうれしい。そこで、生ビールグラスを追加する。
 プリン体を恐怖する私が生ビールをお代わりするのも珍しいのである。ビールを楽しみ、春の旬の食べ物を楽しむことが出来た。

 さて、帰ることにしよう。
 午後6時50分から7時35分まで45分の滞在。2杯3品で2,570円であった。

 財布の中の小銭を出させてもらうのに手間取った。「ゆっくりどうぞ」とママさん。
 マスターとママさんと常連の皆さんの話題は、満開の桜、昨晩の春の嵐、二十世紀桜まつり、明日からの消費税増税の話と次々に変わってゆく。歯切れの良いその会話を聞いているだけでも楽しかった。
 次回は、友人たちを連れてこようか。常連さんたちのように焼酎ボトルを入れてしまうのが良いかもしれない。


  


下丸子 居酒屋「清水屋」下丸子店
住所 東京都大田区下丸子3-6-7
電話 03-3757-3070
定休日 土曜・日曜
営業時間 
交通 東急多摩川線下丸子駅徒歩10秒。


ホッピー原理主義者とは?
ホッピービバレッジが推奨する飲み方【3冷】を【原理】として、どこの酒場でもできるだけ原理通りの飲み方をしようと努力する酒飲みのこと。特に、大量の氷と多すぎる焼酎を入れたホッピーは、焼酎のオンザロックのホッピー味であって、本当の「ホッピー」ではないと考える。ホッピービバレッジの「飲み方いろいろ」を参照。

「ホッピーを原理主義的に飲む方法」はこちら

実力派俳優になりたい方はこちらを是非ごらんください→ 守輪咲良のSAKURA ACTING PLACE

テーマ : 居酒屋
ジャンル : グルメ

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プロフィール

新岳大典

Author:新岳大典
新岳大典(ARATAKE DAITEN)
作家・コーディネーター。

居酒屋探偵daiten(izakaya detective DAITEN)として活動。劇集団咲良舎制作。多目的スペース「かたびら・スペース・しばた。」クリエイティブ・ディレクター。
演出家守輪咲良のブログ「さくらの便り」ブログ「人間日和」を運用中。
2011.7よりfacebook参加。2011.8より「ブクログのパブー」にて居酒屋短編小説を中心に発表開始。
 2014年9月6日より独自ドメイン取得によりURLがhttp://daitenkan.jp/に変更。

 なお、ブログのプロフィール写真は仙台四郎(せんだいしろう)の人形を撮影したもので新岳本人ではない。
 その時代、仙台四郎が訪れる店は繁盛するとして各地でもてなされたそうである。没後は商売繁盛の「福の神」としてその写真が店に飾られるようになったとのこと。

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